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『塊魂』(かたまりだましい、英: Katamari Damacy)は、2004年3月18日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたPlayStation 2向けアクションゲーム、およびそのシリーズのタイトル。
ジャンル | ロマンチックアクション |
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対応機種 |
PlayStation 2 アンコール Nintendo Switch Microsoft Windows (Steam配信) PlayStation 4 Xbox One (配信専用) |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
ディレクター | 高橋慶太 |
音楽 | 三宅優 |
人数 | 1人 - 2人 |
メディア |
(PS2)DVD-ROM (GA)ダウンロード(3,572MB) (Switch)ゲームカード (PS4)BD-ROM |
発売日 |
通常版…2004年3月18日 Best版…2006年6月8日 GA版…2012年11月21日 Steam…2018年12月7日 Switch…2018年12月20日 PlayStation 4 2020年11月19日 Xbox One 2020年11月19日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス | メモリーカード対応(655KB以上) |
エンジン | Unity(アンコール) |
2012年11月21日にPlayStation 3向けのPS2アーカイブスとして配信されたほか、2018年12月には本作のリマスター版となる『塊魂アンコール』(Katamari Damacy Reroll)がNintendo Switch,Steam向けに、2020年11月19日にはPlayStation 4,Xbox One向けにも発売された。
大コスモの王様(とても大きい)が酔った勢いで星空を破壊してしまったため、尻拭いとして王子(5 cm)が物だらけの地球で塊を転がして大きくし、それを夜空に浮かべ星空を再生させるというストーリー。
アナログスティック2本を使って塊(カタマリ)を動かしモノを巻き込み大きくしていく。最初は小さいモノしか巻き込めないが、最終的には人・車・ビル・飛行機・自然現象まで巻き込めるようになる。ゲームスタート直後は障害物になっているものでも、塊が大きくなると巻き込むことができるようになる。なお、巻き込んだモノは「素敵コレクション」というリストに掲載されて解説と共に閲覧可能。また、ステージ内のどこかには王様が落としたプレゼントの箱があり、これを探すのも楽しみとなっている。
ステージ内のグラフィックは全てフルポリゴンで描かれており、そのほとんどを巻き込むことが可能。ポリゴン数は少なく、カクカクしているものの、それを逆手に取り、パステルタッチの色調と共に独自のキャラクターデザイン・世界を確立している。
音楽は「塊オンザロック」を中心とした「塊」を歌詞のテーマにした歌ものを取り入れており、松崎しげる、浅香唯、椛田早紀、水森亜土、チャーリー・コーセイ、新沼謙治、松原のぶえ&坂本ちゃん、田中雅之(ex-クリスタルキング)などの歌手陣がさまざまなジャンルの曲を歌い上げている。例えば、演歌歌手の新沼はラップに挑戦するなど、それぞれの歌手達は普段の活動やイメージからすれば少し意外な取り合わせの楽曲に起用されている。ライムスターの宇多丸は「ゲームよりサントラを予約した」と評価している。エンディングは「世界が一つになる」をテーマに世界平和と自然の大切さを訴えていて、地球ステージでは全ての国を一つに固めるのが課題。
売上も当初は思わしくなかったが評判が高まるにつれ徐々に売り上げを伸ばし、ついには売上本数が10万本を突破し、『みんな大好き塊魂』などの続編が複数発売された。
2004年度グッドデザイン賞を受賞[1]。同賞の受賞はゲームソフトとして史上初。
