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日本の茨城県の道路 ウィキペディアから
茨城県道249号山方水府線(いばらきけんどう249ごう やまがたすいふせん)は、茨城県常陸大宮市から常陸太田市に至る一般県道である。一部、未開通区間がある。
茨城県常陸大宮市(旧・山方町)から常陸太田市(旧・水府村)を東西に結ぶ一般県道である。起点・終点の自治体名は平成の大合併によって改称し消滅したが、本県道の路線名称はそのまま継承されている。両市境は急峻な八溝山地によって阻まれており不通区間となっている。
1993年(平成5年)4月1日、前身にあたる県道折橋山方線は、一部区間が国道461号に昇格したことにより同日廃止[4]されて、残存区間である県道常陸太田大子線交点から県道常陸太田烏山線交点までが、新たに山方水府線として路線認定された。1995年(平成7年)に整理番号249に変更され現在に至る。
未開通区間があるため地域間の連絡道路となっておらず、いわゆる盲腸線である。供用済みの県道の大部分は常陸大宮市諸沢地区にあり、同地区の生活道路になっている。一方、常陸太田市側の区間はわずか数百m程でしかない。幅員は全区間センターラインの無い1〜1.5車線の道路で、山奥になるほど道は狭い傾斜路となってゆき、最小幅員2.8mの車どうしのすれ違いが困難な道となる[1]。最奥部の2.1kmの区間は連続雨量220ミリになると通行止め規制となっている。
本県道は諸沢川沿いの山間部にあり、沿線は自然に囲まれた集落が点在する。不通区間部に近い最奥部(諸沢地割地区)は崖沿いの斜面に道路があり、線形が悪く高低差もある。本路線の不通区域は地割自然環境保全地域(昭和60年8月1日茨城県指定)[10]で、稜線の西側各所で垂直に近い岩の崖斜面となっている動植物豊かな自然地域である。
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