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山梨県甲府市南口町にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
南甲府駅(みなみこうふえき)は、山梨県甲府市南口町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。
身延線の主要駅で、特急「ふじかわ」を含み全ての列車が停車する。定期列車で設定は無いが毎年8月に行われる神明の花火大会や山梨県高校総体の開催日には南甲府駅始発終着の臨時列車が運転される事がある。また甲府駅との間に3往復の回送列車が設定されている。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。線路はほぼ北東から南西に走り、駅舎はその北西側に設けられている。のりばは駅舎側から1番線、2番線となっている。
ホーム甲斐住吉方は緩やかな坂となっており、これを下ったところから構内踏切(遮断機・警報機付)が駅舎に伸びている。当駅はこの他多数の留置線(営業列車が使用出来るのは1番線の外側1本と2番線の外側1本の2本のみ)を備え、身延線の車両基地となっている。
駅舎は身延線の前身である「富士身延鉄道」が1928年(昭和3年)の当駅開設時に建てたものである。当時は富士身延鉄道の本社も入っていたためコンクリート二階建ての大変重みのある建築物となっている。駅舎の内部には待合所と窓口の他に自動券売機が1台と営業していない旅行センターがある。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、市川大門駅 - 金手駅間の各駅を管理している。JR全線きっぷうりばも設置され、改札は駅員が行なっている。時間帯によっては窓口休止時間もある。
駅北側に線路を東西に貫く地下道があるが、これは昔ホームと改札を繋いでいた地下道を改造して一般開放されたものである。
(出典:JR東海:駅構内図)
かつて当駅はJR貨物の駅(国鉄時代は貨物取扱駅)で、最盛期の1970年頃は、身延線で最も貨物取扱量が多い駅であった。取扱品は石炭や石油、飼料、セメント等で、複数の専用線が当駅に接続していた。最後まで使用されていた専用線は宇部三菱セメント甲府サービスステーションへ続く専用線であったが、施設の移転に伴い1997年10月に廃止された。それに伴い、当駅の貨物列車発着は消滅した。
また専用線の他にも、駅舎北側に貨物ホーム1面1線が存在していたが、1986年11月1日のダイヤ改正に伴い使用されなくなり撤去された。
1日平均乗車人員は以下の通り[4]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2006 | 498 |
2007 | 523 |
2008 | 563 |
2009 | 570 |
2010 | 548 |
2011 | 498 |
2012 | 541 |
2013 | 558 |
2014 | 541 |
2015 | 537 |
2016 | 540 |
2017 | 525 |
2018 | 512 |
駅前にはタクシー乗り場、バス乗り場及び交番がある。周辺は甲府の市街地である。また地元企業の石油油槽所が多くあり、ガソリンスタンドへの出荷拠点となっている。線路を挟んで東側地区へつながる地下道が駅舎隣の駐輪場の中に設置されている。
※上記のうち山梨交通の全路線とも甲府駅を経由する。
※特急「ふじかわ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
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