東京農業大学第二高等学校・中等部(とうきょうのうぎょうだいがくだいにこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は、群馬県高崎市に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。略称は、「農二(のうに)」、「農大二高」、「東農大二高」など。
概要 東京農業大学第二高等学校・中等部, 国公私立の別 ...
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設置者は榎本武揚創設の東京農業大学を運営する学校法人東京農業大学。
一般、推薦、特待入試が行われるが、入試方式によるクラス分けはない(2015年度入学の1学年より、成績によるクラスの編成は行われている)。“農業”の字を冠してはいるが農業科は設置されておらず、普通科のみの進学校である。
「大根踊り」(正式名称:青山ほとり)が有名である。スポーツの応援などでよく見られる。
2007年6月、新校舎での授業開始。
2023年、東京農業大学第二高等学校中等部が併設され、開校[1][2]。
- 普通科
- リベラルアーツ - Iコース(特別進学コース)
- ジュネラルアーツ - IIコース(発展/標準コース)
- スペシャルアーツ - IIIコース(クラブ選抜コース)
- 海外留学 - グローバルコース(2020年度設置)
- 中高一貫コース(2023年度中等部設置に伴い、高校生徒はいない)
中等部の生徒は原則として高校では「中高一貫コース(仮称)」に進学する[3]。外部の中学校から高校に入学した者は一貫コースには所属することができず、高校の一貫コースは中等部からの内部進学者のみで構成される[3]。
進路・学習面
- 群馬県の公立高校である高崎高校、高崎北高校、高崎経大付高校や前橋高校、前橋南高校、高崎女子高校や前橋女子高校などとの併願校としての受験者が多いが、推薦や単願の入学者も多い。
- 系列である東京農業大学に推薦で進学できるが、他の大学に進学する生徒も多い。東京情報大学への進学者はほとんどいない。
- 以前、校内は男子と女子でクラスが異なったが、2015年来より男女混合クラスになった。
- 2015年度入学生よりコース制を導入。旧帝国大学、医学部医学科、早慶上理への進学を目指すⅠコース、難関国公立大学やGMARCH、東京農業大学などへの進学を目指すⅡコース発展コース、高崎経済大学や群馬大学などの地方国公立大学、日東駒専、東京農業大学などの進学を目指すⅡコース標準コース、クラブ活動で全国大会での活躍を目指すⅢコースクラブ選抜コースに分かれている。これらに関しては1年次は入学時における試験結果など、2年次以降に関しては校内試験や模擬試験の結果などを踏まえ割り振りを行っている。更に2020年度より1年次1月から2年次12月までの1年間、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのいずれかへ留学を行うグローバル(海外留学)コースも新設された。留学期間中の単位認定を行うため、3年間での卒業が可能である。
- 上記のコース制導入に伴い、2015年度入学生より0限授業を午前8時より行っている。1,2年次にⅠコースは週5日、Ⅱコースは週1日である。
- 学習面ではⅠ、Ⅱコースでは2年次から、2020年度新設のグローバルコースでは3年次から文系、理系クラスに分けられている。また奇数の土曜日は休日ではなく通常通り(ただし4時間目まで)授業が行われている。
その他
- キャンパスは本校舎、而立棟、昭和棟、武揚ホール、時敬グランドからなる。武揚ホールは、東京農業大学の前身である徳川育英会育英黌農業科の創設者榎本武揚、時敬グランドは東京農業大学初代学長横井時敬が其々由来である。また、而立棟には食堂が、昭和棟には購買部とパン屋がある。
- 以前は男女別のクラス制を採用していたため同一校舎の中にそれぞれ男子校と女子校が併存しているような状態であった。2015年度入学の1学年からは男女混合のクラスとなっている。
- キャンパスは観音山の丘陵上にあることから、自然豊富で四季折々の風景を観ることができる。
- ロードオブメジャーのPV撮影に使われたこともあり、当時の学生が巨大なフラフープを回したこともあった。
部活動でも、野球、ラグビーや陸上競技の強豪校としても知られ、過去幾度かの全国大会出場経験があるほか、プロ選手も多数輩出している。8つの部活動が強化部に指定されている。
- 隔年(現在は西暦の偶数年)で開催されていたものの、2019年より毎年開催されている学園祭。この学園祭ではたいてい男女のクラスが混合で模擬店を出店したり、調べて展示したりする。
- また、学術、芸術系クラブの発表や展示がさかんに行われる。
- 近年は9月中の土曜、日曜になることが多い。
- 二高祭を開催しない年に隔年で行われていたものの、こちらも2019年より毎年開催されている。なお、二高祭と違って一般公開はされていない。
- 第23回の二高祭からは、事前に高崎駅前で生徒会や吹奏楽部、応援団などが協力して二高祭のアピールをしている。
- 毎年開催される。高校近くのアップダウンの激しい山中を走り、参加者全員にリンゴが配られる。
- 最後尾には救護車なるものが走り、途中棄権する人や時間の関係上走りきるのが困難だと判断された人が乗せられる。仮に救護車が満員になった場合は、先に乗った人達の中から、ある程度体力が回復したと思われる人から順に降ろされる。
- 男子は11キロもの道のりであるが、ほぼ分岐のない道であり、分岐があったとしても教師や手伝いを行う陸上部員によって監視されているためショートカットはできない。
- 政治家
- 野球
- ラグビー
- 陸上競技
- その他のスポーツ
- 芸能
- その他の出身者
出典
“第1回中等部入学式”. junior.nodai-2-h.ed.jp. 東京農業大学第二高等学校中等部 (2023年4月9日). 2023年10月2日閲覧。
“6年間一貫教育”. junior.nodai-2-h.ed.jp. 東京農業大学第二高等学校中等部. 2023年10月2日閲覧。