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国鉄タキ22800形貨車(こくてつタキ22800がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。
国鉄タキ22800形貨車 | |
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タキ22806 アルミクラッド製タンク体の後期車 (浪速) | |
基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 | 日本パーオキサイド、東海電化工業 |
製造所 | 富士重工業、日本車輌製造 |
製造年 | 1972年(昭和47年) - 1982年(昭和57年) |
製造数 | 11両 |
消滅 | 1998年(平成10年) |
常備駅 | 郡山駅、岳南富士岡駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 銀(アルミニウム地肌) |
専用種別 | 過酸化水素 |
化成品分類番号 | 化侵58 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 12,100 mm、14,100 mm |
全幅 | 2,588 mm、2,500 mm |
全高 | 3,879 mm、3,699 mm |
タンク材質 |
純アルミニウム アルミクラッド |
荷重 | 35 t |
実容積 | 31.8 m3 |
自重 | 15.5 t |
換算両数 積車 | 5.0 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR41C、TR225 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 8,000 mm、9,600 mm |
最高速度 | 75 km/h |
本形式は、過酸化水素専用の35t積タンク車として1972年(昭和47年)3月21日から1982年(昭和57年)7月12日にかけて5ロット11両(タキ22800 - タキ22810)が富士重工業、日本車輌製造の2社で製作された。
落成時の所有者は、日本パーオキサイド、東海電化工業の2社であり、その各々の常備駅は、郡山駅、岳南富士岡駅である。全車生涯所有者が変わることなく運用された。
1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「化侵58」(酸化性の物質、侵食性の物質、酸化性物質、侵食性のあるもの)が標記された。
ロットによりタンク体材質が変わり前期車(タキ22800 - タキ22805)は、純アルミニウム(A1070P)製、後期車(タキ22806 - タキ22810)は、アルミクラッド(外面がアルミ合金、内面が純アルミ)製であった。前期車は、破損防止の注意喚起のため、副記号「ア」を冠し、「アタキ」と称し、タンク体には「純アルミ」、「連結注意」と標記された。後期車は、形式番号の上に小さく「アルミクラッド」と標記された。
荷役方式は、積込は液出入管から行い、荷卸しはS字管を使用した液出入管と空気加圧による上出し方式である。液出入管と空気管はドームの頂部に設けられ、空気管には異物除去用のフィルターが内蔵されている。塗色は、アルミニウム地肌の銀色である。
全長は12,100mm、14,100mm(前期車、後期車の順以下同じ)、全幅は2,588mm、2,500mm、全高は3,879mm、3,699mm、台車中心間距離は8,000mm、9,600mm、実容積は31.8m3、自重は15.5t、換算両数は積車5.0、空車1.6、台車は、前期車(タキ22800 - タキ22805)がベッテンドルフ式のTR41C、後期車(タキ22806 - タキ22810)が同式のTR225であった。
1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時にはタキ22801を除く10両がJR貨物に継承され、1995年(平成7年)度末時点で1両(タキ22810)が現存していたが、1998年(平成10年)4月に最後まで在籍した1両(タキ22810)が廃車となり同時に形式消滅となった。
各年度による製造会社と両数、所有者は次のとおりである。
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