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廃止された仏教寺院、宗教施設 ウィキペディアから
廃寺(はいじ)は、仏教関連用語の一つ。本義としては「廃止された仏教寺院」を指す語であるが、他宗教の施設についても用いられることがある。考古学では「〇〇廃寺」のように寺院跡の遺跡を示す呼称として用いられる。
廃寺とは「廃止された仏教寺院」のことである。政策や社会情勢を理由とした廃止(例:廃仏毀釈、文化大革命による宗教弾圧)、経済的事情による廃止、天災や人災、戦争などによって施設が破壊されたのちの、再建が叶わなかったことによる結果的な廃止(廃墟化)、信者や地域住民といった担い手を失ったことによる廃墟化・遺跡化(例:ガンダーラ地方の寺院遺跡。13世紀のモンゴル軍による戦禍)など、廃止される事由はさまざまである。ただし、ここに示したものは後者であればあるほど、それらは「廃墟」であり、「遺跡」であって、「廃寺」と表現されることは少なくなる。
また、道教やインドの諸宗教、ゾロアスター教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教等々、仏教以外の宗教施設を「寺院」と呼ぶことがあり(cf. 寺院#仏教以外の宗教の寺院)、キリスト教など一部宗教では修行者(修道者)を「修道僧」「僧」「尼僧」などと呼ぶことがあるのと同じく、適当な漢訳語が無いことから、廃止された、または、廃墟化・遺跡化したそのような宗教施設を、漢字文化圏で「廃寺」と呼ぶことも珍しくない。
ここでは、著名な廃寺を始め、特筆すべき廃寺について記す。
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