仙台市消防局
宮城県仙台市の消防部局 ウィキペディアから
宮城県仙台市の消防部局 ウィキペディアから
仙台市消防局(せんだいししょうぼうきょく)は、宮城県仙台市の消防部局(消防本部)。
1956年(昭和31年)に消防職員と消防団員の音楽愛好者が集まって練習を始め、1959年(昭和34年)4月に創隊された[1]。1995年(平成7年)にはカラーガード隊「グリーン・ジュエルズ SENDAI」も創隊された[1]。令和3年4月1日現在の仙台市消防音楽隊の編成は、音楽隊26名、カラーガード隊3名の計29名。以下の年間行事への出演の他、要請に応じて演奏を披露している。
2007年(平成19年)4月1日に、特別高度救助隊にあたる「特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)」が新設された。
特別機動救助隊(通称:スーパーレスキュー仙台)は、大規模災害や火災、事故、テロ災害にも出動し、建物の倒壊や土砂崩れにあたっては電磁波人命探査装置「シリウス」等高度救助資機材を用いるほか、特殊災害対応車(NBC防除車)も導入して、放射能測定や汚染物質の分析、除去を行うことが可能な体制になる。発足当初は青葉消防署と若林消防署に配置されたが、後に消防署所の再編に伴い、2011年現在では、泉消防署八乙女分署と若林消防署河原町分署に各一隊ずつ配置された。2017年、新たに仙台市東部沿岸地域の防災拠点となる若林消防署六郷分署が開署し、河原町分署から六郷分署へ配置転換された。これまで各署に点在していた特殊車両(遠距離送水車や重機など)を集約するとともに、新たに水難救助車が配備されるなど、東部沿岸地域における大規模自然災害、石油コンビナート火災などへの対応力強化が図られている。
大規模災害が発生すれば仙台市以外にも県内相互応援や緊急消防援助隊として東北地方を中心とする全国に派遣されることも考えられ、2008年の岩手・宮城内陸地震では宮城県栗原市の土砂崩れ現場で活動し生存者2名を救出した[2] [3] 。2004年7月新潟・福島豪雨(特別機動救助隊の発足以前)や2011年3月の東日本大震災、2015年9月の平成27年台風第18号に伴う平成27年9月関東・東北豪雨、2016年8月の平成28年台風第10号による水害、2018年9月の北海道胆振東部地震等で活動している。また、国際消防救助隊にも登録しており、特別機動救助隊の発足以前であるが1999年の台湾地震災害や2003年5月のアルジェリア民主人民共和国地震災害、2017年のメキシコのメキシコ中部地震で派遣実績がある。
令和3年4月1日 現在
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