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日本の篠笛奏者、作曲家 ウィキペディアから
佐藤 和哉(さとう かずや、1981年11月24日 - )は、日本の篠笛(しのぶえ)奏者、作曲家。佐賀県唐津市出身。佐藤の篠笛は、自分の心と素直に向き合い、自身の経験・感情から生まれる旋律を笛で唄うように表現することに一貫している。素朴で優しく、しかし芯のある音色で唄いあげる“詩のない歌”は、聴く者に懐かしさや温かさ、優しさを感じさせ、その作品の数々は「二十一世紀ノスタルジア」と評される[1][2]。代表曲は、 ゆず「雨のち晴レルヤ」がモチーフとして採用した「さくら色のワルツ」[3]。同作を原曲に「雨のち晴レルヤ」が完成し、NHK朝ドラ『ごちそうさん』の主題歌となる。
佐賀県唐津市生まれ。幼少の頃、地元のお祭“唐津くんち”で笛と出会う。中学2年で曳山囃子保存会主催の練習会に入りお囃子を学び、横笛に夢中になる。ピアノ、ドラム、ギター弾き語りなど音楽に没頭する少年期を過ごし、高校生の頃はシンガーソングライターを夢見るようになる[4]。
大学時代に、篠笛が自分の音楽を表現するのに最も適していると悟り、プロの和太鼓集団での修行を経て、2012年の国宝・薬師寺東塔解体式典「宝珠降臨法要」での献笛を機に、篠笛奏者の道を歩み始める[2]。
作曲家としての活動も展開し、2013年NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』主題歌「雨のち晴レルヤ」(ゆず)には、モチーフとして自身作曲の「さくら色のワルツ」が採用され、作曲に携わる。また同作は、2014年第56回日本レコード大賞優秀作品賞を受賞。
2016年には、佐賀県嬉野市の市曲「ふるさとの空よ」を作詞作曲し、“嬉野こころ大使”にも就任。
2017年には、ゆず北川悠仁氏との共作曲「誓いの空」がゼクシィ和婚特集のテーマ曲に採用される。また、映画「本能寺ホテル」や「花筐」(大林宣彦監督)などに音楽で参加。
2018年には佐賀県立嬉野高等学校の校歌を作詞作曲、2019年には篠笛教本を監修・出版し、2020年のコロナ禍では様々なオンラインサービスを開始するなど、常に新しい挑戦を続けている。
2021年には、国宝・薬師寺東塔の修繕完了を記念して作曲した「瑠璃色の光」が、薬師寺公式ホームページの動画に採用される。
ピアノ、ギター、トランペット、アコーディオン、サックス、チェロ、バイオリン、ハンドベル、ヘルマンハープ、グーダドラム、和太鼓、三味線、琴、篠笛、薩摩琵琶、胡弓、二胡、笙、等。
合唱、吹奏楽、お囃子、ビッグバンド、声明、日本舞踊、朗読、書道パフォーマンス、等。
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