須磨寺
神戸市須磨区にある寺院 ウィキペディアから
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須磨寺(すまでら)は、兵庫県神戸市須磨区須磨寺町にある真言宗須磨寺派の大本山の寺院。山号は上野山(じょうやさん)。本尊は聖観音。新西国三十三箇所第24番札所。正式名称は福祥寺である。
須磨寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4丁目6-8 |
位置 | 北緯34度38分59秒 東経135度6分42.5秒 |
山号 | 上野山 |
宗旨 | 古義真言宗 |
宗派 | 真言宗須磨寺派 |
寺格 | 大本山 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | 仁和2年(886年) |
開山 | 聞鏡 |
開基 | 光孝天皇(勅願) |
正式名 | 上野山福祥寺 |
札所等 |
新西国三十三箇所第24番 真言宗十八本山第2番 摂津国八十八箇所第88番 摂津国三十三箇所第7番 西国愛染十七霊場第6番 福原西国三十三観音霊場第7番 神戸十三仏霊場第11番 神戸七福神(福禄寿尊) 神戸六地蔵客番 役行者霊蹟札所 神仏霊場巡拝の道第72番(兵庫第7番) |
文化財 |
木造十一面観音立像、絹本著色普賢十羅刹女像、本堂内宮殿及仏壇(重要文化財) 不動明王立像、十三重石塔、当山歴代古記録2巻ほか(県指定有形文化財) |
公式サイト | 大本山 須磨寺 |
法人番号 | 4140005000837 |
「須磨寺略歴縁起」によると平安時代の初め、漁師が和田岬の沖で聖観音像を引き上げた。その聖観音像を安置するために淳和天皇の勅命によって恵偈山北峰寺が建立された。そして仁和2年(886年)に光孝天皇の勅命によって聞鏡上人が上野山福祥寺を建立し、北峰寺よりその本尊である聖観世音菩薩像を遷して福祥寺の本尊としたのが始まりとされている[1]。しかし、「当山歴代」(県指定文化財)によれば、本尊聖観世音は嘉応元年(1169年)に源頼政が安置したとする。
慶長7年(1602年)には豊臣秀頼が片桐且元を奉行として本堂を再建している。
1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災で被災し、塔頭桜寿院本堂と塔頭蓮生院本堂が倒壊するなどの被害を受けたが、後に復興された。
平敦盛遺愛の「青葉の笛」や弁慶の鐘、敦盛首塚、義経腰掛の松など、多数の重宝や史跡が存在する[1]。源平を偲んで訪れる文人も多く、境内には正岡子規・松尾芭蕉句碑や、裏には、尾崎放哉の墓がある[1]。
本寺は由緒と関わらず、B級スポットとして紹介されることが多い。 また、本寺前の民宿には夏の高校野球選手権大会において各地の代表チームの宿泊所として使用されている民宿が多いことでも知られる。
青葉の笛を詠んだ芭蕉だが、実際に拝観料を払って見たかという点は定かではない[4]。
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