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松本清張の短編小説集 ウィキペディアから
『影の車』(かげのくるま)は、松本清張が1961年8月に出版した短編集、および当該短編集に収録された短編小説『潜在光景』を原作とする映画・テレビドラマ。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
都心から80分ばかりかかる住宅地に住む浜島幸雄は、会社帰りのバスの中で、小磯泰子から声をかけられ、学生時代以来の再会をする。1週間後、再びバスの中で遭遇した泰子は、家に立ち寄るよう勧めた。思い切ってバスを降りた浜島は、泰子が夫を失い、保険の集金の仕事をしながら、六歳の健一という名前の息子と二人で暮らしているのを知る。泰子の態度に、妻には見られないやさしさを感じる浜島。
他方、浜島の妻は、それほど温かい気持ちの女ではなく、家の中は索漠としていた。浜島と泰子の間は急速に進み、二人は結ばれる。少ない収入にもかかわらず、浜島に心から仕える泰子。しかし、息子の健一はひどく人見知りし、一向に浜島に馴れない。泰子と話をしていても、健一の存在が煙たく、気持ちにひっかかってくる浜島。浜島はふと、自分の小さいときの記憶を途切れ途切れに思い出すようになったが、その記憶に潜在する光景が、現在の浜島に思わぬ影をもたらす。
この節の加筆が望まれています。 |
1970年6月6日に松竹系にて公開された。主な舞台を東急田園都市線・藤が丘駅周辺の「ささおやま団地」とし、浜島の勤務先を旅行代理店、妻・啓子の職業をフラワー教室とするなど、時代背景は、高度経済成長の進行を踏まえた設定となっている。また、本映画オリジナルの設定として、浜島と泰子の故郷を千葉県千倉町(現・南房総市)としている。1970年度キネマ旬報ベストテン第7位に選出されている。現在はDVD化されている。
他
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1971年9月13日から11月5日まで、フジテレビ系列の「ライオン奥様劇場」枠(13:00-13:30)にて、全40回の連続ドラマとして放映。タイトルは「影の車」。テレビ映画。白黒作品。
「松本清張サスペンス・潜在光景」。1988年9月5日、関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の「月曜サスペンス(松本清張サスペンス)」枠(22:00-22:54)にて放映。視聴率17.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 本作品は主人公の浜島が少年に暴力をふるったところを少年の母親泰子に見咎められ「二度と来ないで!」となじられて追い返される場面で終わっており、少年への殺人未遂で逮捕されて取り調べを受ける場面は無い。
関西テレビ制作・フジテレビ系列 月曜サスペンス(松本清張サスペンス) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
-
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潜在光景
(1988.9.5) |
愛と空白の共謀
(1988.9.12) |
「松本清張特別企画・影の車」。2001年2月19日21:00-22:54、TBS系列にて放映。第38回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞受賞(原田美枝子)作品。
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