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鄭 (姓)
漢姓 (てい) ウィキペディアから
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鄭(てい)は、漢姓の一つ。
中国
要約
視点
鄭(チェン)は、中国の姓の一つ。春秋戦国時代の諸侯国の一つ、鄭に起源を持つとする。
2020年の中華人民共和国の第7回全国人口調査(国勢調査)に基づく姓氏統計によると中国で21番目に多い姓であり、1291.58万人がいる[1][2]。台湾の2018年の統計では第12位で、443,702人がいる[3]。
起源
- 姫姓鄭氏
- 子姓鄭氏
- 廩君蠻
歴史
秦末から晋代にかけて、鄭氏は現在の浙江省、陝西省、山東省、湖南省、湖北省、四川省、安徽省、河北省、山西省などに広がった。滎陽郡開封県を本貫とする滎陽鄭氏は北魏の時代に「四姓」と呼ばれる名門の一角をなすなど貴族として栄え、唐代にも多くの宰相を出した。
西晋以後の中原の動乱を避けて現在の福建省地域に移住した人々の中に多くの鄭氏がおり、鄭氏は福建で多い姓の一つとなっている(八姓入閩)。唐初には河南鄭氏の一部が現在の福建に移住をはじめ、唐代末期にはより多くの鄭氏が福建に進出した。明末、鄭成功は台湾に鄭氏政権を樹立し、これとともに台湾にも多くの鄭氏が移住した。
清代には海外へも移民した(華僑・華人参照)。タイの華人で潮州府(現在の広東省潮州市)に起源を持つタークシン(鄭昭、もとの名は鄭信)は18世紀後期にタイを平定した(トンブリー王朝)。トンブリー王朝に替わってチャクリー王朝を開いたラーマ1世も漢名として「鄭華」を称しており、当代(2018年現在)のラーマ10世も「鄭冕」という漢名を持つ。
著名な人物
- 鄭国 - 戦国時代の韓の技術者。秦国内に鄭国渠を造成。
- 衛青 - 前漢の将軍。母方の衛姓を名乗っているが、父方の姓は鄭である。
- 鄭玄 - 後漢の学者。
- 鄭道昭 - 北魏の書家。父の鄭羲を顕彰した鄭文公碑を記した。
- 鄭応沖 - 北宋の婺州浦江県人。
- 鄭和 - 明の宦官・武将。本姓は馬で、鄭姓は永楽帝から賜ったもの。
- 鄭芝龍 - 明の貿易商・海賊。
- 鄭成功 - 明末の将軍。鄭芝龍の子。台湾に鄭氏政権を樹立した。隆武帝から朱姓を称することを許され、「国姓爺(こくせんや)」と呼ばれる。
- 鄭先甲 - 明末の進士。山東省琅邪郡出身。
- 鄭燮 - 清代の書家・文人。
- 鄭孝胥 - 清末・満洲国の政治家。
- 鄭振鐸 - 中華民国・中華人民共和国の作家・政治家。
- 鄭義 - 中華人民共和国出身、アメリカ合衆国在住の小説家。
- 鄭智 - 中華人民共和国のサッカー選手。
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朝鮮
要約
視点
金・李・朴・崔とともに朝鮮の五大姓の一つ。大韓民国の統計庁の2015年の調査によれば、人口は2,151,879人である[4]。
著名な人物
- 鄭夢周 - 高麗末期の儒学者・政治家。
- 鄭道伝 - 高麗末期から朝鮮初期の儒学者・政治家。
- 鄭汝立 - 朝鮮中期の官僚。
- 鄭澈 - 朝鮮中期の官僚・文人。
- 鄭周永(チョン・ジュヨン) - 韓国の経済人、現代財閥創始者、国会議員。
- 鄭夢準(チョン・モンジュン) - 韓国の政治家、国会議員。鄭周永の子。
- 鄭鎬溶 - 韓国の軍人、政治家。
- 鄭石謨 - 韓国の国会議員、元内務部長官。
- 鄭大哲 - 韓国の国会議員。
- 鄭義和 - 韓国の政治家、元国会議長。
- 鄭東泳 - 韓国の国会議員、外交官。
- 鄭義溶 - 韓国の外交官、国会議員、元外交部長官。
- 鄭斗彦 - 韓国の国会議員。
- 鄭珉哲(チョン・ミンチョル) - 韓国のプロ野球選手。
- 鄭珉台(チョン・ミンテ) - 韓国のプロ野球選手。
- 鄭大世(チョン・テセ) - サッカー選手。
- チョン・キョンファ(鄭京和) - 韓国のバイオリニスト。
- チョン・ミョンフン(鄭明勲) - 韓国の指揮者・ピアニスト。チョン・キョンファの弟。
- ジェヒョン - 韓国の歌手。男性アイドルグループNCTのメンバー。本名は鄭閏伍(チョン・ユノ)。
- J-HOPE - 韓国のアイドルグループ・BTSのメンバー。本名は鄭号錫(チョン・ホソク)。
氏族
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ベトナム
鄭(チン)は、ベトナムの姓の一つ。
16世紀、後黎朝の重臣鄭検は国政の実権を握り、北部(トンキン)に実質的に独立した政権(1545年 - 1787年)を作り上げた。
著名な人物
- 鄭松 - 鄭検の次男。
琉球
鄭(てい)は、琉球王国の士族が持った唐名(からなー)の姓の一つ。
→「沖縄県の名字」も参照
氏族
著名な人物
脚注
関連項目
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