柿安本店

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株式会社柿安本店[2](かきやすほんてん、: Kakiyasu Honten Co.,Ltd.[4])は、三重県桑名市に本社を置く食品メーカーである。

概要 種類, 機関設計 ...
株式会社柿安本店
Kakiyasu Honten Co.,Ltd.
柿安本店本社
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 2294
2013年7月16日上場
本社所在地 日本の旗 日本
511-8555
三重県桑名市吉之丸8番地[2]
北緯35度3分57.1秒 東経136度41分54.4秒
設立 1968年昭和43年)11月19日[2]
業種 食料品
法人番号 7190001012102 ウィキデータを編集
事業内容 飲食店及び喫茶店の経営
精肉、肉製品及び肉加工品の製造及び販売 他
代表者 赤塚保正代表取締役社長
資本金 12億6900万円
(2021年2月28日現在)[3]
発行済株式総数 1244万6700株
(2021年2月28日現在)[3]
売上高 単独: 372億8900万円
(2021年2月期)[3]
営業利益 単独: 13億1400万円
(2021年2月期)[3]
経常利益 単独: 15億2300万円
(2021年2月期)[3]
純利益 単独: 2億6300万円
(2021年2月期)[3]
純資産 単独: 148億0000万円
(2021年2月28日現在)[3]
総資産 単独: 188億1300万円
(2021年2月28日現在)[3]
従業員数 単独: 996人(2021年2月28日現在)[3]
決算期 2月末日
会計監査人 東陽監査法人[3]
主要株主 株式会社赤塚興産 8.6%
赤塚保正 3.0%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2.7%
株式会社百五銀行 2.6%
東京海上日動火災保険株式会社 2.5%
赤塚勝子 2.4%
赤塚美雪 2.0%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 1.9%
柿安社員持株会 1.7%
柿安取引先持株会 1.5%
(2021年2月28日現在)[3]
外部リンク https://www.kakiyasuhonten.co.jp/
特記事項:第51期(2019年2月期)より単体決算
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概要

精肉・惣菜・レストラン・食品・和菓子の5事業を主要事業としている。店舗ブランドとしても採用されている現社名は、創業者である赤塚安次郎が果樹園においてを栽培しており「柿の安さん」「柿安」と評判になっていたことに由来するという[5]。赤塚は1871年(明治4年)、三重県桑名川岸町(現在の桑名市)において現在の事業の礎となる牛鍋屋を開業した[6]1968年(昭和43年)11月、株式会社柿安本店として会社法人となり、現在に至っている[6]

文明開化の時流を捉え牛鍋店を創業した赤塚は、「進取の気性」と「匠の技」を原点とし、生産者とともに良質の牛肉づくり、牛鍋の味の決め手であるというタレづくり、店舗の雰囲気づくりに力を入れたという[5]。特に店舗づくりにおいては、接客を担当する従業員に揃いの矢絣に深紅のたすきとその上から前掛けを着用させ江戸前の雰囲気を演出していたという[5]

精肉事業においては、生産・加工・販売の製販一貫体制をとり、牛個体管理システムにより、導入血統厳選・飼料・肥育においても管理を徹底している[7]。主力の牛肉以外に豚肉として沖縄あぐ~豚や鹿児島黒豚プリンシャスポーク、鹿児島XX豚を開発[7]。さらに鶏肉としては、一度絶滅した地鶏を復活させた天草大王や自然の中で純天然飼料を与えて育てるすくすく鶏などを開発している[7]

惣菜事業は、全国百貨店ショッピングセンターテナントとしての出店やロードサイド店舗によって展開している[8]。店頭における調理工程演示で集客を行っている[8]

レストラン事業では、高品質の松阪牛を炭火あみ焼・すき焼・しゃぶしゃぶなどの様々な方法で調理した上で提供することでブランド化に成功している[9]。事業は全国レベルで展開され、和・洋・中メニューのほか、中華を基本とした創作料理(上海柿安)やオリジナルハンバーグメニュー(炭火焼ハンバーグカキヤス)のような多彩な新規メニューを提供している[9]

食品事業の主力商品は牛肉しぐれ煮(柿安 料亭しぐれ煮)[10]。しぐれ煮は250年程前から桑名に伝わる代表的な製法により製造されているという[10]

和菓子事業では、今でも昔ながらの手作りを守る[11]。そのルーツは料亭(本店)で提供していたわらび餅であり、その後店舗販売として拡大したものであるという[11]

