津田山駅
神奈川県川崎市高津区下作延にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
神奈川県川崎市高津区下作延にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
津田山駅(つだやまえき)は、神奈川県川崎市高津区下作延六丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。駅番号はJN 11。
「津田山」とは当駅の東にある七面山の別名であるが、これは当地の宅地開発事業を行った玉川電気鉄道(当時)社長の津田興二が名付けたものである[9](久地#歴史を参照)。
川崎統括センター(武蔵溝ノ口駅)管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)となっている[10]。お客さまサポートコールシステムが導入されており[2]、一部時間帯は遠隔対応(インターホン対応は武蔵溝ノ口駅が行う)のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機(多機能券売機を含む[11])のみが稼働する。
ホームの上屋がホーム長に比較して短く、神奈川県鉄道輸送力増強促進会議(県知事・県内全市町村長・商工会議所会頭・商工連合会会頭などが構成メンバー)は延長をJRに要望している。これに対してJR側は2014年の時点で、計画中の橋上駅化に合わせて整備を行うと回答している[12]。
それから2年後の2016年6月16日に、川崎市とJR東日本が、当駅の橋上駅舎化と自由通路設置についての協定を締結した[4]。その後、2017年3月17日に着工し[13][14]、2019年6月8日に北口が供用開始した[6]。2020年5月22日には南口および自由通路が供用開始し、南口には仮設通路が使用開始された[7]。
(出典:JR東日本:駅構内図)
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は3,706人であり、南武線の本線の26駅の中では最も少ない。しかし、緑ヶ丘霊園の最寄駅であることから、彼岸および花見の期間は利用者が増える。
1995年度(平成7年度)以降の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)3,346 | [* 1] |
1996年(平成 | 8年)3,395 | |
1997年(平成 | 9年)3,321 | |
1998年(平成10年) | 3,155 | [* 2] |
1999年(平成11年) | 3,054 | [* 3] |
2000年(平成12年) | [JR 1]3,026 | [* 3] |
2001年(平成13年) | [JR 2]3,085 | [* 4] |
2002年(平成14年) | [JR 3]3,077 | [* 5] |
2003年(平成15年) | [JR 4]3,361 | [* 6] |
2004年(平成16年) | [JR 5]3,435 | [* 7] |
2005年(平成17年) | [JR 6]3,572 | [* 8] |
2006年(平成18年) | [JR 7]3,668 | [* 9] |
2007年(平成19年) | [JR 8]3,715 | [* 10] |
2008年(平成20年) | [JR 9]3,694 | [* 11] |
2009年(平成21年) | [JR 10]3,635 | [* 12] |
2010年(平成22年) | [JR 11]3,611 | [* 13] |
2011年(平成23年) | [JR 12]3,559 | [* 14] |
2012年(平成24年) | [JR 13]3,627 | [* 15] |
2013年(平成25年) | [JR 14]3,695 | [* 16] |
2014年(平成26年) | [JR 15]3,723 | [* 17] |
2015年(平成27年) | [JR 16]3,786 | [* 18] |
2016年(平成28年) | [JR 17]3,771 | [* 19] |
2017年(平成29年) | [JR 18]3,865 | |
2018年(平成30年) | [JR 19]3,821 | |
2019年(令和元年) | [JR 20]3,820 | |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]2,956 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]3,173 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]3,403 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]3,706 |
開業時の駅名にある「日本ヒューム管」は、1940年に鶴見より移転してきた日本ヒューム管株式会社(現在の日本ヒューム株式会社)川崎工場のことである。同工場では下水道などに用いられるヒューム管などを製造しており、製品輸送用に当駅分岐の専用線も敷設されていた。既に工場は閉鎖されており、跡地東側は川崎市立下作延小学校、西側は同社川崎営業所および「スノーヴァ溝の口R246」(全季節対応屋内スキー場)、マックスバリュ(食品スーパー)、川崎市子ども夢パークとなっている。
駅周辺には墓石や供花など霊園関連の店が多い。喪服の利用者の乗降も目立つ。
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