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日本語に由来する日本国外の地名一覧(にほんごにゆらいするにほんこくがいのちめいいちらん)では、日本国外に存在する日本語が由来となった地名を列挙する。その多くは旧外地、とりわけ台湾に集中している。なお、千島列島およびサハリンにおいて、日本統治下にアイヌ語から採用され、ソ連占領後も改称されずに残る地名については含めない。
台湾に存在する日本語由来の地名は、日本人入植者らが命名したもののほか、日本統治時代の1920年(大正9年)10月に実施された地方制度改正(行政区域の再編)の際に「内地風」に命名・改称され、中華民国統治開始後も発音だけ中国語に改められて残ったものが多い。都市中心部の日本語町名は中華民国統治開始後にほぼ一掃されたが、永楽市場(←永楽町)や新富市場(←新富町)のように施設名などにその名を残すものもある。
内地風に命名・改称された地名はほとんど残っていないが、日本統治時代、固有語の地名が漢字語化されたり(大田広域市など)、由来を無視して平易な漢字に改められたり(江原道楊口郡亀岩里→九岩里[5]など)した例は各地にある。中央日報によれば、鳳凰山と呼ばれていた山をニワトリに格下げした例(大田広域市の鶏足山)や、住民の気を弱めるために「龍」の字を除いた例(慶尚北道青松郡の周王山の滝)などもあるという(「創地改名」参照)[6]。
1912年(明治45年)1月16日、白瀬矗が南極上陸を果たした際に上陸地点を「開南湾」と命名したのを皮切りに、南極には日本に関係した地名がいくつか存在する。
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