塊魂は新旧2種類のバージョンが存在する。旧バージョンは本来巻き込めるはずの特定のモノ(跳び箱の「4ダンメ」)がステージに配置されておらず、素敵コレクションを100%にすることが不可能だった為、新バージョンが急遽作成された。ディレクターの高橋によれば、オブジェクトの配置を編集していた際に誤って地面の下に移動させてしまったとのこと[2]。旧バージョンはナムコに問い合わせをする事で新バージョンと無償で交換してもらう事ができる。これらのバージョンの違いは、ディスクの裏に小さく書いてある数字で区別が出来る。1と書いてあるものは特定のモノが無く、2にはある(ただしサービスセンターの見解としては、数字は関係ないとのこと)。
『みんな大好き塊魂』(みんなだいすきカタマリダマシイ、北米版タイトル:We ♥ Katamari)は2005年7月7日に発売された続編。ジャケットに使用されている写真はナムコ社員の集合写真と見られ、左端には中村雅哉会長の姿も見える。
前作の影響で地球に多数のファンが生まれた大コスモの王様。王様はファンの望みを叶えるために王子を地球に派遣するというストーリー。結局、塊を作ることに変わりはない。前作では色のついた障害物でしかなかった水中のステージや、空中ステージ、夜間ステージなどがある。
BGMには有紗、イルリメ、カヒミ・カリィ、キリンジ、DOKAKA、野宮真貴、宮崎吐夢、YOUの他新沼謙治、松崎しげるは前作に引き続き参加している。特徴としては、プレイ時間の長いステージ上でも使用される事を考慮して、全体的に曲の尺が長めに製作されている。また、前作ではステージ毎に曲は固定だったが、今作から選択可能となった(一回以上聴いた曲)。
キリンジの堀込高樹はかつてナムコに社員として在籍し、『スーパーファミスタ』や『風のクロノア』のBGM作曲を手がけていた。
前作では対戦モードでしかイトコを使うことは出来なかったが、今作からは通常のステージでもイトコを使って転がすことができるようになった。ただし、性能的には王子と同じで、グラフィックが違うのみ。
2023年6月1日にはリマスター版であり、新要素と子供時代の王様が父のパパンに課せられた5つの課題に挑む「王様プチメモリー」を加えた『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』がNintendo Switch,PlayStation 4,PlayStation 5,Xbox Series X/S,Xbox One向けに、同年6月2日にSteam向けに発売。キャッチコピーは「最近、コロガシ足リテル?」。
『僕の私の塊魂』(ぼくのわたしのカタマリダマシイ、北米版タイトル:Me & My Katamari)は2005年12月22日に発売された塊魂シリーズの第3作。シリーズ初のPlayStation Portable (PSP) 用ソフト。今までのイトコ、ハトコに加えて新しく「ルーキー」というキャラが何種類か登場する。
王様、王妃、王子が地球の南国ビーチにバカンスに来たのだが、王様のダイナミックすぎる泳ぎに動物達の住む「楽園諸島」の島々が沈没。漂流生活を送る動物の為にモノだらけの「ヒマワリ大陸」で塊を転がし新たな島を作ることが目的である。
また、PSPの無線LAN機能を利用した初の4人対戦が可能となっている。ステージ内のモノにはそれぞれポイントが設定されており、制限時間内に最も高いポイントを獲得したプレイヤーが勝利となる。他のプレイヤーに塊をぶつけることで、邪魔することも。「カメラ」で撮った写真をBMP画像として保存し、PSPの壁紙にすることも可能。
『塊魂くん』(カタマリダマシイくん)は携帯電話用アプリゲーム。iアプリ版は2006年12月30日よりナムコの携帯電話用サイト「ナムコ・ゲームス」で配信開始された。また、EZアプリ版は2007年11月1日より「ナムコEZゲームス」で、S!アプリ版は2007年12月3日より「ナムコ・ゲームス」で配信開始された。
今回は『僕の私の塊魂』のエンディングに収録されていた「ウレシ ナツカシ 8bit版」をベースに再現。操作方法は携帯の方向キーまたは文字キーを使い操作をする。
今作は今までとは異なり「3Dアクション」ではなく「2Dアクション」である。横スクロールしつつ、ドット絵で描かれたキャラクターたちを巻き込みつつ、塊を大きくして行く。壁と大きい障害物に挟まれるとミスになるのでジャンプコマンドが追加されている。
また、このゲームの続編として『オーイ塊魂くん』がiアプリ・S!アプリ・EZアプリで配信されている。
2009年11月より2010年4月末までロッテのチョコレート菓子「コロガリータ」とコラボレーションした携帯電話向けFlashゲーム『コロガリータと塊魂』が期間限定で配信された。『塊魂くん』同様の2Dアクションで、散らばったコロガリータを巻き込んで塊を大きくして行く。ビギナー編とアフターディナー編があり、ビギナー編はブログパーツ(ゲームプレイが可能)も配布された。
