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市川市コミュニティバス(いちかわしコミュニティバス)は、千葉県市川市のコミュニティバスである。北東部ルートの愛称は梨丸号、南部ルートの愛称はわくわくバス。
京成バス市川営業所が受託。 北東部ルートの周辺に中山競馬場が立地することから、北東部ルートは日本中央競馬会(JRA)の競馬場所在市町村に対する環境整備事業寄附金対象事業の一つに挙げられている[3]。 2015年夏に愛称を沿線小学校の児童より公募、市川市動植物園のマスコット「梨丸」から「梨丸号」と命名される。
京成トランジットバス塩浜営業所が受託。 2005年10月より市川市コミュニティバスのうち、行徳地区を通る南部ルートを社会実験として運行、2010年より本格運行に移行している。沿線には最近建設された大型マンションなどがあり、東京メトロ東西線沿線の公共施設や都市公園、大規模商業施設などを結ぶようにルートが組まれている。一部の時間帯を除いて約30分間隔で運行されているが、妙典駅から先、江戸川の新行徳橋を越えてニッケコルトンプラザ付近にある現代産業科学館メディアパークへ延長運転される便は少ない。いすゞ・エルガミオや日野・ポンチョが就役、2012年に公募で「わくわくバス」と命名、専用の装飾が施されている。 現代産業科学館・メディアパークでは北東部ルートに、東京ベイ医療センターでは浦安市コミュニティバス「おさんぽバス」医療センター線 当代島公民館・浦安駅・浦安市役所経由新浦安駅行きに乗り継ぐことができる。 2020年9月12日より、新型のエルガミオ(2KG-LR290J4)を導入。これにより、わくわくバス専用車両は予備車両を除き水色に塗装を変更された[4]。
行徳ルート・南行徳ルートは2024年2月1日より、南部ルートの検証実験として運行を開始予定[5]。
京成バス市川営業所が受託。
2019年10月1日より2020年3月31日までの平日に一日5往復で実証運行を実施[6]、北総線の矢切駅 - 北国分駅間の周辺地域を結ぶ[7]。2015年に住民団体「北国分・堀之内地域のバスを考える会」から市川市に北国分・堀之内地域へのコミュニティバス導入ルート案の要望が出され、実車走行や住民アンケートを繰り返して運行ルートが決定された[8]。北東部ルートよりも道路条件が厳しいため、トヨタ・ハイエースコミューターで運行される。
開始当初6か月間の運輸実績は乗客数1182人で一日あたり平均乗客数9.9人、一便あたり平均乗客数1.0人、運賃収入は消費税別214,909円に対して経費総額10,054,959円で採算率3.0%、市は9,840,050円を負担した[9]。
2020年8月3日にダイヤ改定が行われ、国際医療福祉大学市川病院を経由する経路に改められた[10]が、2020年8月から2021年1月までの運輸実績は乗客数1016人で一日あたり平均乗客数8.4人、一便平均乗客数0.8人に低下、運賃収入は消費税別184,727円に対して経費総額7,724,000円で採算率は2.8%に悪化、市は7,539,273円を負担した[9]。
市川市は運行開始時からの当ルートの採算率及び乗車率の低迷を理由に、2021年7月30日を以て路線を廃止した[11]。
京成トランジットバス塩浜営業所が受託。 2020年10月11日に開業した「あいねすと」(市川市行徳野鳥観察舎)へのアクセス向上のために2021年10月1日から2022年3月31日までの半年間、実証運行を行う予定であったが[12] 、4月1日以降も引き続き実証実験の継続を発表し2022年9月30日をもって運用終了[13]。2022年4月30日までは一日乗車券が販売されていた[14]。車両はトヨタ・ハイエース。 運行体制は白鷺公園から行徳駅を経由して白鷺公園へと循環していた。運転本数は白鷺公園を起点として毎時1本で1日8往復。開業当初は8時台 - 11時台・15時台 - 18時台までの運用。2022年5月1日ダイヤ改正以降は、9時台 - 16時台の運用となる[15]。起点の白鷺公園を毎時15分に出発する。平日の月曜日は運休となるが、月曜日が休日の場合は翌平日を運休する。 本格運行への移行は半年間の採算率が30%以上であることを達成した後に、アンケート調査を実施し、回収率が35%以上、回答のうち「既に利用している方」と「利用していないが今後利用意向のある方」の合計が65%以上であることが条件である[16]。
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