大阪府立工芸高等学校
大阪市阿倍野区にある市立の高等学校 ウィキペディアから
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大阪府立工芸高等学校(おおさかふりつ こうげい こうとうがっこう)は、大阪府大阪市阿倍野区に所在する公立高等学校。
大阪府立工芸高等学校 | |
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大阪市立工芸高等学校本館 | |
北緯34度38分15.2秒 東経135度31分8.4秒 | |
過去の名称 |
大阪市立工芸学校 大阪市立工芸高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 大阪府 |
学区 | 大阪府全域 |
併合学校 | 大阪市立第二工芸高等学校 |
設立年月日 | 1923年[1] |
創立記念日 | 10月1日 |
創立者 | 大阪市 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程・定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
建築デザイン科 インテリアデザイン科 プロダクトデザイン科 映像デザイン科 ビジュアルデザイン科 美術科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D127210001512 |
高校コード | 27239G |
所在地 | 〒545-0004 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
工業科系のデザイン系学科(建築デザイン科・インテリアデザイン科・プロダクトデザイン科・映像デザイン科・ビジュアルデザイン科の各学科)と美術科を併設している、デザイン・美術系の専門高等学校である。
1923年に旧制大阪市立工芸学校として設置され、学制改革により大阪市立工芸高等学校になった。大阪市と大阪府の方針により、2022年度以降は大阪府に移管され、大阪府立工芸高等学校へ改称・改編された[2]。大阪府への移管の際に、定時制課程が併設された。
同校の本館は、ドイツのヴァイマル工芸学校(後のバウハウス)をモデルとして設計[3][注釈 1]され、1924年に竣工した。本館は2000年12月12日に、大阪市指定有形文化財に指定されている[4][1]。また2008年には日本の産業近代化を支えた技術者教育の歩みを知る事が出来る施設として、近代化産業遺産に認定されている[5][1]。
工業デザイン系の専修学校・大阪市立デザイン教育研究所と学校敷地を共有している。また夜間定時制課程を単独設置する大阪市立第二工芸高等学校(工芸高校定時制への改編により募集停止、在校生が卒業次第閉校)とも校舎を共有している。
1922年6月29日の文部省告示478号により、工業学校規程による大阪市立工芸学校設置と、1923年4月1日付での開校が認可された[6]。
1923年に修業年限5年の大阪市立工芸学校として、大阪市立泉尾工業学校(現在の大阪府立泉尾工業高等学校)の校舎を間借りする形で開校した。翌1924年10月10日に現在地に移転した[6]。
創立間もない頃、山口正城がドイツのバウハウスの教育を取り入れた。戦前、日本でバウハウス式教育を実践していたのは同校と東京の新建築工芸学院だけだった。
学制改革により、1948年に大阪市立工芸高等学校が発足した。一時期普通科を併設していた時期もあったが、基本的には美術科と工業科のデザイン系学科を擁する専門高等学校として運営されてきた。
1948年に2年制の美術専攻科を設置したが、専攻科は短期間で廃止されている。1988年には、同校の教育実践を母体にした専修学校専門課程として大阪市立デザイン教育研究所が開校した。
1993年に従来の工業科のデザイン系学科(金属工芸科、木材工芸科、デザイン科、建築科、写真工芸科)を改編し、現在のビジュアルデザイン科、映像デザイン科、プロダクトデザイン科、インテリアデザイン科、建築デザイン科を新設した[6]。美術科とあわせて6学科体制になっている。
大阪市と大阪府の方針により、大阪市立の高校全校を大阪府に移管する方針が具体化し、2020年12月に大阪市会および大阪府議会で移管に関連する条例が可決[2]された。これに伴い工芸高等学校を含む大阪市立の高等学校は2022年度より大阪府に移管されることになった[2]。
同じ敷地にあったデザイン教育研究所は市立のまま同じ場所に存続している。
夜間課程として1941年3月13日に大阪市立工芸学校第二本科が設立[7]され、学制改革によって大阪市立工芸高等学校夜間課程・のち定時制課程となった。しかし夜間定時制は1953年に大阪市立第二工芸高等学校として分離独立[7]し、校舎を時間差で共有する形になった。
2022年の府立移管により、大阪市立の夜間定時制単独高校は、校舎を共有する高校の定時制課程として統合再編されることになった。第二工芸高等学校は2021年入学者を最後に募集を停止し、2022年度以降は同年度入学者より学年進行で、工芸高等学校定時制課程総合学科として設置される[2]。
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