新書大賞
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新書大賞(しんしょたいしょう)は、中央公論新社が主催する新書に関する賞、または、その賞に関する中央公論新社の冊子である。2008年から始まった。
概要
各年1年間に発行された新書の中から、書店員、書評家、各社新書編集部、新聞記者にオススメの新書を挙げてもらい(1番いい新書を10点、2位が9点…5位が6点)、全員の得点を合計して、1位から20位までの順位を決め、1位の作品がその年の大賞となる。
2008年および2011年以降は、『中央公論』本誌3月号で発表。2009年と2010年は、冊子『新書大賞』で発表された。
受賞作
要約
視点
2008年
2009年
2010年
2011年
順位 | 書名 | 著者 | シリーズ |
---|---|---|---|
大賞 | 宇宙は何でできているのか | 村山斉 | 幻冬舎新書 |
第2位 | デフレの正体 経済は「人口の波」で動く | 藻谷浩介 | 角川oneテーマ21 |
第3位 | 街場のメディア論 | 内田樹 | 光文社新書 |
第4位 | 競争と公平感―市場経済の本当のメリット | 大竹文雄 | 中公新書 |
第5位 | 伊藤博文―知の政治家 | 瀧井一博 | 中公新書 |
第6位 | 葬式は、要らない | 島田裕巳 | 幻冬舎新書 |
第7位 | 希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 | 古市憲寿 | 光文社新書 |
第8位 | 田中角栄の昭和 | 保坂正康 | 朝日新書 |
第9位 | なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか | 若宮健 | 祥伝社新書 |
第10位 | 創られた「日本の心」神話 ―「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 |
輪島裕介 | 光文社新書 |
2012年
2013年
順位 | 書名 | 著者 | シリーズ |
---|---|---|---|
大賞 | 社会を変えるには | 小熊英二 | 講談社現代新書 |
第2位 | 田中角栄 | 早野透 | 中公新書 |
第3位 | 日本近代史 | 坂野潤治 | ちくま新書 |
第4位 | わかりあえないことから | 平田オリザ | 講談社現代新書 |
第5位 | 聞く力 | 阿川佐和子 | 文春新書 |
第6位 | 独立国家のつくりかた | 坂口恭平 | 講談社現代新書 |
第7位 | 商店街はなぜ滅びるのか ―社会・政治・経済史から探る再生の道 |
新雅史 | 光文社新書 |
第8位 | 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? | 木暮太一 | 星海社新書 |
第9位 | 百年前の日本語―書きことばが揺れた時代 | 今野真二 | 岩波新書 |
第10位 | 植物はすごい―生き残りをかけたしくみと工夫 | 田中修 | 中公新書 |
2014年
2015年
順位 | 書名 | 著者 | シリーズ |
---|---|---|---|
大賞 | 地方消滅―東京一極集中が招く人口急減 | 増田寛也 | 中公新書 |
第2位 | 資本主義の終焉と歴史の危機 | 水野和夫 | 集英社新書 |
第3位 | ハンナ・アーレント―「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 | 矢野久美子 | 中公新書 |
第4位 | 愛と暴力の戦後とその後 | 赤坂真理 | 講談社現代新書 |
第5位 | 最貧困女子 | 鈴木大介 | 幻冬舎新書 |
第6位 | 創価学会と平和主義 | 佐藤優 | 朝日新書 |
第7位 | 昆虫はすごい | 丸山宗利 | 光文社新書 |
第8位 | なぜ時代劇は滅びるのか | 春日太一 | 新潮新書 |
第9位 | だから日本はズレている | 古市憲寿 | 新潮新書 |
第10位 | ヒトラー演説―熱狂の真実 | 高田博行 | 中公新書 |
西田幾太郎―無私の思想と日本人 | 佐伯啓思 | 新潮新書 |
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2022年
2023年
2024年
冊子
年1回、新書大賞受賞作が決まったあとに中央公論新社から発行されていた。内容は受賞作20作品全てのレビューや、大賞受賞作の著者へのインタビュー、各年の全ての新書レーベルからの主要新書リストなどが収録されていた。
- 中央公論編集部 編『新書大賞 2009』中央公論新社、2009年3月。ISBN 978-4-12-004021-4。
- 中央公論編集部 編『新書大賞 2010』中央公論新社、2010年2月。ISBN 978-4-12-004109-9。
脚注
外部リンク
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