Loading AI tools
ウィキペディアから
『私…』(わたし…)は、1977年1月2日から1978年3月26日まで、東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放送されたテレビ番組(ミニ番組)である。全64回。
放送時間は毎週日曜日21:48 - 21:54(JST。1977年3月13日と1977年5月22日は放送時間を変更)の約5 - 6分間。『日曜ビッグスペシャル』のすぐ後の時間で放送されていた。総出演者数は52人。1978年1月1日から最終回の同年3月26日までの間は、一度出演した人が再登場していた。
演出は主にテレビディレクターで映像作家の佐藤輝が手掛けた。最初、広告代理店から本番組の制作を依頼された時の企画は『スターのご趣味拝見』というものだったが、結果、全く違うような番組になっていった[1]。全てフィルムで撮影され、各出演者が自分の趣味やこだわりを語るという内容が本筋ではあったが[2]、佐藤曰く「出たとこ勝負」で、各出演者の生々しさを表現すべく、思い付きやひらめきから出演者に無茶振りを要求するように制作され、美映像あり、狂乱、熱気、バイオレンスありと言った独特な演出が多くなっていった(#主な演出内容の節を参照)[1][2]。
撮影は夜の時間帯が多く、5分番組の場合フィルムは300フィートで充分な所を、本番組では10倍の3,000フィート用意し、そのフィルムがあり続ける限り撮影し続け、佐藤は「オールラッシュ、ネガ編集など映画1本制作するのと同様の手順を踏まなければいけなかったので、完成まで手間も金も掛かった」と話している[1]。しかしその結果、本番組ではあまりにも制作費がかかり過ぎて3,000万円の借金を抱えることになった(その後、パルコのCM撮影などを手掛けるなどの仕事をこなし、借金は完済したという)[1]。
オープニングテーマ曲はCharのギター曲『スモーキー』の間奏部分。また各回には、当時のヒット歌謡曲中心に佐藤が選曲して映像中に流し、演出として盛り込んでいたりもした[2]。
後日、2016年2月21日に同局で放送された『テレビ東京52年分の映像大放出!モヤモヤ映像廃棄センター〜こんなVTR新社屋に持って行けません〜』において、佐藤輝のインタビューと共に本番組が紹介された[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.