桜井景一

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桜井 景一さくらい けいいち[出典 1]1950年昭和25年〉[出典 1]5月9日[4] - )日本特撮映画撮影監督鹿児島県生まれ、北海道育ち[出典 1]

来歴

幼少期より特撮作品を愛好しており、『流星人間ゾーン』(1973年)第4話より撮影助手として参加[5][1]。以後、東宝映像で多くの特撮作品のカメラマンを務めた[出典 2]

超星神シリーズに参加したことでフリーとなり、シリーズ3作品すべてで特撮班のメインカメラマンを担当する[3]

エピソード

撮影助手時代は、操演のピアノ線に白や黒のスプレーで塗装する「線消し」も担当していたが、本番直前まで作業するためキャラクターのスーツにスプレーをかけてしまうこともあったという[6]

映画『モスラ3 キングギドラ来襲』(1998年)での石膏板を用いたビル爆破の合成描写は、桜井の発案による[5]。デジタル技術も積極的に取り入れており、CGによるシミュレーションや写真を3D化するソフトなども用いていた[5]。同作品で特殊技術撮影を務めた江口憲一は、桜井は特撮映画が好きなため合成技術も研究しており、経費や時間の面で非常に助かったと述べている[7]

『モスラ3』での富士山空撮は、同山のウェブサイトを観ながら天候を予測していたがうまくいかず、桜井は天気予報を無視して勘で出たところ晴天になり、撮影に成功したという[5]

代表作

映画

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テレビドラマ

その他

  • 2019年『夢の挑戦 ゴジラ須賀川に現る』(撮影) - 円谷英二ミュージアムで限定公開される特別映像[2][9]

著書

  • 西川タイジ、中野昭慶、桜井景一、宮西武史小川利弘若狭新一、藤下忠男、杉村克之、市村昭弘、諏訪操旺、松尾和之、小形英正、髙澤公明、北條則明『トーク・アバウト・シネマ—「特撮・CG・VFX」から語る映像表現と仕事論』発行:シネボーイ/PAPER PAPER 発売:フィルムアート社、2017年4月1日。ISBN 4845916347

脚注

参考文献

外部リンク

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