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島田 昌典(しまだ まさのり、1961年11月3日 - )は、日本の音楽プロデューサー、編曲家、キーボーディスト[1]。大阪府生まれ。キューブ所属。
aiko、YUKI、いきものがかり、秦基博など数多くのアーティストの楽曲のプロデュースやアレンジ等を手掛ける、現在のJ-POPシーンを代表する音楽プロデューサー[2]。なかでもボーカル入りのバンド・サウンドを得意とする[3]。
根っからの音楽好きであり音楽職人。楽器の演奏家というだけではなく収集家でもあり、“新しい音”を求めて自身のプライベート・スタジオ「GreatStudio」に鍵盤楽器をはじめギター、ベースなど数々のヴィンテージ楽器からアウトボード類、そして録音機材までこだわりの機材を揃え、独特なサウンドを生み出している(特に復刻版メロトロンは島田サウンドには必須のアイテム)[1][4][5]。自身のルーツともいえるビートルズからのブリティッシュ・ロック、サイケデリック・ミュージック、バンド・サウンド、アメリカのルーツ・ミュージック、ストリングス・アレンジなど、幅広い音楽から受けた影響を自身のフィルターにかけて融合する「ひとひねりある」ポップサウンドは、アーティストからの厚い支持を得ている[1]。
※オフィシャルサイトのプロフィール等を参照[1]。
小学校入学後、5年間ピアノを習う。小学4年生の時、近所の中学生から聴かされたビートルズに衝撃を受ける。中学へ上がると共にピアノレッスンを止め、友人と始めたオープンリールとカセットデッキによる多重録音に夢中になる。それから高校時代まで、洋楽やフォークソングのカヴァー、オリジナル曲作り、さらにブラスバンドでユーフォニアムを担当するなどの音楽生活を送る。そしてこの時期、レコーディングに興味を抱くようになる。大学では軽音楽部に入り、当時大ブームだったジャズ・フュージョンの洗礼を受ける。
その後、「ナニワエキスプレス」の青柳誠にピアノを師事、同じく「ナニワエキスプレス」の清水興率いる「HUMAN SOUL」に参加。関西をベースに、キーボーディストとして自身のバンドやセッションワーク、アーティストサポート等の仕事を始め、22歳の時にピアノトリオの演奏で初めてギャランティーを受け取る。
1990年、関西テレビ放送のライブ・セッション番組「夢の乱入者」にレギュラー出演。ギタリストの渡辺香津美と出会い、「夢の乱入者」バンドを結成。メンバーは渡辺香津美、清水興(ベース)、東原力哉(ドラムス)、島田昌典(キーボード)の4人。1997年の番組終了まで、このバンドを通して数々のアーティストとのセッションを体験する。
1991年、自身のユニットでソニー・ミュージックオーディションでグランプリを受賞。これを機に東京へ活動拠点を移し、様々なセッションに参加。アーティストのサポートを始める。
1993年、渡辺香津美バンド「Resonance Vox」に参加。メンバーは渡辺香津美、東原力哉(ドラムス)、バカボン鈴木(ベース)、ヤヒロトモヒロ(パーカッション)。
同年、円広志「ハートスランプ二人ぼっち」の再収録に、キーボーディストとして参加。2022年現在も「探偵!ナイトスクープ」のオープニング、エンディング曲として使用されている。
1995年、ムーンライダーズのギタリスト白井良明のプロジェクト「Surf Trip」(白井良明(ギター)、スカパラホーンズ、佐藤研二(ベース)、香取良彦(ヴィブラフォン)、ジミー橋爪(ドラムス))にキーボーディストとして参加。以後、白井の数々のスタジオワークにも参加するようになる。この時期、演奏活動と平行してアレンジの面白さに目覚め、CMやアーティストの編曲を始める。
1997年、aikoのインディーズ・アルバム2枚の音楽プロデュースを担当。メジャー・デビュー後も音楽プロデューサーとして多くの楽曲に関わる。
2001年、白井良明命名による自宅スタジオ「Great Studio」が竣工[4]。
2009年7月13日、音霊 OTODAMA SEA STUDIO (神奈川県/逗子海岸)にて、いきものがかりと秦基博が一夜限りのスペシャル・ライヴ「島田会」を開催。イベントのきっかけは、両アーティストが共に敬愛する島田を囲んでの食事会「島田会」での会話が盛り上がったことから[2]。
2012年、オーガスタキャンプに参加。
2014年、自身のプロデュース・編曲楽曲を収録したコンピレーション・アルバム『島田印』をアリオラジャパンから発売[6]。
2022年、aikoのファンクラブ限定ライブツアー「LoveLikeRockLimited Vol.2」に、キーボーディストとして佐藤達哉とのダブル編成で参加。8月20日の大阪公演では、約30年ぶりに「ハートスランプ二人ぼっち」をaikoのボーカルで披露し、「約30年ぶりに演奏した」と語った。
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