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日本の青森県津軽地方に鉄道路線を持つ鉄道事業者 ウィキペディアから
津軽鉄道株式会社(つがるてつどう)は、青森県津軽地方に鉄道路線を持つ鉄道事業者である。津鉄(つてつ)とも呼ばれる。本社所在地は五所川原市字大町39(津軽五所川原駅前)。地元農協や沿線住民が株主となっている。
津軽鉄道本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | 津鉄(つてつ) |
本社所在地 |
日本 〒037-0063 青森県五所川原市字大町39番地 北緯40度48分34.8秒 東経140度26分51.78秒 |
設立 | 1928年(昭和3年)2月24日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 5420001008061 |
事業内容 | 鉄道事業 |
代表者 | 代表取締役社長 澤田長二郎 |
資本金 |
7338万7500円 (2022年3月31日現在)[1] |
売上高 | 9047万6525円(2022年3月期)[1] |
営業利益 | △5828万4601円(2022年3月期)[1] |
経常利益 | △4741万6209円(2022年3月期)[1] |
純利益 | △1914万6098円(2022年3月期)[1] |
純資産 |
4887万0394円 (2022年3月31日現在)[1] |
総資産 |
2億2071万1974円 (2022年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
29人 (2019年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
青森三菱ふそう自動車販売 7.3% 西田組 5.2% (2019年3月31日現在)[3] |
外部リンク | https://tsutetsu.com/ |
営業キロ20.7kmの津軽鉄道線を経営する。また、増収策副業として弁当、どら焼き、ポテトチップスなどの加工食品を販売している。1934年から1955年まではバス事業も営んでいた。五所川原市のタクシー会社「津鉄観光」は、津軽鉄道の子会社であったが、のちに資本関係を解消した。津鉄観光の本社は津軽鉄道本社社屋内にあったが、2007年12月に市内の同業他社である「相互タクシー」と統合し、新会社の五所川原交通に営業譲渡されている[4]。
JR五能線の前身である川部駅 - 五所川原駅間を運営していた陸奥鉄道が国有化されると、その買収額として陸奥鉄道設立時の出資額の倍の金額を受けた株主たちは、津軽における次の鉄道として、五所川原 - 中里間の鉄道を計画し、その建設・経営のため津軽鉄道が設立された。1930年7月五所川原 - 中里間が開通したが、昭和金融恐慌の影響もあり経営は思わしくなかった。そのため乗合自動車業に進出して、1934年の金木自動車合資会社を振り出しに、近隣の乗合自動車会社の路線買収に乗り出し、路線を広げていった[5]。戦時体制がすすむと交通業の合同化が推進され、西北津軽郡の乗合自動車路線のほとんどを手中に収め、1943年度には収入の4割が乗合自動車の運賃収入となった[6]。
これ以外でも、期間限定のイベント列車が運行される場合がある。
詳細は以下の項目を参照。
鉄道統計年報によると、2017年3月31日現在、無蓋車3両、タンク車1両、特殊車1両が在籍する。
1929年に武蔵野鉄道(現在の西武鉄道の前身)より木製2軸客車を購入した。
1954年に国鉄と弘前電気鉄道より木製ボギー客車(鉄道院基本形客車)を譲り受ける。
行政側からは1981年、五所川原市において「津軽鉄道を存続させる会」が設立され、1990年に名称を「津軽鉄道活性化協議会」に改めた[18]。 2018年1月からは五所川原市と中泊町職員による「津鉄ア・モーレ」が結成され、InstagramフォトコンテストやYoutubeチャネルでの動画配信などが行われている[18]。
市民側からは2006年1月、津軽鉄道の存続を願う市民の気運を盛り上げる目的で、「津軽鉄道サポーターズクラブ」が発足した。イベント列車の紹介や企画の検討などを行い、全国の鉄道愛好者と連携して乗客増を図っている。
自社線内を発着する一日乗車券や特別企画乗車券については、「コロプラ☆乗り放題1日フリーきっぷ」(開始時は発売・利用とも2014年4月1日 - 2016年3月31日という設定だったが毎年1年延長され、2021年11月時点の終了予定日は2022年3月31日となっている)[19]や、津軽中里駅で月に1回開催される「中泊大集合市」開催日限定の一日乗車券といった期間限定のものを発売したり、開業記念の企画で発行したり[20]することがある。ただし、通年発売の乗車券は無い。
なお、JR東日本で発売している「津軽フリーパス」は、津軽鉄道線津軽五所川原 - 金木間がフリーエリアに含まれている。ただし、「津軽フリーパス」で、ストーブ列車への乗車はできないので、「ストーブ列車」に乗車する場合は、改めて乗車券を購入しなければならない。
また、春休み、夏休み、秋休み、冬休み期間に中学生、高校生が子供運賃で乗車できる割引制度「中・高校生お出かけ割り」がある[21]。
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