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日本のコンピュータゲーム ウィキペディアから
『ポケットモンスター サン・ムーン』は、株式会社ポケモンより2016年11月18日に発売されたニンテンドー3DS用ロールプレイングゲームである[1]『ポケットモンスター サン』と『ポケットモンスター ムーン』の総称であり、ポケットモンスターシリーズ完全新作の7作目。『ポケットモンスター 赤・緑』発売から20周年となる2016年2月27日に『Pokémon Direct 2016.2.27』で発表された[1]。
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー3DS[1] |
開発元 | ゲームフリーク[1] |
発売元 | 株式会社ポケモン[1] |
販売元 | 任天堂[1] |
プロデューサー |
増田順一 うわい しん 宇都宮崇人 山上仁志 |
ディレクター | 大森滋 |
デザイナー | 杉森建(キャラクターアートディレクター) |
シナリオ | 松宮稔展 |
音楽 |
増田順一 一之瀬剛 佐藤仁美 足立美奈子 黒田英明 大賀智章 青木森一 福田淳 |
シリーズ | ポケットモンスター[1] |
メディア |
3DS専用ゲームカード ダウンロード |
発売日 |
2016年11月18日[2] 2016年11月23日[3] |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象)[4] ESRB:E(6歳以上)[5] PEGI:7[3] |
コンテンツアイコン | [ESRB]Mild Cartoon Violence[5] |
売上本数 |
394万本(2022年末時点)[6] 1,633万本(2024年9月末時点)[7] |
対応言語 | 日本語、中国語(簡体字、繁体字)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語 |
この項では、『ポケットモンスター サン』と『ポケットモンスター ムーン』および、2017年11月17日に発売された、これらの新バージョンである『ポケットモンスター ウルトラサン』と『ポケットモンスター ウルトラムーン』を扱う[8]。
本作は複数の島々からなる温暖な気候を特徴としたアローラ地方を舞台とする[9]。また、2017年1月配信の『ポケモンバンク』のバージョンアップ[10]で、『ポケットモンスター X・Y』『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』やニンテンドー3DS用バーチャルコンソール版『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のポケモンを本作に転送できる[1]。パッケージのポケモンは『サン』がソルガレオ、『ムーン』がルナアーラ。
1回のバトルにつき1人1回しか使えない必殺技。Zは「全力(Zenryoku)」の頭文字からとられ、読みは「ゼットワザ」。
ZリングにZクリスタルをはめ込み、ポケモンに同じクリスタルを持たせて共鳴させることで発動させることが出来る。発動の際、「ゼンリョクポーズ」と呼ばれる特殊なポーズをとる必要があり、これらはキャプテンの試練やしまキング・しまクイーンの大試練をクリアした際に伝授される。
攻撃技は対応する技を覚えていることで専用のZワザに変化する。この技はベースとなる技によって威力および物理・特殊のタイプが変動する。攻撃Zワザの命中率は全て無限大(必中)で、「まもる」「みきり」などの防御姿勢技を使っていても、ある程度のダメージを受けてしまう。変化技は従来の効果に加え、技ごとに応じた追加効果が上乗せされる。名前は共通して「Z+元の技名」となる。
『サン・ムーン』では1回のバトルにつき、Zワザを1回しか使えないが、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「Zロトムパワー」という新機能によってもう1回使えるようになる[11][12]。
『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、一部のZワザがバトル中に漢字表記で表示される。
