栃木県立栃木商業高等学校
栃木県栃木市にある県立高校 ウィキペディアから
栃木県立栃木商業高等学校(とちぎけんりつとちぎしょうぎょうこうとうがっこう、英: Tochigi prefectural Tochigi Commercial High School)は、栃木県栃木市片柳町五丁目1-30にある公立の専門高等学校。略称は「栃商(とちしょう)」。
栃木県立栃木商業高等学校 | |
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北緯36度22分27.6秒 東経139度43分1.21秒 | |
過去の名称 |
栃木実業補習学校 栃木町立商業学校 栃木商業高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 栃木県 |
校訓 | 進取・協調・奉仕 |
設立年月日 |
1917年 (栃木実業補習学校) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
商業科 情報処理科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D109210000285 |
高校コード | 09125B |
所在地 | 〒328-0053 |
栃木県栃木市片柳町5-1-30 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
特色
概要
本校は専門学科を設置する栃木県立の専門高等学校。
創立以来、単独の商業高校として、創立100年を超える独自の歴史と由緒ある伝統や文化を誇る関東に所在する商業高等学校。
[1]
男女共学であるが同じ栃木市内にある栃木工業高等学校と対照的に女子の比率が圧倒的に高くなっている。
例年11月には「栃商デパート」(略称「栃デパ」)という経営・販売実習形式の学園祭が行われ、多くの客で賑わう。
日商簿記検定や情報処理技術者試験などの資格を取得することも可能であり、特に国家資格の基本情報技術者試験(FE)の午前科目免除制度の認定校となっている[2][3]ことでも知られている[4]。
また、日商簿記検定の取得者数は多く、1985年度から2016年度までの在学中に累計で1515名を超える日商簿記検定2級取得者を輩出している。[5]
建学の理想・理念
- 本校は創立時以来、「商業報国」を建学の理想[6]として据え、かかる理想は「商業などの経済活動(自利、私益)を通じて、国際社会に貢献し公益(利他)に報いる。」すなわち「経済と道徳の融和両立(報徳)[7]、あるいは経国済民、商業道徳の高揚[8]等」をその趣旨として解される。
- 本校の理念は、建学の理想の実現にあるとされている。
建学の精神
- 本校の原点である建学の理想を実現する目的において建学の精神として「質実剛健」「自由進取」「独立自尊」が掲げられている。[9]
設置学科
- 商業科
- 総合ビジネスコース
- 国際ビジネスコース
部活動
運動部
文化部
校歌
- 1940年(昭和15年)8月25日 栃木商業学校校歌制定
- 卒業生により母校卒業10周年を記念して記念品として校歌を贈呈。
- 1950年(昭和25年)7月19日 歌詞一部改訂
- 教職員6人で構成される改訂委員で従来の歌詞を一部修正し、戦前の卒業生も戦後の在校生も共に歌える歌詞に改訂。
- 1980年(昭和55年) 3番の歌詞を一部変更
- 「雄姿望まば」が「雄姿望めば」に、「至誠はとわに ここに生く」が「至誠とこしへ ここに生く」に変更された。
原詞は口語自由詩を提唱した相馬御風。全3番により構成される歌詞は「みづきさやけき 大平の」で始まり、「見よや商業報国の 理想に燃ゆる吾等あり」と続き、「報徳の
数々の名歌を残した作曲家の中山晋平による付曲は、五音音階(ヨナ抜き音階)で力強く(Energico)、軽快なリズムの独特な曲調。
関係者の尽力により建学の理想、建学の精神、本校を取り巻く歴史的風土や自然も表現された旧制高校の寮歌風な趣も感じられる校歌が歌い継がれている。[11]
応援歌等
校章
- 「商」の文字を図案化したもの。
「商」の字の校章は、「商業報国の理想」の表現であり、飾り気のないデザインは、至誠、勤倹力行、質実剛健の精神や自由進取の気骨、独立自尊の気概にも通じる。帽章は校章と同一の図案。
胸章
1950年(昭和25年)女子部併置の際、その第一期生が授業の傍ら、何度も図案を練り直して完成。
校花
- 「椿の花」
マスコットキャラクター
- 「商吉」[12]
2005年(平成17年)第19回「栃商デパート」の開催にあたり、戸来香奈子によりイメージキャラクターとして考案された。
校地
- 校地及びその周辺は「椿の宮」とも呼ばれる。
周辺
- 芝塚山公園[13]
最寄り駅
同窓会
- 「栃木県立栃木商業高等学校同窓会」と称している。
略年表
- 1917年(大正 6年):栃木実業補習学校として創立。
- 1922年(大正11年):栃木実業補習学校が閉校。栃木町立商業学校が開校。
- 1925年(大正14年):第1回「販売実習イベント」開催。
- 1940年(昭和15年):校歌制定。
- 1944年(昭和19年):栃木工業高校開設。
- 1946年(昭和21年):栃木工業高校廃止。栃木商工学校に統合。
- 1948年(昭和23年):学制改革により栃木商業高等学校となり、工業科廃止。
- 1948年(昭和23年):「生徒議会」設置。(昭和20年代:「クラス対抗討論会」開始)
- 1949年(昭和24年):「生徒会」発足。
- 1949年(昭和24年):「栃木商業高等学校 存置運動」展開。
- 1950年(昭和25年):県移管に伴い、栃木県立栃木商業高等学校となる。
- 1951年(昭和26年):「創立30周年・県移管」記念式典挙行。
- 1960年(昭和35年):「卒業論文」開始。
- 1965年(昭和40年):生徒会誌「友垣」発刊。
- 1966年(昭和41年):在学生が日商簿記検定1級取得(本校初)。
- 1967年(昭和42年):校訓「進取・協調・奉仕」制定。
- 1967年(昭和42年):「図書館紀要」創刊号発刊[14]・「図書館講座」開始。
- 1968年(昭和43年):創立記念日に「同窓生による講演会」開始。(第1回目の講師 栃木県議会議員 橋本雄飛太郎)
- 1987年(昭和62年):第1回「栃商デパート」開催。[15]
- 1989年(平成元年):商業科1学級(旧情報処理コース)を情報処理科へ転換。
- 1997年(平成 9年):校花「椿の花」制定。
- 2017年(平成29年):「創立100周年」記念式典挙行。
対外関係
大学等との協定
- 作新学院大学・作新学院大学女子短期大学部との高大連携協定:2018年(平成30年)6月11日締結[16]
- 國學院大學栃木短期大学との高大連携協定:2019年(平成31年)1月17日締結
- 佐野日本大学短期大学との高大連携協定:締結
その他機関・企業・団体等との協定
著名な出身者
出典・脚注
関連項目
外部リンク
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