国道136号(こくどう136ごう)は、静岡県下田市から伊豆半島西海岸を経由した後伊豆市修善寺を経由し、三島市に至る一般国道である。
概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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伊豆半島にあり、富士箱根国立公園や伊豆西南海岸に指定される景勝地にある主要道路。伊豆半島最南端に位置する下田市から西伊豆の海岸沿い沿って半島を縦貫し、中伊豆から三島市を結ぶ延長約130 kmの一般国道で、主な通過地は南伊豆町、松崎町、西伊豆町、伊豆市、伊豆の国市、函南町である。本道は全線無料で、中伊豆地域のバイパス道路である伊豆縦貫自動車道(天城北道路、修善寺道路)と伊豆中央道には有料道路もある。松崎町の駿河湾を臨む道路沿いには彫刻が展示されている区間があり、富士見彫刻ラインの愛称でよばれている。
東伊豆の国道135号や新天城トンネルを通る国道414号と比べて道幅が狭い箇所が多く、特に南伊豆町から松崎町の間の通称マーガレットラインは、大型車の通行が困難になっている[要出典]。観光シーズンには常時渋滞が発生しており、特に静岡県道19号伊東大仁線との交点(赤橋交差点)、伊豆中央道大仁中央ICから熊坂ICまでの区間、国道1号と合流する南二日町IC、伊豆中央道入口の大場川南交差点、船原出口交差点付近の渋滞は著しい。
バイパス・改良事業など
- 下賀茂バイパス(賀茂郡南伊豆町)
- 土肥拡幅(伊豆市)
- 伊豆市八木沢から同市土肥にかけての区間について、八木沢側(延長2.0 km)を八木沢工区として、土肥側(延長2.2 km)を土肥工区としてそれぞれ局所改築する事業。大型車同士のすれ違いが困難な狭隘区間解消や連続降雨時における緊急輸送路確保を含め、西伊豆方面へのアクセス改良を目的に整備が進められた。なお、両工区の間に位置する土肥温泉周辺は改築事業対象外のため、両工区は連続してはいない。土肥工区はさらに起点側の1期区間(延長1.0 km)と里見橋を含む2期区間(延長1.2 km)に分けて整備が進められた。1986年度より事業化され[11]、八木沢工区は2003年度に、土肥工区1期は1999年度、また同2期は2004年度に着工して2018年度にそれぞれ供用した。道路構造令に基づく道路規格は第3種3級で、完成2車線、車線幅員は3.0 m、設計速度は40 km/hとなっている。
- 西伊豆バイパス(伊豆市)
- 下船原バイパス(伊豆市)
- 伊豆縦貫自動車道 - 自動車専用道路。一部が国道136号のバイパス。
- 天城北道路(伊豆市)
- 修善寺道路(伊豆市 - 伊豆の国市) - 有料道路(無料走行可能区間有)
- 伊豆中央道(伊豆の国市 - 函南町) - 一部有料道路
- 函南三島バイパス(函南町) - 東駿河湾環状道路連絡路
通称
- マーガレットライン(旧南伊豆道路)
- 富士見彫刻ライン
- 伊豆半島西海岸に位置する松崎町の松崎から岩地まで、道路の両側に展示された彫刻21体が並ぶ4 km区間の愛称。彫刻は、1972年(昭和47年)に地元の芸術家グループである「鳩巣会」の彫刻愛好家らの手によって制作・設置されたもので[14]、駿河湾の海に飛び込みそうなポーズをとった「海にもどる」と題した彫刻をはじめ、さまざまな彫刻が等間隔に点在する。また、地元の手によって植えられた桜並木がある桜の名所としても知られており、4月上旬の開花期における室岩洞付近には桜のトンネルもできる[14]。
- 下田街道
静岡県下田市吉佐美
静岡県賀茂郡南伊豆町
伊浜
静岡県伊豆市八木沢
注釈
一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
出典
土中から次々遺体 バスの三体も確認『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月17日朝刊、13版、23面
“観光バスのすれ違い円滑化 国道136号土肥バイパス”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2018年12月16日)
“里見橋含む200メートル開通 県と伊豆市―国道土肥峠工区”. 伊豆日日新聞 (伊豆新聞本社). (2019年3月24日)
「静岡県告示第147号」(PDF)『静岡県公報』第192号、静岡県、2022年3月4日、2022年3月7日閲覧。
“富士見彫刻ラインの桜”. 松崎町(公式ホームページ). 松崎町役場 (2016年1月28日). 2016年12月9日閲覧。
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