浦安D-Rocks

日本のラグビーチーム ウィキペディアから

浦安D-Rocks(うらやすディーロックス)は、千葉県浦安市をホストエリアとしてジャパンラグビーリーグワンに所属しているラグビーチームである。略称は「浦安DR」。練習グラウンドは浦安Dパーク

概要 正式名称, 創設年 ...
浦安D-Rocks
正式名称 浦安D-Rocks
創設年 2022年
本拠地 浦安市
グラウンド 秩父宮ラグビー場
えがお健康スタジアム
Jヴィレッジスタジアム
キューアンドエースタジアムみやぎ
代表 下沖正博 (代表取締役社長)
内山浩文 (ゼネラルディレクター)
ヘッドコーチ グレイグ・レイドロー
所属リーグ ジャパンラグビーリーグワン
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ファースト
ジャージ
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セカンド
ジャージ
公式サイト
urayasu-d-rocks.com
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概要

前身となる「NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安」(DIVISION1)が、2022年6月30日をもって活動終了。

2022年6月1日に、NTTドコモ40%、NTTコミュニケーションズ40%、日本電信電話20%の出資比率でラグビー事業会社「株式会社NTT Sports X」を発足し、NTTグループ内の再編チーム運営をスタートした[1][2](後述「NTT Sports X」を参照)。

2022年7月26日に新チーム名「浦安D-Rocks」が発表された。「D」はダイナミック(躍動)・ドリーム(夢)・ディライト(歓喜)、「Rocks」は岩のような力強さと、略語「ROX」の「すごい」「最高」という意味を込めている[3]。前身のチーム名がリーグ最長の29字だったが、企業名「NTT」も外して9字になった[4]

2022-23シーズンは、ジャパンラグビーリーグワンのDIVISION2でスタートした。ヘッドコーチには、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪から移籍したヨハン・アッカーマンが就任した[5]

2023年1月17、フランスのリヨンOU(LOU)とパートナーシップ契約を締結[6][7][8]

2024年1月25日、トンプソンルークが公式アンバサダーに就任[9]

2024年5月24日、2023-24シーズン入替戦において、DIVISION1 12位の花園近鉄ライナーズに2戦2勝し、DIVISION1への昇格が決まった。

2024年7月、ヘッドコーチにグレイグ・レイドローが就任[10]。2024年10月には千葉テレビとオフィシャルパートナーシップ契約を結び、2024-25シーズンにはホスト開幕戦を含むホストゲーム5試合をJ SPORTSのほか千葉テレビが中継を行う[11]。配信は、J SPORTSオンデマンドのほか、NTTドコモの配信サービスLeminoが全試合行う[12]

ホームスタジアム

練習拠点としている浦安Dパークはスタジアム施設ではなく、TMO表示パネル・夜間照明・観客席は設置されていない。ホストタウンは浦安市であるが、市内にリーグワンDIVISION1の開催基準(15,000人以上収容)を満たしたスタジアムがない[13]。またホストタウンが千葉県であるにもかかわらず、過去に千葉県で主管したホストゲームは後述の通り1試合のみである。

2022-23シーズンのホームスタジアムは、東京都内の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場リコーブラックラムズ東京のホーム)、江東区夢の島競技場清水建設江東ブルーシャークスのホーム)のほか、大阪府大阪市ヨドコウ桜スタジアムNTTドコモレッドハリケーンズ大阪のホーム)、新潟県新潟市陸上競技場ユアテックスタジアム宮城(入れ替え戦)を使用し、千葉県内での開催は1試合も無かった[14]

2023-24シーズンのホームスタジアムは、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京都世田谷区)のみとなった[15]。本拠地(千葉県浦安市高洲[16])からは道のりで約30km離れており、新浦安駅(JR京葉線)から電車利用で3路線ほど乗り継ぎ約1時間15分かかる。なお、このシーズンの千葉県内での試合はゼットエーオリプリスタジアム市原市)で1試合開催されている。

2024-25シーズンでは、首都圏のホストゲームとして秩父宮ラグビー場(東京都港区)を使用する[17]。シーズン内すべての対戦をNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で無料配信する[18]

