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日本の評論家、作家 (1965-) ウィキペディアから
徳川 家広(とくがわ いえひろ、旧字体:德川 家廣、1965年〈昭和40年〉2月7日 - )は、日本の政治経済評論家[3]、翻訳家[2]、作家[4]。徳川宗家第19代当主[5][6]。公益財団法人徳川記念財団理事長[7]、長崎大学国際連携研究戦略本部客員教授[4]、特定非営利活動法人公共政策調査機構顧問。
徳川は1965年(昭和40年)2月7日[1]、徳川宗家第18代当主・徳川恒孝と、その妻幸子(寺島宗従伯爵長女[8])の間の長男として東京都渋谷区に生まれた。小学1年生から3年生までをアメリカ・ニューヨークで過ごし[9]、帰国後、学習院初等科・中等科・高等科で学んだ[10]。学習院在学中は文芸部に所属していた。友人で後輩になる磯田道史も卒業した慶應義塾大学経済学部卒業後、ミシガン大学大学院で経済学修士号を取得[11]。財団法人国際開発高等教育機構(FASID)、国際連合食糧農業機関(FAO)のローマ本部、ベトナム支部(ハノイ)に勤務し、その後、コロンビア大学大学院政治学研究科を修了し、政治学修士号を取得(国際関係論)[2]。
1997年頃、FAOベトナム支部勤務時代に11歳下のベトナム人女性と知り合い、恋仲となる[9]。早々にこの女性との結婚を決意し、2001年に日本へ帰国[9]。2006年に婚姻した[9]。周囲の反対もあったと報道されたが、徳川によれば、びっくりはされたが家族に会わせてみると「いい子だね」と祝福されたという[12]。
2010年、アメリカ映画『グリーン・ゾーン』の字幕翻訳を担当。2012年10月、政策フォーラム「日本の選択」の設立に参加し、その座長となる[13]。
2016年には広島県立美術館と新潟市美術館で開催された「徳川家康没後400年記念 天下太平 徳川名宝展」[14]をプロデュースし、その最初の開催地である広島市では、同地の菓子会社・にしき堂が「徳川宗家十九代 徳川家広氏プロデュース」の「葵もみじ」を発売[15]、2017年には浜松市の菓子会社・春華堂が「徳川宗家十九代 徳川家広氏の監修」として慶長小判を象った最中を発売した[16]。
2022年10月4日、浜松市は、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』放送開始に合わせて浜松城公園に建設する大河ドラマ館の名誉館長を、徳川に委嘱した[17]。
同年10月25日、父の恒孝が高齢であることなどを理由に年内で当主を退くことを決め、2023年1月1日付で徳川が第19代当主として正式に家督を継承することが各メディアで報じられた[5]。2022年11月1日、日光東照宮に報告参拝[18]。
2023年1月1日、 徳川宗家の家督を継承し第19代当主となる。同年1月29日、代替わりの儀式として、増上寺で「継宗の儀」が行われた[注 1]。
2018年10月に知人の北海道議会議員から要請を受け、任期満了に伴う北海道知事選挙(2019年4月執行)への立候補の準備を始める。2019年1月に住民票を札幌市に移し、北海道内を回って情報収集をしていた[19]が、同年2月20日、自らの理解が浅かったとして不出馬を表明した[20][21]。
2019年5月28日、第25回参議院議員通常選挙に静岡県選挙区(改選数2)から立憲民主党公認で立候補する意向を表明した[22]。7月21日に行われた参院選では「最重点区」として党幹部の手厚い応援を受けたが、現職自民党の牧野京夫と現職国民民主党の榛葉賀津也に敗れ、落選した[23][24]。
立憲民主党本部は参院選で30万票強を獲得した徳川を重要視し、次期衆院選の静岡4区または静岡5区への立候補を打診。徳川も「出るなら5区」と考え政治活動を続けた。ところが同年11月27日、国民民主党静岡県連が静岡5区総支部長に小野範和(伊豆の国市長小野登志子の長男)を選出する[25] [26]と、徳川は「野党共闘の邪魔はしたくない」と述べ、翌11月28日に次期衆院選への立候補を見送ることを決めた[27]。
2020年5月19日、立憲民主党静岡県連に離党届を提出。党関係者によれば、徳川は自身が参院選で競合した国民民主党との合流協議が進んでいた事に対し不信感を募らせており、3月には党幹事長の福山哲郎に離党の意向を示し、慰留されていたが4月に静岡4区補欠選挙があったため結論を先延ばしにされていた[28][29]。6月24日に党県連は離党を承認した[30]。
父は徳川宗家第18代当主、元日本郵船副社長で徳川記念財団初代理事長の徳川恆孝[4]。血脈上では松平容保の男系玄孫にあたり、水戸徳川家の祖頼房の長男松平頼重の男系子孫である。また徳川家達・島津忠義・鍋島直大・池田詮政・寺島宗則の玄孫、島津久光・鍋島閑叟の来孫でもある。
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