Loading AI tools
ウィキペディアから
1988年北海道札幌市にて結成。前身は「スキャナーズ」というバンドで、ベースが三橋に交代したのを機に改名した。当時はSKINS・Oiバンドで、バンド名表記も大文字の「EASTERN YOUTH」だった。上京に際して三橋が脱退し、いったん吉野・田森の2人となったが、ギタリストを目指し上京していた二宮と知り合った吉野が「ギターが弾けるならベースも弾けるだろ」と強引に勧誘し、二宮がベースで加入した。
自主レーベル「坂本商店」を立ち上げ、精力的にライブを行い、1994年からは自主企画「極東最前線」を開始した。またカーシヴ、アット・ザ・ドライヴインなどの北米ツアーに同行するなど、日本国外での活動も行うようになった。2003年秋のアメリカツアーでは、移動中にメンバーの乗っていた車が高速道路上で横転する事故を起こすも、機材が破損したのみでメンバーは軽傷で済んだという一件もあった[14]。
2005年より活動休止のfOULを残して坂本商店を離れ、自主レーベル「裸足の音楽社」を設立した。所属レコード会社はトイズファクトリー、キングレコード、バップを経て2015年現在は「裸足の音楽社」。
2009年9月、ツアー期間中に吉野が心筋梗塞で倒れ、緊急手術を受けた。一命は取りとめたもののツアーの残りの公演はキャンセルされ[15]、吉野が復帰した2010年春に改めてツアーを行った。
2015年2月2日に二宮が「アルバム『ボトムオブザワールド』を作り終え、eastern youthでできることは全てやりきったと実感した」との理由で脱退を表明[16]し、同アルバム発売後のツアー終了をもってバンドを離れた。二宮の後任として同年9月に村岡が加入し[9]、9月5日に「街の底」名義で出演したBAYCAMP 2015が新たなメンバー編成による初ライブとなった[8]。
漢語や近代詩風の表現を用いた歌詞とエモーショナルなサウンドが特徴。特に絶叫するかのような[要出典]吉野の歌唱はクレジット上で「ボーカル」ではなく「ボイス」と表記される。吉野が自らが影響を受けたと公言する音楽家は、キャンディーズ、和田アキ子にはじまり、新旧・メジャーマイナーを問わず極めて多岐に亘る。また影響を受けたと公言する作家は、坂口安吾、太宰治、梅崎春生、木山捷平、島尾敏雄など、これまた多岐に亘る[17]。
一般的にはエモと呼ばれている[2]が、吉野はインタビューやブログで「エモ」と呼ばれることを否定している[18][19]。
初期の頃は右翼的思想を持った「スキンヘッズ」の影響を受けていたが、吉野曰く「知れば知るほど矛盾があるし、より良い世の中のために動いているのに全然より良く感じられなかった」「俺は国家に忠誠なんて誓えない。『戦争に行け』って言われたって行きたくないし、国家のためには闘わない」という考えを表明している[20]。
向井秀徳(ナンバーガール、ZAZEN BOYS)など多くのロックミュージシャンが彼らからの影響を公言している。吉野自身はナンバーガールの楽曲にeastern youthの影響は感じられないとしつつも、そのオリジナリティーを「ブッチャーズとfOULで打ち止めかと思っていたけど、もう一個刺客が出て来た」と評した[21]。向井はアルバム『ボトムオブザワールド』にゲスト参加もしている。
同じ北海道出身のbloodthirsty butchersおよびfOULとは親交が深く、「極東最前線」を含む数多くのライブで共演している。吉野自身大好きなバンドとしてこの2つのバンドを頻繁に挙げ、活動休止中のfOULに1人のファンとして呼びかけ、後述のオムニバスアルバム『極東最前線2』に参加してもらうなどしている。「極東最前線」の開催数は80回を超え(2012年4月現在)、bloodthirsty butchers, あぶらだこ、怒髪天、ハスキング・ビー、小谷美紗子、タテタカコ、ジミー・イート・ワールド、カーシヴなど、国を問わず様々なアーティストをゲストとして迎え入れている。
発売日 | タイトル・収録曲 | 規格品番 | レーベル | Oricon 最高位 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1991年 4月 | FOR SKINS AND PUNKS
|
7inch LP 規格品番不明 |
E.R.C. | ― | 「EASTERN YOUTH」名義 |
2 | 1996年 8月10日 | 裸足で行かざるを得ない
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD SAKASHO-5 |
坂本商店 | ― | |
3 | 1997年12月 1日 | 青すぎる空
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-88115 |
Toy's Factory | 圏外 | |
4 | 1999年 4月21日 | CD TFCC-87023 |
53位 | |||
5 | 1999年 9月22日 | 雨曝しなら濡れるがいいさ
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-87039 |
53位 | ||
6 | 2000年 6月21日 | 静寂が燃える
全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-87059 |
