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『マリッジロワイヤル』(Marriage Royale)は、雑誌『電撃G's magazine』(アスキー・メディアワークス、現:KADOKAWA)連載の読者参加企画、及び、その派生作品の総称。略称は「マリロワ」。
マリッジロワイヤル | |
---|---|
ジャンル | 読者参加企画 ラブコメディ |
漫画:マリッジロワイヤル | |
原作・原案など | Navel |
作画 | 奈月ここ |
出版社 | メディアワークス→ アスキーメディアワークス |
掲載誌 | 電撃G's magazine |
レーベル | 電撃コミックス |
発表号 | 2007年4月号 - 2011年1月号 |
巻数 | 全7巻 |
漫画:マリッジロワイヤル -Prism Story- | |
原作・原案など | Navel |
作画 | 両角潤香 |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
掲載誌 | 電撃G's Festival! COMIC |
レーベル | 電撃コミックス |
発表号 | Vol.8 - Vol.19 |
巻数 | 全2巻 |
小説:マリッジロワイヤル | |
著者 | 日富美信吾 |
イラスト | 両角潤香 鈴平ひろ 西又葵 |
出版社 | アスキー・メディアワークス |
レーベル | 電撃文庫 |
刊行期間 | 2010年3月 - 2010年9月 |
巻数 | 全2巻 |
ラジオ:マリッジロワイヤルラジオ 〜あなたのお嫁さんにしてください〜 | |
放送期間 | 2009年10月30日 - 2010年5月28日 |
放送局 | ランティスウェブラジオ |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・ライトノベル |
ポータル | 漫画・文学・ラジオ |
『電撃G's magazine』2006年1月号から2011年5月号まで連載。
大企業の御曹司である主人公の花嫁の座を求め、全国各地から選出された少女たちが競い合う一大イベント「マリッジロワイヤル」を巡る物語。
同誌編集部と有限会社オメガビジョンのブランド・Navelの合同企画。個人ではなくメディアワークス以外の企業(ブランド)との共同制作は『G's』誌上初となる。Navelと他社の合同企画は、『らぶドル』(『マジキュー』(エンターブレイン刊)連載)に引き続き、2作目。
本誌に掲載される全国各地の「花嫁候補」のプロフィールを基に、読者がデザインを描いてそのデザインを基に西又葵・鈴平ひろがクリーンアップのうえ完成させると言う内容[注 1]。それゆえ、選択クイズ形式を取っていた従来の『G's』読者参加企画と異なり、参加者にある程度のキャラクターメイクのセンス・能力が必要とされるため、非常に間口の狭いシステムになっている。
花嫁候補デザイン以外では、特定のテーマに沿ったランキング「投票バトル」を含めた読者投稿コーナー、花嫁候補のイラストと一人称のテキストで綴られるイラストストーリーなどの読み物で構成される。
読者参加企画本体以外では、漫画、コンシューマーゲーム、フューチャーフォン用アプリゲーム、トレーディングカードゲーム、小説、ラジオに展開した。
読者参加企画としての連載期間は5年5か月に及び、2015年12月号を持って『ラブライブ!』に抜かれるまでは、『G's』歴代企画で最長の連載期間であった。
主人公はある日、両親から自分が実は養子(甥)であることを告げられる。
両親曰く、主人公の実の父親はさる大企業の経営者であり、実父の要請で一般庶民として育てられて来たのだと言う。
訳もわからず絶海の孤島へ連れて行かれると、そこには主人公のために開校した学園が存在した。この学園には、全国から選りすぐりの花嫁候補達が集められていると言う。
そこで行なわれるのは、大企業の次期後継者である主人公の「花嫁選び」。様々な種目を通じて、たった一つの花嫁の座を勝ち取る戦い「マリッジロワイヤル」の始まりだった。
声の項はゲーム版での担当声優。主人公称は「原作 / 奈月版コミック / 両角版コミック」。
原作・各コミック・ノベル・ゲームは、設定が多かれ少なかれ異なるパラレルワールドとなっており、それらの物語の主人公もまた別人である。この節では、各メディアにおける主人公を解説する。
