Loading AI tools
中国・日本の官位制における高位の官職 ウィキペディアから
官職
呼称
公卿に対する敬称として、氏の下に朝臣、名の下に卿を付けて敬称とする。その場合、大抵は官職をつけて呼ぶことが多い。名字が成立すると、例えば「山科大納言藤原朝臣言継卿」のように、名字の下に官職を付け、その下に氏、姓(朝臣)、名、敬称(公・卿)を付けて敬称とした。
また、八省卿である中務卿、式部卿、兵部卿などの官職についた皇族は、~卿宮と尊称された。
なお、時代が下るにつれ、名字の下に卿を付けたり、「越前卿」(結城秀康)のように、領国に卿を付けて敬称とするケースも出てきた。
イギリスにおける"ロード"および"レディ"の訳語として用いられる。
侯爵、伯爵、子爵、男爵の貴族は爵位名(家名にあらず)に “ロード” (Lord) をつけられ、その妻は “レディ” (Lady) をつけられる。例えば Evelyn Baring, 1st Earl of Cromer(初代クローマー伯爵イヴリン・ベアリング)であれば、姓はベアリングであるが Lord Cromer(クローマー卿)と呼び、ベアリング卿にはならない(なお、爵位名が家名そのままの場合もあるが、この二つは区別するものなので、第5代スペンサー伯爵ジョン・ポインツ・スペンサー John Poyntz Spencer, 5th Earl Spencer のように表記し、ジョン・ポインツ・スペンサー伯爵とはならない。)。また、公爵、侯爵、伯爵の娘も “レディ” をつけられ、公爵と侯爵の次男以下の息子は爵位名がないので姓名に “ロード” をつけられる。また公爵、侯爵、伯爵の長男は付随爵位をもつために爵位名+ “ロード” と呼び掛けられる。公爵その人は “The Duke of 爵位” として参照され、直接呼びかけるには Your Grace とされる場合が多い。
一方、上記以外の貴族の息子および娘は “オナラブル” をつけられる。
貴族ではない准男爵およびナイトに対しては、“サー” (Sir) がつけられる。姓名(フルネーム)またはファーストネームのみに付けられる点で、貴族の Lord の場合と異なる。
“オナラブル” と “サー” には適切な日本語の訳語が存在しないが、これらにも"卿"を用いるのは混同を招く恐れがある。
スペインでは Don(女性の場合は Doña)がこの用語に当たる。ただし Don は国王に対しても用いるため、イギリスの Lord より対象は広い。
目下への呼称として使用される例は、中国や日本などに限定され、この場合には公卿の卿とは概念を異にする。とりわけ、発音では「けい」と言う。やや丁寧にした場合は貴卿(きけい)である。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.