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折渡トンネル

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折渡トンネル
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折渡トンネル(おりわたりトンネル)は、秋田県由利本荘市東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線羽後岩谷駅 - 折渡駅間に所在する鉄道トンネルである[1]単線トンネル2本で構成され、下り線トンネルは全長1,438メートル、上り線トンネル(新折渡トンネル)は全長1,705メートルである。

概要 概要, 路線 ...

日本で初めてシールド工法が採用されたトンネル[2]として知られている。

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概要

羽越北線の開業に向けて掘削されたが、その開業が大幅に遅延するほどの難工事であった。後年、複線化に伴って単線トンネル1本が新たに掘削されたが、こちらは技術の進歩などにより、2年ほどで完工している。

歴史

  • 1917年大正6年)6月1日 - 羽越北線第5工区(羽後亀田-羽後岩谷間)着工[3]
  • 1919年(大正8年)8月31日 - 難工事により橋本進次郎(現在の株式会社橋本店)との工事請負契約を一部解約し、トンネル工事を鉄道省直轄工事とする[4]
  • 1920年(大正9年)9月 - シールド工法での工事着工[5]
  • 1923年(大正12年)3月 - シールド工法から在来工法に切替[4]
  • 1924年(大正13年)
    • 1月 - 頂設導坑貫通[6]
    • 4月19日 - 完成[5]
    • 4月20日 - 開通[7]に伴い供用開始。
  • 1950年昭和25年) - トンネル内レールを37キロから50キロに交換[8]
  • 1960年(昭和35年)11月 - トンネル内の一部をロングレール化[8]
  • 1963年(昭和38年)4月20日 - トンネル内で機関士・機関助士が失神[9]
  • 1969年(昭和44年)10月3日 - 新折渡トンネル起工式挙行[10]
  • 1971年(昭和46年)
    • 4月13日 - 新折渡トンネル貫通[11]
    • 11月26日 - 現在線を新折渡トンネル経由に変更[12]し、折渡トンネルを交流電化用に改築。
      • この際にシールドが発見され、一部を切断し、現在は鉄道総研国立研究所に保存されている[13]
  • 1972年(昭和47年)9月19日 - 複線化[14]
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その他

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殉職者供養碑

羽後岩谷側坑口近くに、竣工記念碑と殉職者供養碑が建立されている。

出典

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