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日本の映画 ウィキペディアから
『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』(げきじょうばん かめんライダーゼロワン リアル タイム)は、日本の映画作品[3]。2020年12月18日より東映系で公開された。同時上映作品は『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』。
劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME | |
---|---|
監督 | 杉原輝昭 |
脚本 | 高橋悠也 |
原作 | 石ノ森章太郎 |
製作 |
|
ナレーター | 山寺宏一 |
出演者 | |
音楽 | 坂部剛 |
主題歌 |
J×Takanori Nishikawa 「A.I. ∴ All Imagination」 |
撮影 | 倉田幸治 |
編集 | 佐藤連 |
製作会社 | スーパーヒーロープロジェクト |
配給 | 東映[注釈 1] |
公開 | 2020年12月18日 |
上映時間 | 80分[1] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 4億5,000万円[2] |
前作 |
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次作 |
キャッチコピーは「アナタは最期を共にする。[4]」「楽園(エデン)という名の絶望を止めろ![5]」「全人類全滅まであと60分。[6]」。
特撮テレビドラマ「仮面ライダーシリーズ」の『仮面ライダーゼロワン』単独映画作品。当初は『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』との同時上映で2020年7月23日の公開予定だったが[4]、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同年12月18日に延期となり[7][3]、同時上映も前述の仮面ライダーセイバーの単独短編映画『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』に変更された。
「エス」を名乗る謎の男が謎の白服の集団とともに人類に「楽園の創造」を宣言。白服たちが仮面ライダーアバドンとなり、世界中で正体不明のガス兵器による同時多発テロを引き起こす[8]。エスの計画を止めるため、飛電或人は仮面ライダーゼロツーに変身し戦うが、仮面ライダーエデンに変身したエスにドライバーとプログライズキーを奪われてしまう。エスは奪ったキーとサウザンドジャッカーで楽園創造のためのキーを作り起動し、世界滅亡へのカウントダウンを始めた。人類に残された時間はあと60分。仮面ライダーたちは、世界滅亡の野望を止めるために奔走する。
破滅願望のある人間たちが集まる闇サイト「シンクネット」の信者[10]。
本体は別にあり、エスが改造した特殊なザイアスペックで操作して結集したAIナノマシンを制御することにより、作り出した本体の人物の願望が込められたアバターの姿で活動している。
アバターは皆赤い瞳で、基盤のようなタトゥーが顔に入っている[出典 3]。サイトにアクセスし[14]、毒ガステロ(に見せかけた人々のデータ化)を各地で遂行していた[12][14]。
飛電或人が飛電ゼロワンドライバーにヘルライズプログライズキーを装填して変身したゼロワンの新たな形態[出典 4]。
変身音声は「ヘルライズ!オーソライズ!プログライズ!Hells energy as destroy the world HELL RISING HOPPER!HEAVEN or HELL it doesn't matter."」[22]。
シャイニングアサルトホッパーと同一のスーツ形状だが、白い目になっており、メタリックのワインレッドのラインがマットブラックの体に走った禍々しいスタイリングとなっている[23][24]。
超過密な特殊粒子を放って閉鎖空間にあらゆるものを拘束するヘルライズ空間を作り出す[出典 5]。エデンとは対照的に「地獄」の名を冠し、周囲の世界が変身するだけで崩壊する凄まじい戦闘力を発揮するが、装着者の生命と引き替えとなる[出典 6]。
エスがエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを使用して変身する仮面ライダー[出典 9]。
変身音声は「エデン!プログライズ!アーク!Imagine Ideal Illusion.EDEN the KAMEN RIDER.The creator who charges forword believing in paradise."」[30]。
「楽園」を象徴としており[26]、ネイビーの装甲に全身を駆け巡る血管のような輝くラインがあしらわれている[31]。
変身者であるエスはナノマシンの集合体であり、シンクネット本部に設置されている朱音の脳が内蔵されたブレインサーバーとの接続により、身体の大幅な欠損部をナノマシンの代替機によって瞬時に補填・修復し、無限に再生する自己修復機能を持つ[出典 10]。
