最終教師
山本貴嗣による漫画 ウィキペディアから
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山本貴嗣による漫画 ウィキペディアから
『最終教師』(さいしゅうきょうし)は、山本貴嗣の漫画作品シリーズ。1980年12月に平凡パンチ臨時増刊『THAT'Sコミック』に掲載された読み切り『最終教師』を基に、1981年12月から1983年3月にかけて『月刊ジャストコミック』で連載された。全15話で学園編(第1話 - 第9話)とバイク編(第10話 - 第15話)の2部構成に分かれる。単行本は徳間書店のアニメージュ・コミックスから全2巻。
1988年に学園編が『恐怖のバイオ人間 最終教師』のタイトルでOVA化され、劇場公開(『銀河英雄伝説』との同時上映)に合わせ、『月刊少年キャプテン』で続編『最終教師2』が連載された。『2』の単行本は徳間書店のアニメージュ・コミックスから全1巻。
読切版の『最終教師』は、1980年秋に作者の山本貴嗣が大学4年の時に描いた作品で、スタッフに大坂尚子、山田貴敏など[1]。西暦2080年のTOKIOの某私立進学高等学校(制服が水着)を舞台に、文部省から派遣されたサイボーグ教師(正式名称:八式改良型自動教師、愛称:改八先生)が、不良(一人だけセーラー服)を更生、要は脱がせようと頑張るものの、性的暴走のあげく当局に不良品として回収されるという話。読み切り発表から本連載が決まるまでの間に、他誌で似た設定の学園漫画が始まったために、連載に当たって大幅に設定を変えざるを得なくなった。
連載版の『最終教師』は、山本が大学を卒業した後初めての連載作品で、1982年1月号に載るはずだった第2話が掲載誌の編集部のミスで「載せるスペースが無くなった」ため、1か月掲載をずらされるという憂き目に遭っている[2]。また、1985年夏には、山本と決して知らぬ仲ではない漫画家に、読切版と連載版の設定をミックスして2で割ったような内容の同名作品を発表されるという憂き目にも遭っている[3]。
その後、「第2の最終教師」問題を受けて、山本は『月刊コミコミ』に連載していた漫画『エルフ・17』に最終教師・茶羽十三郎[注釈 1]を登場させ、同誌1986年7月 - 11月号で『最終教師』学園編のセルフパロディを行っている。
本作のヒロイン白鳥雛子はのちの山本貴嗣作品にもしばしばゲスト出演したのち、1992年8月から1995年5月にかけて『月刊アスキーコミック』で看板漫画『HINAKO!!!』を得ている。
関東一悪名高い学校、私立帝王学園高校に赴任した最終教師茶羽顔八。彼は人間ばなれした生命力とパワーでもって数々の学校の非行生徒のプライドを傷付け屈服させてきた。彼はまず帝王学園の団結を崩すため、総番長白鳥雛子を倒すことをもくろむ。茶羽顔八と白鳥雛子の壮絶ながらもバカバカしい戦いの最中、茶羽顔八を追い続けていた男狩魔無礼が戦いに加わる。
私立帝王学園高校内の暴走族「パープルピーチズ」が戦闘用バイクに乗った何者かの手により壊滅。白鳥雛子は犯人探しに乗り出すが、全ては茶羽顔八の罠だった。白鳥雛子は茶羽顔八の活動拠点で囚われの身になり、狩魔無礼と帝王学園の面々により必死の救出活動が行われる。
声はOVAのもの。
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