日本の彫刻家 ウィキペディアから
佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう、1912年7月4日 - 2011年3月30日[1])は、日本の彫刻家。新制作協会彫刻部創立会員。
生き生きとした女性像などをブロンズや木彫で表現した。本の装幀の仕事もこなし、福音館書店版の絵本『おおきなかぶ』の挿絵なども手がけた。出身地にある宮城県美術館には、「佐藤忠良記念館」が併設、日本で最も多い約600点の彫刻作品を収蔵。その他、滋賀県の佐川美術館の佐藤忠良記念館、札幌芸術の森「佐藤忠良記念子どもアトリエ」、国立近代美術館、国立国際美術館など、日本全国各地に佐藤忠良の作品が収蔵・展示されている[2]。
生前、日本芸術院会員に推薦され、文化功労者や文化勲章の候補にも選ばれたが、本人は「職人に勲章は要りませんから」と語り、国家の賞を全て辞退した[5]。また杉並区の名誉区民賞も辞退している[6]。
絵本の挿絵作品として、福音館書店版『おおきなかぶ』(ロシア民話、トルストイ編、内田莉莎子訳)などがある。
大分市遊歩公園内にあり、ザビエルの来航を記念し建立。左手に十字架を持ち、右手を掲げたザビエルの像で、背後には、世界地図のレリーフにザビエルのヨーロッパから日本に至る航路を描き込んだモニュメントも設置されている。
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