NTT同士の対戦

2022ー23年シーズンにおいて、NTTコムの親会社・NTTドコモが運営母体であるNTTドコモレッドハリケーンズ大阪が3部リーグ(DIVISION3)で優勝。2部(DIVISION2)最下位となった日野レッドドルフィンズが選手の不祥事により入れ替え戦を含めたリーグ戦参加を辞退したことで、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪は、2023ー24年度は2部リーグに昇格した。これにより、NTT(ドコモ)系のチームが2022年(当時は双方とも1部在籍)以来の同ディビジョン所属となることから、公平性については今後見極める必要があるとした[19]

結局、2023-24シーズンは、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪も「NTTドコモ」を外し「レッドハリケーンズ大阪」とし、同じDIVISION2において、グループ会社の筆頭社名を両チームとも使わないことになった[20]

戦績

JAPAN RUGBY LEAGUE ONE

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シーズン DIVISION 最終順位 リーグ順位試合数勝点得点失点得失差 順位決定戦/入替戦 備考
2022-23 DIVISION2 優勝 1位/6チーム10461000507153354 順位決定戦1位
入替戦敗退・残留
[19][22]
2023-24 DIVISION2 優勝 1位/6チーム1042901365152213 順位決定戦1位
入替戦勝利・昇格
[23][24][25][26][27]
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2024-25シーズンの順位

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JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25
順位表
(2025年2月22日時点)
編集
リーグ戦
順位
カンファ
レンス
チーム 試合数 勝ち点 得点 失点 得失差 最終順位 プレーオフ / 入替戦
1 B 埼玉パナソニックワイルドナイツ 939810355198157
2 A 東芝ブレイブルーパス東京 934711322220102
3 B クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 933711295192103
4 A 静岡ブルーレヴズ 926603279289-10
5 A コベルコ神戸スティーラーズ 92440530721394
6 A 横浜キヤノンイーグルス 82040426123328
7 B 東京サントリーサンゴリアス 817323224227-3
8 B 三重ホンダヒート 814305190248-58
9 A 三菱重工相模原ダイナボアーズ 914306231350-119
10 B リコーブラックラムズ東京 911207233295-62
11 B トヨタヴェルブリッツ 911117232301-69
12 A 浦安D-Rocks 84107165328-163
  • 勝ち点は、勝ち4点、引き分け2点、負け0点。
  • ただし、7点差以内の負けは1点を付与、3トライ差以上での勝ちは追加で1点を付与。
  • 同じ勝ち点である場合は下記の順番で順位を決定する。
  1. 勝ち点
  2. 勝利数
  3. ①および②が同数であったチーム間の勝ち点
  4. ①、②および③が同数であったチーム間の得失点差
  5. 全試合の得失点差
  6. 当該チーム間のトライ数
  7. 全試合でのトライ数
  8. 当該チーム間のトライ後のゴール数
  9. 全試合でのトライ後のゴール数
  10. 抽選
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2024-25シーズンのスコッド

要約
視点

カテゴリA(日本代表の実績または資格あり)は、試合登録枠17名以上、同時出場可能枠11名以上。カテゴリB(日本代表の資格獲得見込み)は、試合登録枠・同時出場可能枠ともに任意。カテゴリC(他国代表歴あり等、カテゴリ A, B以外)は、試合登録枠3名以下。

浦安D-Rocks2024-25シーズンのスコッドは下記のとおり(2025年2月21日現在)[28]

