森山 愛子(もりやま あいこ、1985年1月27日 - )は、日本の演歌歌手。
本名:大森 愛美(おおもり あいみ)。以前は歌手活動と並行して、テレビでのリポーターや女優としても活動。所属事務所はティアンドケイ・ミュージック。所属レコード会社はユニバーサルミュージック。
- 栃木県宇都宮市出身。栃木県立塩谷高等学校卒業。2000年、高校1年生の時、日本テレビ『ルックルックこんにちは』の「女ののど自慢女子高校生大会」に出場したことが縁で、作曲家の水森英夫にスカウトされて弟子入りする。当日の歌唱曲は島津亜矢の「都会の雀」。
- 介護福祉士とホームヘルパー1級の資格を取得している。なお、ホームヘルパーよりも介護福祉士の方が上位資格のため、重複取得の必要はないが、これは栃木県立塩谷高等学校の社会福祉科がホームヘルパー1級の資格取得を卒業の条件にしているため、在学中にホームヘルパー1級を取得し、卒業後に介護福祉士国家試験を受験して合格したためである[注釈 1]。
- 約3年半にわたるレッスンを受けながら高校卒業後に上京し、知人を通じて猪木事務所の社員として勤務。その後、社長のアントニオ猪木に「森や山など自然を愛する子」の意味を込めて「森山愛子」の芸名を命名される。
- 尚、今も猪木事務所に所属するタレントと誤解される場合もあるが、あくまでも歌手デビュー前の社会勉強として勤務して居たものである。
- 2004年5月19日に東芝EMIより演歌歌手としてデビュー。キャッチフレーズは「闘魂の歌姫」。デビュー曲『おんな節』のジャケットの題字も猪木が書き[1]、デビューイベントとデビューから半年後のパーティーでは猪木から闘魂注入のビンタを受けている。同年の年末には、『第37回日本有線大賞』新人賞、および『第46回日本レコード大賞』新人賞を受賞。
- 2005年5月7日から2012年3月31日まで、TBS『王様のブランチ』の第23期ブランチリポーター(ブラン娘)として、歴代リポーター(ブラン娘)としては最長の6年10ヶ月にわたって出演していた。
- 番組内では、「愛ちゃん」「愛コブッシー」の愛称で親しまれ、自身が出演していた番組内のコーナーの「本のコーナー」「エンタメデミダス」「テレビコーナー」「買い物の達人」「Brunch MUSIC BOX」「トレンド@ちゃんねる」「ブランチおすすめディズニー・ナビ」などのコーナーでは、自身の本業の「演歌歌手」としての、持ち前の優れた歌唱力を披露し、『演歌歌手・森山愛子』としての知名度向上にも貢献した。
- シンディ・ローパーをゲストに迎えた際に、ローパーに歌ってもらう交換条件として、ローパーの目の前で童謡『赤とんぼ』を森山愛子が熱唱した際、森山愛子のズバ抜けた歌唱力と完成度によって、ローパーを感涙させたことがある。
- この番組での一幕は、海外ユーザーによってYouTubeに転載され、再生回数は60万回以上、世界中から投稿されたコメントは300以上を記録している。
- このことがきっかけになり、『赤とんぼ』は2009年に発売されたシングルCD『キャベツ畑のサンマ』のカップリング曲に収録された。
- 2005年10月27日「第5回 虹の架け橋 まごころ募金コンサート」に出演(この第5回は、富士山浄化チャリティコンサート)。
- 2007年11月15日「虹の架け橋 まごころ基金コンサート」には、(後述の3名ユニット=)「グーチョキパー」の一員として出演(これ以降は、森山愛子単独で出演)。
- 2011年10月14日の第11回まごころ募金コンサート(NHKホール)。
- 2012年10月04日の第12回まごころ募金コンサート(NHKホール)。
- 2013年10月10日の第13回まごころ募金コンサート(NHKホール)。
- 2014年10月09日の第14回まごころ募金コンサート(NHKホール)と連続出演している。
- 2006年7月11日、草月ホールにて森山愛子ファーストコンサートを開催。