ベルがエデンドライバーとエデンゼツメライズキーを使用して変身する白い仮面ライダー[34][9]。
変身音声は「The creator who charges forword believing in paradise.OVER THE EDEN.」[34]。
身長と体重以外のスペックはエデンを上回る[16]。シンクネットのブレインサーバーと自身を繋げることで、無限の再生能力を誇る[17]。武器は、エデン同様サウザンドジャッカー[9]。
シンクネットの信者たちがクラウディングホッパープログライズキーを、スラッシュアバドライザーかショットアバドライザーのいずれかに装填して変身する量産型の仮面ライダー[出典 13]。キーカラーは灰緑色[34]。
変身音声は「シンクネットライズ!Team that flocks together!CROWDING HOPPER!An attack method using various group tactics.」[34]。
指揮官仕様と一般のメンバーの2種類の装甲が存在し、指揮官仕様は右肩の3門の発射口を持つアバドンランチャー[16]のカラーリングと形状が異なり、さらに個別に首のマフラーのようなチューブ(パイプ)と右肩の装甲のパーソナルカラーのカラーリングが施されている[出典 14][注釈 3]。
ノンクレジット[53]
テレビシリーズの最終章を描く[8]。元々、テレビシリーズ終盤のある1日の中の60分の間に起こった事件というものだったが、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、公開時期が変更されたことに伴い、最終話後の後日譚(時系列は滅との最終対決から3か月後[42])に組み直され、新型のイズの描写、アークワン登場場面のアズへの変更など、細部を変更している[出典 18]。そのため、当初の段階では登場する予定がなかった雷と亡も登場することとなった[61][13]。
リアルタイムで事件解決までの60分を表現するため、全てのキャラクターを描くため、チーム分けをするものとなった[59]。2020年夏の公開予定であった本作品が最終回後に移ったため、放映後に映画でフォローを行う前提でテレビシリーズ終盤の展開を進めたという[59]。
発生した正体不明のガス兵器による同時多発テロの中で、防毒マスクを着けて戦う登場人物たちや無人の列車など、令和2年の「今」を象徴しており、現代的なテーマを織り交ぜつつ、現在のリアルな社会情勢を映し出している[8]が、脚本の制作は2020年2月ごろであり、それらの描写は新型コロナウイルスとはまったく関係がなく、そのように受け取る人が仮にいたとしても最後まで本作品を見れば分かるため、シナリオは前述のように最終話以降の話にした以外は変更していないという[32]。
当初は地球が敵組織によって破壊され、ほとんどの人類とヒューマギアがいなくなった世界で、衣食住に特化したヒューマギアがすべてを再生するというコンセプトの話であった[32]。本来予定されていた夏の劇場版は最終話直前に公開予定であったため、テレビシリーズでは人間の悪意が生み出した人工衛星アークが敵とされていたが、それとは別視点の物語として、人間の悪意の発生源である「烏合の衆の悪意」を敵として設定し、人型の人工知能以外のものとして医療用のナノマシンが登場することとなった[32]。
劇中のエスの演説やオリジナルキャラクターの役名のほとんどは、旧約聖書に由来している[36]。
伊藤英明は、自身の子供が仮面ライダーを視聴する年代であり、子供と共に見ているうちに自身もハマったことがきっかけで本作品への出演を相談し、敵としての出演も正式に受諾したことで実現した。しかし緊急事態宣言の発令による撮影時期の変更により出演が難しくなったが、他の仕事と調整したことで実現した[32]。また、伊藤を含めたゲストキャラも本来は夏に撮影する予定であったが、冬に変更となったもののそのまま出演することとなったという[59]。
飛電インテリジェンスのシーンは、テレビ撮影終了後にセットを解体する都合から、テレビシリーズの最終回以前に撮影された[59]。
ムビチケ限定特典として『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』第5話を『別冊 仮面ライダーセイバー 短編活動萬画集』第1集とともに公式動画配信サービス『MIRAIL(ミレール)』で先行配信[62]。
2020年11月より109シネマズの映画幕間に期間限定で上映のマナー映像[10]。スピンオフアニメ『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』『別冊 仮面ライダーセイバー 短編活動萬画集』の主人公2人が共演する[63][10]。東映特撮ファンクラブでも配信された[10]。
2020年7月28日に『映画館に行こう!』キャンペーンとしてYouTubeに『劇場版 仮面ライダーゼロワン/魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE』のショート動画を配信[64]。
2021年4月21日発売。Blu-ray / DVDでリリース。
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