浅岸駅
日本の岩手県盛岡市にあった東日本旅客鉄道の駅(廃駅) ウィキペディアから
日本の岩手県盛岡市にあった東日本旅客鉄道の駅(廃駅) ウィキペディアから
浅岸駅(あさぎしえき)は、かつて岩手県盛岡市新庄字中津川にあった、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の駅(廃駅)である。廃止時点で停車する列車は、1日1往復のみであった[4]。2012年度冬季からは隣の大志田駅とともに冬季休業となっていた[5]。
廃止時点において、単式ホーム1面1線の地上駅で、無人駅であった(盛岡駅管理)。スイッチバック駅時代のホームは島式ホーム1面2線と駅舎側に側線が1本[12]。
かつては隣の大志田駅とともにスイッチバック駅であった。急行や貨物列車はそのまま通過できるが、宮古方面行きの列車は本線を分岐してすぐに行き止まりのホームへ停車していた。盛岡行きは一旦バックして駅に入る構造だった。配線は大志田駅と同じであった[12]。
現在は駅舎が取り壊され更地となっているので僅かな痕跡しか残っていない。
周辺に人家もほとんど無い山の中である。このため、隣の大志田駅とともに一部の鉄道ファンから秘境駅と呼ばれていた。駅周辺での熊の目撃情報があり、待合室には注意を促す盛岡駅長名の貼り紙がある[13]。国道106号から舗装された市道で12kmある(国道に浅岸駅までの看板あり)。大志田駅へは盛岡市の近郊自然歩道(大志田・中津川コース)が整備されている(距離13km、徒歩で約5時間)[14]。駅から区界側に2kmほどの第一飛鳥トンネル口付近に1927年建立の慰霊碑があり、山田線建設時犠牲となった8名の名前が刻まれている。
2014年11月21日放送の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」内の企画「あなたはナゼ秘境駅へ来たんですか?」において東北一の秘境駅として紹介された。みぞれが降る中を2日間待つも生活利用者は現れず同企画初の3日目に突入。3日目の朝に法事の為に盛岡方面に向かう夫婦に会うことが出来た。夫婦が住む中津川集落はわずか2世帯6人しかいないと紹介された。2015年現在、駅から2.5㎞圏内には上記集落の住民2世帯があるのみという[10]。
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