- 2007年7月11日には、水森英夫門下の三代目コロムビア・ローズと小村美貴そして森山愛子の若手女性演歌歌手3人で「次世代演歌3人娘 グー・チョキ・パー」というユニットを結成。
- 2008年7月1日、東京湾納涼船(さるびあ丸)の一日船長として船上ライブを行う。
- 2010年11月1日、栃木県知事よりとちぎ未来大使に任命される。
- 2012年6月22日、「約束」がレコチョク(着うた、着うたフル)の演歌・歌謡曲チャートにて1位。また、カップリングの「イムジン河」が4位にランクイン。
- 2013年1月15日、NHK「歌謡コンサート」出演後に「約束」が同日のレコチョク(着うた、着うたフル)のデイリー演歌・歌謡曲チャートにて1位。amazonの演歌・歌謡曲チャート1位、iTunes歌謡曲チャートでも7位にランクイン。
- 2013年3月28日、「コンピューターおばあちゃんの会」の協力を得て「森山愛子インターネット・ライブ~おばあちゃんとの約束~私たちにもできた~」実施。
- 2013年5月12日、草月ホールにて『デビュー10周年 闘魂の歌姫 森山愛子 「約束」ヒット感謝祭コンサート』を開催。司会は生島ヒロシ。
- 2013年5月28日、NHK「歌謡コンサート」出演後、「約束」がレコチョク(着うた、着うたフル)と、アマゾンの歌謡曲部門で、1位に返り咲く。
- 2014年5月9日〜31日、大阪新歌舞伎座での「坂本冬美特別公演 新版 女の花道」に「歌吉」役で出演。後半の「オンステージ 艶歌の花道」にも出演。
- 2016年5月14日〜29日、大阪新歌舞伎座での「五木ひろし特別公演」に出演。歌唱と「五木先生の歌う!SHOW学校」の演技で、大活躍。
- 2016年10月1日〜26日、明治座での「歌手生活30周年 坂本冬美 特別公演 新版 女の花道」に「歌吉」役ほかで出演。
- 2022年10月にアントニオ猪木が死去した際には、「猪木さんに付けて頂いた『森山愛子』という名前を誇りに思います。また闘魂注入して欲しかった。猪木さん、ゆっくり休んでください」「猪木さんの魂と自分の魂を歌に重ねながら、私の道を迷わず行きます。」と追悼した[2][3]。
- 2024年内での活動休止を発表した[4][5][6]。
アルバム
さらに見る 発売日, タイトル ...
発売日 | タイトル | 規格品番 |
2005年6月29日 | 森山愛子ファーストアルバム 風樹の母+名曲ベスト | TOCT-25695 |
2007年9月26日 | 森山愛子 2008全曲集 | TOCT-26359 |
2013年11月20日 | 愛 Complete Best | TYCT-60005 |
2017年11月22日 | 森山愛子 ゴールデン☆ベスト | UPCY-7447 |
2018年8月22日 | 森山愛子 全曲集〜15周年記念盤〜 | UPCY-7536 |
2019年12月18日 | こころ旅〜ベスト&カバーズ〜 | UPCY-7622 |
2020年12月9日 | 森山愛子 シングルコレクション | UPCY-7689 |
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テレビ(歌唱でのテレビ出演)(抜粋)
- 放送中
- 放送終了
- 「ドライブ A GO!GO!」(テレビ東京)(放送1998年~2016年)。随時出演していた。
- 新潟県中越地震災害救援コンサート(NHK総合)2004年12月23日。
- 歌よ響け!日本のふるさと富士山 - まごころ募金コンサート-(NHK総合テレビ)2005年12月25日。
- 「フォークの旅路」(歌謡ポップスチャンネル)(放送2007年)。なぎら健壱と共に出演していた。
- 「ごきげん歌謡笑劇団」(NHK BS2)(放送2008年~2016年)第13回2010年5月7日ほかに出演していた。
- 「歌の楽園」(テレビ東京)(放送2010年4月~2011年3月)。ほぼ毎回出演していた。
- 歌が結ぶ心の絆 歌おう明日へ!「東日本大震災復興支援コンサート」(NHK BS2)2011年11月23日。