『塊魂モバイル』は携帯電話用サイト「ナムコ・ゲームス」で2007年6月に配信開始された携帯電話用アプリゲーム。2Dアクションの「塊魂くん」とは違い、他の塊魂シリーズ同様の3Dアクションになっているが収録ステージ数は少ない。2008年12月にはiPhone / iPod touch向けに配信開始された。
一部の携帯電話(モーショントラックモード)やiPhone(加速度センサーによる)では、傾きによる操作に対応。携帯アプリ版はボタン操作にも対応している。
『塊魂モバイル2』は携帯電話用サイト「ナムコ・ゲームス」で配信された携帯電話用アプリゲーム。2Dアクションの「塊魂くん」とは違い、他の塊魂シリーズ同様の3Dアクションになっているが収録ステージ数は少ない。2008年12月にはiPhone / iPod touch向けに配信開始された。フリーミアム。
『ビューティフル塊魂』は2007年10月18日にXbox 360で発売された塊魂シリーズの続編。Xbox Liveで4人までの同時対戦に対応。また、当初はPlayStation 3(PS3)とのマルチプラットフォームの予定であったが、後にPS3での発売予定が消えXbox 360のみでのリリースとなった。
ジャンル | ころがしパズル |
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対応機種 | ニンテンドーDSi |
開発元 | ノイズ |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
人数 | 1人 |
メディア | ニンテンドーDSiウェア |
発売日 | 2009年3月25日 |
『ころがしパズル塊魂』(ころがしパズルカタマリダマシイ)は2009年3月25日よりダウンロード販売されたニンテンドーDSiウェア。
今回は『コズモギャング・ザ・パズル』の流れを汲む落ち物パズルとなっており、地球に近づくブラックホールをふさぐべく、王子はイトコ達と共に大きな塊を作る。エンドレスモードとステージを選べるチャレンジモードを収録。エンディングのステキソングは初音ミク「愛のカタマリー」。
ジャンル | 転がして大きくするゲーム |
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対応機種 | PlayStation 3 |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
人数 | 1人 - 2人 |
メディア | Blu-ray Disc |
発売日 |
2009年7月23日 2010年6月3日(BEST版) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | DUALSHOCK 3対応 |
その他 |
対応映像出力 NTSC,480p,720p,1080i,1080p 対応音声出力 リニアPCM5.1ch ドルビーデジタル5.1ch |
『塊魂TRIBUTE』(カタマリダマシイトリビュート)は2009年7月23日発売のPlayStation 3用ソフト。『僕の私の塊魂』以外の過去の作品のステージを収録(音楽は新録のカバーバージョン)した総集編+αで課題は30科目以上と、シリーズ最大のボリュームの内容。
王子と塊をジャンプさせる「王子ホッピング」などの新ギミックや新モードを追加。シリーズとして初のフルHD画質(1080p)に対応。オンラインモードは存在しない。
『塊魂 ノ・ビ〜タ』(カタマリダマシイ ノ・ビ〜タ)は2011年12月17日に発売したPlayStation Vitaのローンチソフト。
nearですれ違った人と対戦出来たり、タッチスクリーンやタッチパッドをスライドして、塊を縦横に伸ばしたりするなど、PS Vitaの機能を活かした新システム、集めた「アメ」を交換して、王様の衣装を買って、着せ替えができるというお楽しみ要素が導入された。
企業などのものがコラボレーションとして登場する「ゆるコラ」が始まった。それが決まったものはダウンロードコンテンツで見ることができる。
※iTunes Store限定配信
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