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新潟県十日町市、津南町で開催される国際芸術祭 ウィキペディアから
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(だいちのげいじゅつさい えちごつまりアートトリエンナーレ、英称:The Echigo-Tsumari Art Triennial)は、新潟県十日町市および津南町で開催される世界最大規模の国際芸術祭。
「人間は自然に内包される」を理念に、新潟県十日町地域の約762平方キロメートルの広大な土地を美術館に見立て、アーティストと地域住民とが協働し地域に根ざした作品を制作、継続的な地域展望を拓く活動を目的とする芸術祭である。大地の芸術祭は「交流人口の増加」「地域の情報発信」「地域の活性化」を主要目的としたアートプロジェクトである。
題名にある「越後妻有」は、古くからこの地域が「妻有郷」と呼ばれたことに由来する。
2005年4月に市町村合併で新たに十日町市が誕生したが、芸術祭では旧市町村に由来する川西エリア、松代エリア、松之山エリア、中里エリア、十日町エリア、津南エリアの計6つのエリアが設定されている。
1994年(平成6年)、新潟県では当時の県知事平山征夫の提唱により、広域市町村圏を基本的な単位とした独自の地域活性化策「ニューにいがた里創プラン」が策定された[2][3]。この第1号として同年に地域指定を受けたのが十日町地域広域圏の1市4町1村(十日町市、津南町、川西町、松代町、松之山町、中里村)であり、1996年に「妻有郷アートネックレス整備構想」が樹立[4]。このプロジェクトの主要事業として構想されたのが当芸術祭である[1]。
1997年に「大地の芸術祭実行委員会」が設立され、平山征夫の依頼で新潟県高田市(現上越市)出身であるアートディレクターの北川フラムが総合ディレクターに就任。2000年に第1回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000が開催され、以後、3年に1回開催されるトリエンナーレ形式を採用している。
第4回よりベネッセコーポレーション会長の福武總一郎が協賛すると共に運営に参画している。
なお、3年に1回開催されるトリエンナーレの期間外にも常時展示されている作品があるほか、様々な催しが開催されている。2007年と2009年には「大地の祭」、2010年2月には「越後妻有 雪アートプロジェクト」が開催されている。
前述の越後妻有アートネックレス整備事業では当時の各市町村に「ステージ」と呼ばれる拠点施設が整備され、芸術祭の各エリアの拠点ともなっている[1]。
国土交通省手づくり郷土賞を 平成22年度受賞。 平成27年度には同賞大賞受賞。
ジェームズ・タレル「光の館」やマリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」が建設された。
十日町ステージ「越後妻有里山現代美術館キナーレ」、松代ステージ「農舞台」、松之山ステージ「森の学校」キョロロがこの回に合わせて建設された[1]。
2006年第3回より始まった空家・廃校プロジェクトの一環として「鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館」(十日町市立真田小学校 2005年廃校)が開館。
2011年3月11日の東日本大震災に続く翌12日の長野県北部地震と豪雪の影響で作品の約1/4が全壊・半壊・損傷を被る。特に「オーストラリア・ハウス」は倒壊の憂き目に会い、第5回会期までに再建された。
会期中の9月12日、YEN TOWN BANDがまつだい「農舞台」にて12年ぶりとなる復活ライブを開催[12]
企画展』[13]
清津峡渓谷トンネルをマ・ヤンソン/MAD アーキテクツが「Tunnel of Light」として作品化し話題を呼ぶ
予定していた2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、2022年の開催は4月から11月までのロングラン開催となった。
2000年 | 彦坂尚嘉(2000〜2009年)・安齊重男 ・大岩オスカール・ジェームズ・タレル |
2002年 | 中川幸夫・大野一雄 |
2003年 | 草間彌生(まつだい「農舞台」設置)・袴田京太朗・セツ・スズキ ・海老塚耕一・日比野克彦(2003年、2015年、2018年)・土屋公雄 ・袴田京太朗 ・池田光宏(2003年、2006年) |
2006年 | 浅葉克己・槻橋修・南泰裕・吉村華洲・松田隆作・菊池歩 ・ 泉太郎 ・ドミニク・ペロー・レアンドロ・エルリッヒ |
2009年 | 渡辺おさむ ・団塚栄喜・新海俊一 ・山本想太郎・千葉正也 ・田島征三(鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館)・
小原宏貴 (2009年・2012年)・ジャン=ミシェル・アルベローラ 映画「小屋丸 冬と春」・ 畑中大輔監督 映画「しゃったぁず・4」・向井山朋子映画「白い迷路」 |
2010年 | |
2012年 | 宮島慎吾「わらアート 」 |
2015年 | 蔡國強 ・目 (現代芸術活動チーム) |
2018年 | 川俣正・アデル・アブデスメッド ・MIKA TAMORI |
2019年 | 静電場朔 |
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