沿革

  • 1871年明治4年)11月 - 三重県桑名川岸町において赤塚安次郎により牛鍋店柿安として創業する[6]
  • 1968年昭和43年)11月 - 三重県桑名市において株式会社柿安本店として法人化する[6]
  • 1972年(昭和47年)8月 - 主力商品である牛肉しぐれ煮の販売を開始する[6]
  • 1973年(昭和48年)8月 - 本社を桑名市江戸町に移転する[6]
  • 1978年(昭和53年)9月 - 牛肉しぐれ煮の製造工場しぐれセンターを桑名市安永に新設する[6]
  • 1981年(昭和56年)9月 - 精肉加工工場ミートセンターを桑名市安永に新設する[6]
  • 1985年(昭和60年)11月 - 牛肉の産地直送拠点フレッシュセンターを桑名市安永に新設する[6]
  • 1987年(昭和62年)7月 - 惣菜類の製造工場デリカセンターを桑名市片町に新設する[6]
  • 1989年平成元年)2月 - 本社を桑名市吉之丸(現本社)に移転する[6]
  • 1997年(平成9年)6月 - 株式を日本証券協会ジャスダックに店頭登録する[6]
  • 1998年(平成10年)4月 - 洋惣菜の店柿安ダイニング1号店をそごう千葉店に開設する[6]
  • 2001年(平成13年)4月 - 中華惣菜の店上海デリ1号店を大丸東京店に開設する[6]
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)11月 - ビュッフェレストラン三尺三寸箸1号店を梅田HEPナビオに開設[6]
  • 2005年(平成17年)11月 - 和菓子の口福堂1号店をジャスコ木曽川店に開設する[6]
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)
    • 4月 - 障害者雇用への取り組みを開始する[6]
    • 9月 - 和菓子の製造工場柿安スイーツファクトリーを桑名市陽だまりの丘に新設する[6]
    • 9月 - 炭火焼ステーキ・すき焼・しゃぶしゃぶ柿安を東京都中央区銀座に開設する[6]
    • 11月 - コーポレートブランド・店舗ブランドの再構築する[6]
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 1月 - 柿安 牛めし1号店を大丸京都店に開設する[6]
    • 4月 - 赤塚保名誉会長が藍綬褒章を受章する[6]
    • 6月 - 第1回「料理コンテスト」を開催する[6]
    • 9月 - グリル&カレーカキヤス1号店を御在所SA(現EXPASA御在所)に開設[6]
    • 9月 - 第1回「美し国 三重県フェア」開催[6]
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 9月 - 第1回「アラスカシーフードフェア」を開催する。
    • 10月 - 東京本部の事業所を統合する。
    • 11月 - 新しい企業メッセージとして「おいしさ、育む。」を設定する。
  • 2014年(平成26年)3月 - 和菓子の新業態である口福堂だんごをアルカード亀有に開設する。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 2月 - 平成29年5月から平成30年4月の期間、下請事業者から「販売協力金」の徴収により下請金額を減額(5名から総額1515万8869円)していたことで、公正取引委員会から下請法違反の勧告を受けた[12]
    • 11月 - 東京証券取引所第1部へ市場変更[13]

主力製品・事業

精肉事業

  • 松阪牛
  • 柿安牛
  • 黒毛和牛
  • 沖縄あぐ~豚
  • プレミアムあぐ~
  • 鹿児島黒豚 プリンシャスポーク
  • 鹿児島XX豚
  • すくすく鶏
  • 天草大王

惣菜事業

  • KAKIYASU DINING (洋惣菜)
  • Shang-hai DELI(中華惣菜)
  • おかずや(和惣菜)
  • 上海饅頭店
  • 柿安 牛めし

レストラン事業

  • 炭火焼ステーキ すき焼 しゃぶしゃぶ「柿安」
  • 三尺三寸箸
  • 上海柿安
  • 炭火焼ハンバーグカキヤス
  • 炭火焼グリル カキヤス
  • グリル&カレー カキヤス
  • グリルカキヤス
  • 炭火焼 牛たん安次郎

和菓子事業

  • 口福堂
  • 口福堂だんご
  • 柿次郎

食品事業

  • 料亭しぐれ煮

主要事業所

  • 本社 - 三重県桑名市吉之丸8番地
  • 東京本部 - 東京都品川区西五反田8-1-14 最勝ビル
  • 子会社 - 柿安グルメフーズ株式会社

テレビ番組

脚注

外部リンク

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