キャラクター名 | キャラクター | 私服 | ウェディングドレス |
---|---|---|---|
大場湊 | イトー(キャラクター) 原野照也(制服) |
いえろう | もる |
宇目田深波 | やまざき美桜(キャラクター) 青山春(制服) |
真城あやせ | 旅人 |
秋田小町 | 秋月莉津 | 新倉夏美 | 加藤ちーず |
新城音羽 | ちょんこ(キャラクター、制服) 柳沢啓太(マスコット) |
加藤ちーず | はやぶさ |
朝倉美弥子 | あんにん | あんにん | 斎藤葉摘 |
日高八雲 | 春日杏紀 | ありすがあいの | ながつきみな |
佐伯世羅 | 桜井りの(キャラクター) 水瀬るか(制服) |
きりあみり | 加藤ちーず |
三条朝日 | 謡 | 早瀬るきな | 長月あひる |
天竜江奈 | やまざき美桜(キャラクター) 長月あひる(制服) |
ヲタグッチョ | まがみ |
宇和島伊予 | MIYABI | 大垣真梨子 | 桜倉ゆん |
浜木綿えびの | 亞澄瑠希 | ちょんこ | 我妻ねお |
名護うるま | 春日杏紀 | 桜井りの | 青空 |
商品名・商品区別 | 種類数 | メーカー | 備考 |
---|---|---|---|
マイクロファイバータオル | 2種 | ブロッコリー | 「電撃15年祭」限定販売 |
カードバインダー、下敷き | 1種 | ブシロード | 「電撃15年祭」限定販売の「G'sセット」に同梱 |
抱き枕カバー | 1種 | メディアワークス | 「電撃15年祭」限定販売 絵柄:湊(表面)、小町(裏面) |
テレホンカード | 1種 | メディアワークス | 「電撃15年祭」限定販売 絵柄:小町 |
トレーディングカード | 13種 | メディアワークス | 「電撃15年祭」電撃ブースの景品 |
メイド服 | 2種 | コスプレ通販ショップ「KISS」 | 美久仕様と美宇仕様 |
2009年カレンダー | 1種 | Navel | コミックマーケット75限定販売 |
クリアポスター&紙袋 | 1種 | メディアワークス | コミックマーケット75限定販売 |
パンの缶詰(抹茶)&紙袋 | 1種 | アスキー・メディアワークス | コミックマーケット76限定販売 |
クリアファイル | 13種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009先行販売 |
名護うるま缶パン | 1種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009先行販売 |
テレホンカード | 12種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009先行販売 『おひめさまナビゲーション』『Baby Princess』との合同商品で、通し番号付 |
Tシャツ | 1種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009先行販売 |
タペストリー | 1種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009先行販売 |
トレーディングカード | 13種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009 電フェスランド景品 電撃15年祭のものとは異なる |
名刺 | 12種 | アスキー・メディアワークス | 電撃キャラクターフェスティバル2009 電フェスランド景品 購入者が名前やメッセージを指定可能 |
ご当地マイクロファイバースポーツタオル | 1種 | アスキー・メディアワークス | コミックマーケット77限定販売 |
C77 マリッジロワイヤルセット | 1種 | Navel | コミックマーケット77限定販売 携帯ゲーム機用デコレーションシール2種、両面プリントクロス、特製ポーチのセット |
痛車ステッカー | 4種 | イケてる | ウェブ通販 |
その他、『G's』本誌の誌上でテレホンカードなどが、期間限定で通信販売されている。