48位 | ||
7 | 2001年 5月23日 | 踵鳴る
全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-87086 |
41位 | ||
8 | 2002年 9月25日 | 世界は割れ響く耳鳴りのようだ
全編曲:eastern youth
|
CD KICM-1061 |
KING RECORDS | 45位 | |
9 | 2004年 6月23日 | 矯正視力〇・六
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD KICM-1109 |
50位 | ||
10 | 2007年10月24日 | 沸点36℃
全編曲:eastern youth
|
CD VPCC-82224 |
VAP | 75位 | ジャケットに石田徹也の「無題」を使用 |
― | 2008年 2月 6日 | 赤い胃の頭ブルース
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
配信限定 規格品番なし |
― | ||
― | 2018年 9月 5日 | 循環バス
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
配信限定 規格品番なし |
裸足の音楽社 | ― | |
11 | 2018年11月14日 | 時計台の鐘
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD GNCA-0544 |
NBC Universal | 66位 | |
12 | 2018年12月12日 | 循環バス / 歩いた果てに何もなくても
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
7inch LP JS7S-213 |
JET SET | ― | |
発売日 | タイトル・収録曲 | 規格品番 | レーベル | Oricon 最高位 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1989年 5月 | EAST END LAND
|
LP 規格品番不明 |
E.R.C. | ― | 「EASTERN YOUTH」名義 |
2 | 1990年 7月 | TIME IS RUNNING
|
CD 規格品番不明 |
― | ||
3 | 1993年12月10日 | EASTERN YOUTH
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:EASTERN YOUTH
|
CD SAKASHO-1 |
坂本商店 | ― | |
4 | 1995年 6月10日 | 口笛、夜更けに響く
全作詞・作曲:吉野寿(特記除く)
|
CD SAKASHO-3 |
― | ||
5 | 1997年 2月25日 | 孤立無援の花
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD SAKASHO-6 |
― | ||
6 | 1998年 6月21日 | 旅路ニ季節ガ燃エ落チル
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-88119 |
Toy's Factory | 30位 | ジャケットに佐伯祐三の「立てる自画像」を使用 |
7 | 1999年10月20日 | 雲射抜ケ声
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-88147 |
19位 | ||
8 | 2001年 8月 8日 | 感受性応答セヨ
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-88182 |
20位 | ||
9 | 2003年 3月25日 | 其処カラ何ガ見エルカ
全作詞:吉野寿
|
CD KICS-1000 |
KING RECORDS | 33位 | |
2003年 9月 2日 | What Can You See from Your Place
全作詞:吉野寿
|
CD FIVE-007 |
Five One | ― | 日本国外盤 | |
10 | 2004年 8月 4日 | DON QUIJOTE
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD KICS-1097 |
KING RECORDS | 47位 | |
11 | 2006年 3月 8日 | 365歩のブルース
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD KICS-1234 |
66位 | ||
2006年 3月21日 | 365-Step Blues
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD FIVE-013 |
Five One | ― | 日本国外盤 「JET MAN」と「矯正視力〇・六」を追加収録 | |
12 | 2007年11月21日 | 地球の裏から風が吹く
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD VPCC-81579 |
