播磨科学公園都市
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播磨科学公園都市(はりまかがくこうえんとし Harima Science Garden City)は、兵庫県南西部(播磨地方)の丘陵地帯(吉備高原の東端部)を切り開いて造成した学術公園都市。
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2010年5月15日撮影の10枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
上郡町、佐用町、たつの市にまたがり、3市町の住所に光都と付く。西播磨テクノポリス計画の拠点都市である。
概要
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国内外の著名な建築家・ランドスケープデザインの専門家ら(磯崎新、安藤忠雄、渡辺真理、ピーター・ウォーカーなど)の指導のもと、“時間とともに成長する森の中の都市”をコンセプトに都市全体の計画がなされた。都市機能と景観の両面から一体的にデザインすることにより、快適な居住環境と優れた研究環境を備えたデザイン性の高い都市を目指した[1]。そのため特にその最初期のものについて、ポストモダン建築など計画当時(1980年代)の建築デザインの潮流を反映した、上述の建築家らによるデザイン性の高い一連の建築物群が多数みられる。
1997年には目玉施設であるSPring-8の供用開始を受けて、「まちびらきフェスティバル」が行われた[2]。
通称"テクノポリス"あるいは"テクノ"とよばれており、都市へ通じる兵庫県道44号相生宍粟線には"播磨テクノライン"という愛称が付けられている。都市の中心には"テクノ中央"交差点がある。
開発開始から30年にあたる2015年の報告では、区域人口は1,434人であり、当初の計画人口25,000人に対し僅か 5.7%にとどまっている[3]。
主に公共施設や研究施設等が立地しており、造成地の大半は現在売り出し中である。
立地施設
研究機関
- 理化学研究所播磨(佐用町)
- 大型放射光施設 SPring-8(佐用町)
- 高輝度光科学研究センター
- X線自由電子レーザー施設SACLA
- 量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所(放射光科学研究ユニット)(佐用町)
- 日本原子力研究開発機構播磨事務所 (佐用町)
- 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所(上郡町)
- 中型放射光施設 ニュースバル(佐用町)
公共機関
- 西播磨県民局(上郡町)
- 兵庫県立粒子線医療センター(たつの市)
- 兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター(たつの市)
- 兵庫県立先端科学技術支援センター(上郡町)
- 播磨高原斎場こぶし苑(たつの市)
- 西はりま消防組合たつの消防署光都分署(上郡町)(2018年〈平成30年〉に赤穂市消防本部から西はりま消防組合へ移管)
郵便局
- 西播磨光都プラザ郵便局(上郡町)
スポーツ施設
- ふれあいスポーツ交流館(たつの市)
- ストークヒルゴルフクラブ(上郡町)
- ダイセル播磨光都サッカー場(上郡町)
学校・教育施設
- 兵庫県立大学理学部(上郡町)
- 兵庫県立大学附属中学校・高等学校(上郡町)
- 2007年3月に廃校されたはりまコンピュータ・カレッジの校舎・施設を利用。
- 播磨高原東中学校(たつの市)
- 播磨高原東小学校(たつの市)
- プレ・スクール光都(上郡町)
- 兵庫県立西はりま特別支援学校(たつの市)
企業
- 住友電気工業播磨研究所(上郡町)
- NECフィールディング(上郡町)
- ダイセル西播磨研修センター(上郡町)
- トッパンプラスチックハリマ工場(上郡町)
- クリテックサービス播磨事業所(栗田工業)(上郡町)
- フジプレアム光都工場(たつの市)
- ビーエイチエヌ播磨生産開発センター(たつの市)
- 帝国電機製作所(たつの市)
- 石川島興業テクノ営業所(たつの市)
- 三木弘鋼材テクノポリス工場(たつの市)
- タツミ産業テクノポリスCSセンター(たつの市)
- はりまタクシー(たつの市)
- 光都きもの正和苑(たつの市)
- 本多石油テクノプラザ西播磨給油所(上郡町)
- 神戸新聞社西播磨中央支局(たつの市)
- 三日月運送光都物流センター(上郡町)
交通機関
バス
一般道路
相生市方面
- 国道2号より兵庫県道44号相生宍粟線(播磨テクノライン)
たつの市方面
- 国道179号より兵庫県道44号相生宍粟線
上郡町方面
佐用町方面
- 国道179号線より兵庫県道28号上郡末広線
高速道路
ヘリポート
- 播磨ヘリポート 2008年9月25日に廃止された。
脚注
関連項目
外部リンク
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