『マリッジロワイヤル』は、作画:奈月ここ(Lime[注 4])、原作:Navelによる日本の漫画。『電撃G's magazine』2007年4月号から2011年1月号まで掲載。全46話。『電撃G's Festival! COMIC』Vol.1 - Vol.4に番外編が掲載された。
学生・日乃本司を主人公としたラブコメディ。原作となる読者参加企画と並行して連載が始まったため、江奈・伊予・えびの・うるまが途中参戦者となっている、唯一の派生作品となっている。
単行本は全7巻。これは『G's』読者参加企画関連作品コミカライズ史上、最長連載・最多発刊数であり、作画担当の奈月にとっても生涯で最長の連載漫画作品となった。3年10か月の連載期間中、一度も休載しておらず、連続掲載記録においてもトップである。
劇中のマリッジロワイヤルは、種目自体の勝敗の他、司による判定、バトルの中継を観ている視聴者による国民投票によって最終的な勝敗が決まり、その勝利数累計で花嫁を決定するというルールになっている。
新城司は、両親から自身の出生の秘密を明かされ、財閥の御曹司「日乃本司」として、日乃本アイランドに連れていかれる。その一か月後、湊・深波・小町・美弥子・八雲・朝日・世羅の8人が、司の花嫁候補として来島した。そして数々の種目と国民投票を通じて司の花嫁を決める「マリッジロワイヤル」の開催が告知される。混乱する司をよそに、マリッジロワイヤルは開催されるのだった。(第1巻)
いくつものバトルが行われた頃、膠着状態のマリッジロワイヤルのカンフル剤として、江奈・伊予・えびの・うるまの新たな4人の花嫁候補が来島する。同時に、日乃本アイランドを出て日本各地でバトルを行う「日本縦断バトル」が始まった。(第2巻)
花嫁候補たちの出身地で行われる様々なバトルを通じて、司と花嫁候補たちは少しずつ成長し、交流を深めていく。(第3 - 5巻)
新潟でのカードゲームバトルを終え、一時帰郷の途に着く花嫁候補たち。それを機に日乃本アイランドへ戻った司は、本当の父親である日乃本財閥会長とテレビ電話で初めて顔を合わせる。その最中、謎の武装集団が島を襲撃。メイドの美久と美宇の手引きで、司は一人、隣島のホテルへ逃げる。そこに迫る追手から司を守ったのは、駆け付けた花嫁候補たちだった。伊予の計らいで愛媛の別荘に移動する一同だったが、現れた追手に朝日を連れ去られてしまう。一同は朝日を助けるため、合流した美久・美宇の案内で、月乃宮アイランドへ向かった。(第6巻)
月乃宮アイランドで一同を待っていたのは、花嫁衣装を着た小町と、司の母親だった。彼女は、生活の擦れ違いから夫と離婚し、実家の月乃宮家を再興するために司と小町の婚約を結んだが、それを知った司の父にマリッジロワイヤルを開催され、計画を潰された。そのため、司を誘拐して小町と無理矢理結婚させようとしていたのだ。駆け付けた司の父と司の母が本音をぶつけ合い、和解したことで誘拐騒動は幕を下ろす。そして最後のバトル「プロポーズバトル」の国民投票結果は「12人全員同率1位」という結果に終わり、最後の一票を投じることを求められた司は、財閥後継者としての技量がない今はその資格がないと決断を保留することを決め、その判断を花嫁候補たちは尊重する。自分の世界を変えてくれた彼女たちに相応しい男になるべく、司は「今度は自分が世界を変える」と決意を新たにした。(第7巻)
『マリッジロワイヤル -Prism Story-』(マリッジロワイヤル プリズムストーリー)は、作画:両角潤香、原作:Navel×アスキー・メディアワークスによる日本の漫画。『電撃G's Festival! COMIC』Vol.8 - 19に掲載された。
後述のゲーム版をベースにしている。さらに、連載開始以前に、本誌にて行なわれた第2回おらが嫁バトルの優勝者をメインヒロインにするとアナウンスされており、結果から小町がメインヒロインとなっている。
主人公の名前が日乃本司であることや12人の花嫁候補に関しては原作や奈月版漫画と変わらないが、本作のみのオリジナルキャラクターや、第5回募集候補の4人が開会式から参加しているなど、異なる点も多い。
日乃本財閥の御曹司であることがわかった高校生・日乃本司がいる無人島に、11人の花嫁候補が集められ、審査役の橘芹生によりマリッジロワイヤルの開催が宣言された。最後の花嫁候補・小町も遅刻のために失格になりそうになるが、司の擁護で参加となる。
