山口 恵一郎(やまぐち けいいちろう、1921年(大正10年)1月18日[1] - 1991年(平成3年)10月9日[1])は、日本の地理学者、地名研究家。
1921年(大正10年)1月18日、愛知県豊橋市に生まれる[1]。旧制豊橋中学校卒業後、小学校教諭を務めるが、退職して上京[1]。1942年(昭和17年)に法政大学高等師範部歴史地理科を卒業する[1]。渡辺光に師事した[1]。文科省図書局・教科書局を経て、1946年建設省国土地理院地図部研究員に勤務[1]。地図部研究係長、技術院養成所(建設大学校)教官、同研究員などを歴任する[1]。1960年からは国土地理院の代表として、海上保安庁水路部と共同で設立された「地名等の統ーに関する連絡協議会」の委員を勤めた[1]。1971年勤続精励表彰を受ける[1]。1972年、南極地名委員会委員[1]。1973年、国土地理院を定年退職[1]。
定年後は、日本地図センター調査部参事役・地図相談室長に就任する[1]。1984年に同センターを退職し、日本グラフィックマップの取締に就任した[1]。
1991年(平成3年)10月9日に死去、70歳。
- 『日本の土地利用 地方編 第1』(編著、古今書院、地理双書) 1958
- 『日本図誌大系』全12巻(佐藤サカエ, 沢田清, 清水靖夫, 中島義一共編、朝倉書店) 1972 - 1980
- 『地図と地名』(編著、古今書院) 1974
- 『日本ホームアトラス』(責任編集、昭文社) 1975
- 『難読地名辞典』(楠原佑介共編、東京堂出版) 1978
- 『地図の風景』(堀淳一, 籠瀬良明共著、そしえて文庫) 1979 - 1982
- 『日本地名辞典 市町村編』(編、東京堂出版) 1980
- 『日本自然地名辞典』(編、東京堂出版) 1983
- 『図説地図事典』(品田毅共編集、武揚堂) 1984
- 『コンサイス日本地名事典』第4版(三省堂編修所編、谷岡武雄共監修、三省堂) 1998
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