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イギリスのゲーム制作会社 ウィキペディアから
レア(Rare Ltd.)は、イギリスのゲームソフトウェア開発会社。日本では『スーパードンキーコング』などの開発を手がけたことで名が知られている。
1982年、ティムとクリスのスタンパー兄弟によりUltimate Play The Gameの社名で設立され、1985年にはU.S.Goldに売却された。黎明期にはZX Spectrumやコモドール64向けのパソコンゲームを製作していたが、1986年にNintendo Entertainment System(ファミリーコンピュータ)向けソフトの開発を開始し、以後はSuper Nintendo Entertainment System / スーパーファミコン・ゲームボーイなど、任天堂ハードを中心にゲームを供給していた。
1994年、緻密にレンダリングされた3DCGをスーパーファミコンに描写させる技術が任天堂に評価され、業務提携を開始。セカンドパーティーとして『スーパードンキーコング』を開発して高い評価を受ける。その後も同シリーズの続編でヒットを飛ばし、NINTENDO64時代は『バンジョーとカズーイの大冒険』、『ゴールデンアイ 007』などの大ヒット作を次々に生み出して、任天堂に匹敵する開発力を見せた。
2000年頃からスタッフの退社、開発の遅れが目立つようになる。退社したスタッフが設立した会社にはZoonami、Free Radical Design、Playtonic Gamesなどがある。
2002年9月、任天堂は保有している株式をマイクロソフトへ売却。マイクロソフトはXboxのタイトルを強化する狙いがあった。マイクロソフトのゲームパブリッシング部門担当副社長を務めていたエド・フリーズの証言によれば、売却額は3億7500万ドルであり、アクティビジョンとの競合の末の買収であった。任天堂の売却理由には諸所の説が囁かれた。任天堂の広報は「近年、レア社のソフト開発本数が減っていたことが大きな理由。ゲームキューブの立ち上げ時にもソフトが揃わなかった」とコメントしている[1]。マイクロソフトの傘下になった後もゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSといった携帯型ゲーム機に限り、任天堂のプラットフォームで開発を継続していた。
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