VAP | 60位 | ジャケットに石田徹也の「兵士」を使用 |
13 | 2009年 8月12日 | 歩幅と太陽
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD VPCC-81634 |
42位 | ||
14 | 2011年 5月18日 | 心ノ底ニ灯火トモセ
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD VPCC-81703 |
34位 | ||
15 | 2012年 9月19日 | 叙景ゼロ番地
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD VPCC-81744 |
50位 | ||
16 | 2015年 2月18日 | ボトムオブザワールド
全作詞:吉野寿、全作曲:eastern youth(特記除く)
|
CD HOS-002 |
裸足の音楽社 | 36位 | |
2015年 6月 5日 | CD+LP JSLP-055 |
JET SET | ― | |||
17 | 2017年 9月27日 | SONGentoJIYU
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD HOS-003 |
裸足の音楽社 | 40位 | |
2017年11月15日 | LP JSLP-085 |
JET SET | ― | |||
18 | 2020年 8月19日 | 2020
全作詞:吉野寿、全作曲・編曲:eastern youth
|
CD HOS-004 |
裸足の音楽社 | 18位 | |
発売日 | タイトル・収録曲 | 規格品番 | レーベル | Oricon 最高位 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2008年 7月23日 | 1996 - 2001
全作詞・作曲:吉野寿、全編曲:eastern youth
|
CD TFCC-86262 |
Toy's Factory | 106位 | |
2 | 2001 - 2006
全作詞・作曲:吉野寿(特記除く)
|
CD KICS-1378 |
KING RECORDS | 151位 | ||
発売日 | タイトル・収録曲 | 規格品番 | レーベル | Oricon 最高位 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1990年 | ATTACK FOR YOU
|
VHS 規格品番不明 |
BSP Project | ― | |
2 | 2000年11月22日 | VHS TFVQ-68053 |
Toy's Factory | 圏外 | ||
2001年 2月21日 | DVD TFBQ-18003 | |||||
3 | 2004年 6月23日 | アーカイブス 1997-2001
|
DVD TFBQ-18048 |
108位 | ||
4 | 2010年 8月 4日 | ドッコイ生キテル街ノ中
|
DVD VPBQ-19067 |
VAP | 92位 | |
5 | 2020年 3月 4日 | DVD VPBQ-19113 |
27位 | |||
使用年 | 曲名 | タイアップ |
---|---|---|
1999年 | 雨曝しなら濡れるがいいさ | NHK-FM『ミュージック・スクエア』1999年10・11月度エンディングテーマ |
2001年 | 踵鳴る | テレビ朝日系『極楽とんぼのとび蹴りゴッデス』テーマソング |
たとえばぼくが死んだら | 日本テレビ系 単発ドラマ シナリオ登竜門2001年度大賞受賞作品『青と白で水色』エンディングテーマ | |
2002年 | 世界は割れ響く耳鳴りのようだ | TBS系列『COUNT DOWN TV』2002年9月度オープニングテーマ |
北海道テレビ『NO MATTER BOARD('02-'03シーズン)』2002年10月度エンディングテーマ[22] | ||
2003年 | 自由 | 北海道テレビ『NO MATTER BOARD('02-'03シーズン)』2003年3月度エンディングテーマ[22] |
2007年 | 沸点36℃ | 北海道テレビ『夢チカ18』オープニングテーマ |
全国25局ネット『MUSIC B.B.』2007年11月度エンディングテーマ | ||
2008年 | 赤い胃の頭ブルース | 日本テレビ系「サタデーTVラボ」枠ドラマ『栞と紙魚子の怪奇事件簿』主題歌[23] |
2010年 | 男子畢生危機一髪 | テレビ東京系 ドラマ24『モテキ』第12話モテ曲 |
2014年 | 夜明けの歌 | CBCテレビ『SKE48の火曜アルバイト劇場』エンディングテーマ |
2018年 | 時計台の鐘 | UHFアニメ『ゴールデンカムイ』第2期エンディングテーマ[24] |
2023年 | ソンゲントジユウ | 松竹配給映画『交換ウソ日記』挿入歌[25] |
この節の加筆が望まれています。 |
放送年 | 曲名 | ヘビーローテーション/パワープレイ |
---|---|---|
1997年 | 青すぎる空 | スペースシャワーTV 1997年12月度POWER PUSH! |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.