いくつものバトルが行なわれていく中、小町の盗撮写真がばら撒かれる、夕食の席にシャンデリアが落とされる、バトルの舞台セットが崩落するなど、マリッジロワイヤルを妨害しようとする者がいるかのような事態が次々と起こる。
一同が疑問を持つ中、小町がマリッジロワイヤル辞退を申し出て島を出てしまった。そして、今までの妨害工作が伊予によるものであることが八雲に看破される。伊予は、自分が小町を勝たせるために秋田家から送り込まれたスパイであることを自白。小町はそれを知り、司たちにこれ以上迷惑をかけないよう、辞退を決意したのだ。
小町を連れ戻すために秋田家に乗り込んだ司は、小町の父から小町を優勝させるよう脅迫されるが、小町はそんな父親に「死んでも司たちを守る」と告げる。そして司たちの取り成しで小町は島に戻り、最後のバトル「告白バトル」が開催されることとなった。
小町の告白の直後、司の本心を理解していた花嫁候補たちは、小町こそ司の花嫁に相応しいと不戦敗を選ぶ。そして花嫁候補たちや芹生たちに祝福される中、司と小町の結婚式が行われた。
『マリッジロワイヤル』は、日富美信吾(著)・Navel(原作)による日本のライトノベル。イラストは西又葵・鈴平ひろ・両角潤香が担当している。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2010年3月から2010年9月にかけて全2冊(長編2冊)が刊行された。
原作、漫画、ゲームのどれとも違う『マリッジロワイヤル』というコンセプトの元に執筆されており、主人公の性格や、他メディアにはない劇中マリッジロワイヤルの「ポイント制」、物語の主舞台である日乃本アイランドの詳細など、長編小説であることを生かした世界観・描写が為されている。マリッジロワイヤルの終了(花嫁の決定)まで描かれずに完結した[3]。
展開の都合上カットされた場面も多いが[3]、マリッジロワイヤルにおける勝負の結果は直接描かれなかったものも含めて詳細に設定されており、全ヒロインの成績を巻末にて確認できる。
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
---|---|
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | ブリッジ |
発売元 | アスキー・メディアワークス |
発売日 | 2010年4月28日 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
キャラクター名設定 | 設定可能 |
セーブファイル数 | 100 |
キャラクターボイス | 主人公以外全員 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | なし |
メッセージスキップ | あり |
オートモード | あり |
2010年4月28日発売。開発はブリッジが担当。プラットホームは『G's』読者参加企画史上及びNavel関連作品史上初のPSPで、ジャンルは恋愛アドベンチャーゲーム。
ソフトのみの通常版(税別6090円)と、特別パッケージにソフト、12人のヒロインによる目覚まし機能がついたボイスクロック、Webラジオ番組『マリッジロワイヤルラジオ 〜あなたのお嫁さんにしてください〜』のテーマソング「SweetHappy☆Wedding」を収録したCDを同梱した限定版(税別9240円)が発売された。
全国展開する複数のアニメ・ゲームショップ(アニメイト、ゲーマーズ他)にてオリジナル特典が付属したほか、インターネット通販サイトのAmazon.co.jpでは、「SweetHappy☆Wedding」のソロバージョンを収録したCDが付属した。
本作最大の特徴は、ヒロインとの恋愛を楽しむ《ホワイトルート》のほか、ヒロインがアイドルとして活躍する《イエロールート》や冒険譚のような展開の《レッドルート》など色に準えた各種シナリオ「カラールート」と、マリッジロワイヤルの各試合においてプレイヤーがヒロインをダイレクトに応援できるミニゲーム「ロワイヤルアシスト」である。
※年月は『電撃G's magazine』の発売号に合わせている。【S】は、『電撃G's magazine』の「SPECIAL」ページに掲載されたことを意味する(詳細はこちらを参照)。
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