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日本の漫画家 ウィキペディアから
遠山 えま(とおやま えま、5月23日[1] - )は、日本の漫画家、イラストレーター。東京都出身[1]。女性。漫画家の遠山光はおじに当たる[2]。
「わたしに××しなさい!」は、2012年開催の第36回講談社漫画賞児童部門を受賞しており[3]、同年ドラマCD化[4]、2018年にはムービーコミック化[5]・テレビドラマ化&実写映画化[6]と多くのメディアミックスがなされている。
2024年4月には掲載誌『なかよし』(講談社)の創刊70周年と遠山のデビュー20周年を記念し、「ヴァンパイア男子寮」がテレビアニメ化[7]。
小学1年生の頃に高橋留美子作の漫画「らんま1/2」を読んだことがきっかけとなって絵を描き始め、小学4年生の頃になるとコマを割って漫画を描くようになる[8]。高校生の時にも個人的に漫画を描き続けていたが、職業としての漫画家を本格的に目指し始めたのは学校を卒業してからだった[8]。なお本格的に漫画家を目指すことになったきっかけは、一度就職したゲーム会社の同僚であったみもりが漫画家デビューしたことであったという[9]。2002年に「1年でプロになれなかったら諦める」との思いで『なかよし』(講談社)10月号に漫画を初投稿[8]。以後『なかよし』へ数回の投稿を経て2003年に「天使のタマゴ」でなかよし新人まんが賞において西野芹香(笹野鳥生)以来7年ぶりとなる特選を受賞し、同作が前述の「1年」という期限内となる9月号に掲載されデビューを果たす[8]。
2004年には初連載作品となる「ゴックン!ぷーちょ」を『なかよし』にて開始し、以後も10年以上にわたり同期の桃雪琴梨・明日賀じゅんらと共に『なかよし』作家陣の一翼を担っている。2012年開催の第36回講談社漫画賞では、「わたしに××しなさい!」で児童部門を受賞した[3]。なお商業誌での執筆の傍らチャリティ活動にも取り組んでおり、東日本大震災の被災者を支援する為に他の漫画家と共同で東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」に執筆している。
前述の新人賞・なかよし新人まんが賞となかよしまんがスクールの審査員も担当している[10]。
連載2作目の「ママコレ」までは主人公の絵柄が無邪気な明るいタッチで描かれており、内容もファンタジー要素の強い作品が多かったが、連載3作目となった「ココにいるよ!」からはそれらが一新され、時に暗く重いテーマが隠されるようになった。2008年より少年及び青年向けの漫画雑誌にも進出しており、アスキー・メディアワークスの『電撃「マ)王』にて2008年3月号より「イチ・らぶ・キュウ」を、スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』にて2009年4月より「ひゃくえん!」の連載を開始した。このように様々なジャンルの作品を非常に速い執筆スピードで発表し続けているため、一時期は月刊誌掲載作品4つを含む計7作品を同時に連載していた時期もあり、講談社内では「遠山えまは5人いるのではないか」という噂が立っているという[9]。また多くの連載を抱える中、『まんがタイムファミリー』(芳文社)の表紙イラストを2010年10月号から2015年4月号にかけて毎号担当していた(作品は「ぽちゃぽちゃ水泳部」)。
漫画の執筆方法としては2013年時点ではアナログ執筆であり、髪などの細い箇所を描く際には新しいペン先を使用し、顔の輪郭など太い線が必要な箇所には古いため太い線になってしまうペン先を使用していた[8]。なお丸ペンの種類は日光であった[8]。2023年時点ではデジタル執筆に移行している[9]。
カラーイラストはデビュー時からデジタル執筆であり、2016年時点では「ペイントツールSAI」「CLIP STUDIO PAINT PRO」「Adobe Photoshop」を用いている[11]。
各巻の詳細は該当項目を参照。
など。
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