ヘッドコーチ: グレイグ・レイドロー

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選手ポジション身長体重誕生日(年齢)登録区分
鍋島秀源プロップ176cm115kg (2000-12-29) 2000年12月29日(24歳)カテゴリA
金廉プロップ182cm115kg (1996-04-01) 1996年4月1日(28歳)カテゴリA
西川和眞プロップ177cm117kg (1996-02-14) 1996年2月14日(29歳)カテゴリA
梁正秀プロップ182cm110kg (1999-07-13) 1999年7月13日(25歳)カテゴリA
坂和樹プロップ182cm107kg (1997-09-22) 1997年9月22日(27歳)カテゴリA
竹内柊平プロップ183cm115kg (1997-12-09) 1997年12月9日(27歳)カテゴリA
平井将太郎プロップ185cm122kg (1995-04-03) 1995年4月3日(29歳)カテゴリA
セコナイア・ポレプロップ181cm112kg (1995-04-02) 1995年4月2日(29歳)カテゴリA
石田楽人プロップ181cm113kg (1998-01-09) 1998年1月9日(27歳)カテゴリA
玉永仁一郎プロップ176cm114kg (2001-10-30) 2001年10月30日(23歳)カテゴリA
梅田海星プロップ176cm110kg (2002-06-01) 2002年6月1日(22歳)カテゴリA
ハラホロ・トコラヒプロップ178cm115kg (2001-04-20) 2001年4月20日(23歳)カテゴリA
サミソニ・アサエリフッカー180cm108kg (1998-04-06) 1998年4月6日(26歳)カテゴリA
金正奎フッカー177cm95kg (1991-10-03) 1991年10月3日(33歳)カテゴリA
藤村琉士フッカー174cm102kg (1998-10-03) 1998年10月3日(26歳)カテゴリA
濱野隼也フッカー182cm108kg (1999-03-11) 1999年3月11日(25歳)カテゴリA
松下潤一郎フッカー173cm99kg (2001-07-16) 2001年7月16日(23歳)カテゴリA
キアヌ・ケレル=サイムスフッカー180cm108kg (1999-02-28) 1999年2月28日(25歳)カテゴリC
ヘルウヴェロック193cm120kg (1990-07-12) 1990年7月12日(34歳)カテゴリA
武内慎ロック191cm110kg (2000-08-07) 2000年8月7日(24歳)カテゴリA
ローレンス・エラスマスロック200cm123kg (1993-06-14) 1993年6月14日(31歳)カテゴリA
ヴィンピー・ファンデルヴァルトロック188cm112kg (1989-01-06) 1989年1月6日(36歳)カテゴリA
大椙慎也フッカー187cm100kg (1992-09-21) 1992年9月21日(32歳)カテゴリA
小島佑太ロック188cm110kg (1996-11-08) 1996年11月8日(28歳)カテゴリA
佐藤大樹ロック190cm106kg (1995-04-15) 1995年4月15日(29歳)カテゴリA
金嶺志ロック192cm107kg (1994-08-26) 1994年8月26日(30歳)カテゴリA
ゼファニア・トゥイノナロック198cm112kg (2001-05-11) 2001年5月11日(23歳)カテゴリB
トム・パーソンズロック198cm113kg (1990-07-25) 1990年7月25日(34歳)カテゴリC
佐々木柚樹ロック/フランカー188cm103kg (2003-02-19) 2003年2月19日(22歳)カテゴリA
ツイヘンドリックフランカー188cm112kg (1998-12-13) 1998年12月13日(26歳)カテゴリA
繁松哲大フランカー178cm94kg (1999-01-06) 1999年1月6日(26歳)カテゴリA
マッケンジーアレキサンダーフランカー186cm105kg (1997-10-27) 1997年10月27日(27歳)カテゴリA
ジェームス・ムーアロック195cm110kg (1993-06-11) 1993年6月11日(31歳)カテゴリA
中島進護ロック187cm107kg (1992-12-06) 1992年12月6日(32歳)カテゴリA
トゥクフカトネナンバー8180cm108kg (1988-06-11) 1988年6月11日(36歳)カテゴリA
ブロディ・マカスケルナンバー8190cm111kg (1999-10-27) 1999年10月27日(25歳)カテゴリA
小嶋大士ナンバー8185cm105kg (2001-06-26) 2001年6月26日(23歳)カテゴリA
ヤスパー・ヴィーセナンバー8190cm120kg (1995-10-21) 1995年10月21日(29歳)カテゴリC
橋本法史スクラムハーフ164cm70kg (1996-01-24) 1996年1月24日(29歳)カテゴリA
小西泰聖スクラムハーフ166cm72kg (2000-09-01) 2000年9月1日(24歳)カテゴリA
飯沼蓮 キャプテンスクラムハーフ170cm75kg (2000-02-08) 2000年2月8日(25歳)カテゴリA
白栄拓也スクラムハーフ164cm68kg (2001-06-14) 2001年6月14日(23歳)カテゴリA
田村熙スタンドオフ175cm89kg (1993-09-12) 1993年9月12日(31歳)カテゴリA
森駿太スタンドオフ172cm85kg (2001-09-25) 2001年9月25日(23歳)カテゴリA
オテレ・ブラックスタンドオフ185cm86kg (1995-05-04) 1995年5月4日(29歳)カテゴリB
金侑悟スタンドオフ/ センター175cm83kg (2002-08-19) 2002年8月19日(22歳)カテゴリA
ケレブ・カヴバティウイング175cm91kg (2000-11-12) 2000年11月12日(24歳)カテゴリB
松本純弥ウイング171cm82kg (2000-03-17) 2000年3月17日(24歳)カテゴリA
石井魁ウイング179cm85kg (1993-08-04) 1993年8月4日(31歳)カテゴリA
リサラシオシファウイング180cm103kg (1994-02-02) 1994年2月2日(31歳)カテゴリA
大畑亮太ウイング174cm77kg (2002-07-02) 2002年7月2日(22歳)カテゴリA
サミソニ・トゥアセンター182cm108kg (1995-05-24) 1995年5月24日(29歳)カテゴリA
シェーン・ゲイツセンター183cm95kg (1992-09-27) 1992年9月27日(32歳)カテゴリA
本郷泰司センター180cm90kg (1997-09-15) 1997年9月15日(27歳)カテゴリA
何松健太郎センター177cm85kg (2001-08-17) 2001年8月17日(23歳)カテゴリA
タナ・トゥハカライナセンター184cm96kg (1997-07-08) 1997年7月8日(27歳)カテゴリA
サム・ケレビセンター186cm106kg (1993-09-27) 1993年9月27日(31歳)カテゴリC
松本壮馬センター172cm85kg (2002-10-20) 2002年10月20日(22歳)カテゴリA
石田大河フルバック176cm83kg (1997-10-01) 1997年10月1日(27歳)カテゴリA
安田卓平フルバック177cm80kg (1996-05-20) 1996年5月20日(28歳)カテゴリA
イズラエル・フォラウフルバック194cm103kg (1989-04-03) 1989年4月3日(35歳)カテゴリC
ルテル・ラウララユーティリティーバックス183cm95kg (1995-05-30) 1995年5月30日(29歳)カテゴリB
瀬戸口長勢プレイヤーナンバー:7117cm21kg (2018-05-09) 2018年5月9日(6歳)特別選手[29]
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過去の所属選手