- 「虹の架け橋 まごころ募金コンサート」(NHK BSプレミアム)2012年10月28日/2014年11月2日等。
- 「昭和の歌人たち」(NHK BSプレミアム)。2012年2月26日/2013年2月24日/ほかに出演していた。
- 「ハートネットTV」月一企画「福マガ」(NHK Eテレ)(放送2012年4月~)。介護福祉士とホームヘルパー1級の資格を持つ演歌歌手(森山愛子)として、一時期レギュラー出演していた。
- 「日本の名曲 人生、歌がある」司会:五木ひろし (BS朝日、2013年~2019年、毎週水曜)
- 「木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜」(テレビ東京)。2013年1月31日・4月25日・11月28日、2014年3月27日・4月24日、ほかに出演していた。
- 「第46回NHK福祉大相撲」(NHK総合)。大相撲の勢(いきおい)関と歌唱。2013年2月17日放送。
- 「第47回NHK福祉大相撲」(NHK総合)。大相撲の高安(たかやす)関と歌唱。2014年2月16日放送。
- 「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」(スカパー!==SKY PERFEC TV!)。ケーシー高峰と対談。2013年4月放送。
- 「カラオケ★バトル 芸能界No.1決定戦2」(テレビ東京)。2013年4月14日放送の決勝戦にて、僅差で2位となった。
- 「出張!ふるさとソングショー 」(NHK BSプレミアム)。2013年9月23日の熊本県阿蘇市での収録に出演。2013年11月17日に放送。
- 「カラオケトライアル3」(千葉テレビ)。2014年1月26日に審査員としてゲスト出演した。
- 「BS日本のうた」(NHK BSプレミアム)(放送は ~2015年)。毎週、日曜。頻繁に出演していた(特記事項しては、例えば2012年10月14日放送分で、あさみちゆき・八代亜紀と共に、初のスペシャルステージ出演をした。2013年8月4日放送分では、宮路オサム・ジェロと共に、スペシャルステージ出演をした)。
- 「NHK歌謡コンサート」(NHK総合)(放送は ~ 2016年)。毎週、火曜。頻繁に出演していた(特記事項しては、例えば2013年4月は「チャレンジこの一曲」コーナーで4回連続出演した)。
- 「昭和歌謡ベストテン」司会:関根勤&長峰由紀 (BS-TBS、2016年~2018年、毎週木曜)
- 「NHK 五木先生の歌う!SHOW学校」 (NHK総合、2016年~2018年、不定期土曜)
ラジオ出演(抜粋)
- 「杉紀彦のラジオ村」(ラジオ日本)。2005年4月 - 2008年3月。
- 「愚痴聞き毒蝮」(NHKラジオ第1放送)。2013年9月16日。
- 「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(ニッポン放送)。2019年3月16日。
- 歌の手帖、2005年2月号グラビア、2005年・新春の誓い(三代目コロムビア・ローズと共に)
- 月刊カラオケ大賞、2005年3月号p44記事、「GO GO LIVE」
- 月刊カラオケファン、2006年7月号グラビア、ピックアップアーチスト「私の寝相は…」(付録CD‐ROM写真あり)
- 歌の手帖、2008年12月号増刊『J-BLUES』インタビュー「歌姫の休日」
- 歌の手帖、2009年10月号(インタビュー;歌魂グラビア)「弱音、望郷、東京挽歌」
- 歌の手帖、2011年1月号インタビュー「やっと来た、明るい歌!」
- 歌の手帖、2012年9月号、上昇気流(インタビュー)「約束します、私は唄い続けます」、「バンマス岡宏のうしろ姿のお・つき・あ・い」森山愛子の巻、痛快な演歌からの脱皮
出典
“森山愛子の作品”. ORICON NEWS. オリコン. 2024年5月31日閲覧。
注釈
福祉に関する所定の教科目のある高等学校を卒業しているため、介護実務経験3年以上は免除。