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諏訪地方連続放火事件(すわちほうれんぞくほうかじけん)とは、2006年(平成18年)4月から5月にかけて、長野県諏訪地方の諏訪市・諏訪郡下諏訪町で中学校の体育館・資材小屋・自動車が放火され全焼し、さらに茅野市でも放火が行われた連続放火事件。諏訪市在住の自称「熊田曜子ソックリさん」でくまぇりと名乗っていた当時20歳の女性(2016年に刑務所を出所)が、自身のブログで火災写真を掲載していたことでも注目された[1][2]。
女性は諏訪地方と茅野市で以下9件の放火事件を起こした。
女性は、自称ネットアイドルとしてブログを開設するなどしており、自ら放火した火災の様子を収めた写真を、近所で火災があったとして自身のブログに掲載していた[2][8]。女性が逮捕された後も関連サイトがすぐには閉鎖されなかったため、この事件はインターネット上でも「火事手伝い」として大きな話題となった[9]。また、現場で撮影した写真が地元紙に掲載されたこともあったが、その時は第三者を装って地元紙に提供していた[10]。
2006年7月8日、長野県警捜査一課と諏訪警察署は女性を建造物等以外放火容疑で逮捕した[2]。逮捕後の調べに対し女は、動機として「(いじめによる)母校への恨み」[11]や「地元(諏訪市)を有名にしたかった」などと供述していた[12]。
2006年9月25日、長野地裁松本支部(峯俊之裁判長)で初公判が開かれ、起訴された3件の放火事件のうち2件について女性は起訴事実を認めた[14]。その後、女性が自供した放火事件全9件について公判中に立件、追起訴された[4][15][16]。
2007年1月29日、2006年12月に追起訴された3件の放火事件について女性は起訴事実を認めた[17]。
2007年3月5日、論告求刑公判が開かれ、検察側は「自己中心的な動機に酌量の余地はない」として女性に懲役13年を求刑し、一連の裁判が結審した[18][19][20]。
2007年4月9日、長野地裁松本支部(峯俊之裁判長)で判決公判が開かれ「短絡的で自己中心的な動機に酌量の余地は全くない」として女性に対し懲役10年の判決を言い渡した[21]。判決言い渡し後、裁判長は「あなたはまだ若い。社会復帰してからの時間の方が長い。反省し、罪を償い、自分の生きる道を探って欲しい」と説諭した[22]。
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