マスコットキャラクター

ロッディ&ドリィ - クマの「ロッディ」と、イソヒヨドリの「ドリィ」のコンビ。2023年4月9日発表。ファン投票により決定した[30]

ロッディは、体が岩でできたクマ。強固な守備を行い、小走りで俊敏な動きをする。頑固で寡黙[30]

ドリィは、浦安で生まれたイソヒヨドリ。ロッディの肩にとまり、彼が考えていることを早口で代弁する。隠れロックギターの名手[30]

NTT Sports X

株式会社NTT Sports X(エヌティティ スポーツ エックス)は、浦安D-Rocksの運営企業である。2024年7月1日現在。出典:[31]

  • 出資比率(株主):NTTドコモ40%、NTTコミュニケーションズ40%、NTT20%。
  • 住所:東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
  • 設立日:2022年6月1日
  • 事業内容:浦安D-Rocks(ラグビーチーム)の運営、試合などの興行運営、パートナー企業との共創など
  • 資本金:1億円
  • 代表取締役社長:下沖正博(マーケティング部長を兼任)

2022-23シーズンから、グループ企業内の2チーム(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安[32]NTTドコモレッドハリケーンズ)を再編成し、NTT Sports Xが浦安D-Rocksを運営することになった。発足当時、下沖正博社長は、「NTTグループのシンボルチームとして、あえて企業名を外した」「地域に根付いた活動をしたい」と述べている[33][34]レッドハリケーンズ大阪は引き続きNTTドコモが運営するが、やはり企業名を排除することになった[35]

浦安D-Rocksスタッフ

  • 2024-25シーズンの強化スタッフ、運営スタッフ:[36]

エピソード

関連項目

NTTグループのラグビー部

脚注

外部リンク

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