本作では一部のポケモン[注 1]が「リージョンフォーム[注 2]」という、通常とは異なる姿で登場する。アローラ地方の環境に適応するために独自の変化を遂げたものであり、通常種とは姿のみならず生態も異なっている。
進化前は通常の姿だが、進化するとリージョンフォームになるポケモン(ピカチュウ→ライチュウ等)と、進化前から既にリージョンフォームのポケモン(ロコン→キュウコン等)に大別される。進化条件も、通常種と同じ条件のもの(ピカチュウ→ライチュウ等)と異なるもの(ロコン→キュウコン等)がいる。
本作では、ゲーム内で流れる時間が各バージョンで異なる。『サン』『ウルトラサン』では3DS本体の内蔵時計に従って時間が流れるが、『ムーン』『ウルトラムーン』では本体の内蔵時計の時刻から12時間の時差が生じた状態で時間が流れる。
本作の舞台となるアローラ地方にはポケモンジムがなく、ジムリーダーも存在しない。ポケモンリーグも物語開始時点では未完成のままである。そのため、本作では「しまめぐり」でキャプテンから与えられる試練やしまキング・しまクイーンから与えられる大試練をクリアして「しまめぐりチャンピオン」になることが目的となっている。試練をクリアすると使えるZワザが増え、大試練をクリアすると人からもらったポケモンが言うことを聞くようになるスタンプ(従来シリーズにおけるジムバッジにあたる)が手に入る。
アローラ地方の法律で、ひでんわざ等をフィールド上で使うことが禁じられており、使った場合は懲役刑や罰金刑が科せられる。このため、本作にはひでんマシン自体が存在しない。それに代わるものとして「ポケモンライド」という、大型のポケモンに乗って移動することになる。ライド用のポケモンは手持ちには加えられないが、いつでも呼び出すことが可能。しまキングやキャプテンなどの人物から各ライドポケモンの使用権を貰うことで乗れるようになる。使用時は「ライドウェア」を着ることになる。また、これまでの「じてんしゃ」に相当する移動アイテムも登場しないため、一部のライドポケモンは「じてんしゃ」の役割も兼ねる。過去作のダウジングマシンもムーランドで代替されている。ひでんわざそのものは一部についてはわざマシンとして登場している。ライドポケモンの種類と性能は以下の通り。
4人のトレーナーが手持ちから3匹選び、1vs1vs1vs1で戦闘を行い、誰か1人のポケモンが全滅した段階で戦闘をやめ、それぞれのプレイヤーが倒したポケモンと残っているポケモンの数で勝敗を決定する。先に狙った相手を倒すことで敵の技を空振りさせ、さらにはZワザも失敗させられるのが特徴。
野生ポケモンの中には、残りHPが少なくなると他のポケモンを呼び出す場合がある。繰り返し呼び出しをさせると、「生まれながらに持っている能力」が高いポケモン・色違いのポケモン・隠れ特性を持つポケモンが出現しやすくなる他、この方法でしか捕まえられないポケモンも出現する。『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』に登場した「群れバトル」と同様、最後の1匹になるまでボールを投げることはできない。
QRコードを読み込むことでそのコードに対応したポケモンの情報を得ることができる。特別なQRコードを読み取るとポケモン図鑑に登録され、生息地を確認することができる。また、「しまスキャン」では、QRスキャンで得たポイントを使うことでアローラ図鑑に載っていない他の地方のポケモンを捕まえることができる。
『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』に登場した「ポケパルレ」にあたる。ポケパルレと異なり、バトルで汚れたポケモンの埃を取る、毛玉を掬う、ドライヤーで乾かすといった要素が追加されている他、状態異常を治すこともできる。一方、ミニゲームと表情替えは廃止されている。
ポケリフレではポケモンのお菓子である「ポケマメ」が登場する。ポケマメをポケモンに与えることで、そのポケモンとの「なかよし度」を上げることができる。
ロトム図鑑の機能の1つ。アローラ地方に点在するポケファインダースポットで、『ポケモンスナップ』のように様々なポケモンを撮影できる。評価が高くなるとポケファインダーのレベルが上がる。公式サイトのスクリーンショットからネット上に投稿することもできる。一部の試練では撮られたポケモンが興奮して襲ってくることもある。
「すごいオヤジ」に「おうかん」を渡すことで、レベル100のポケモンに限り、ポケモンの「生まれながらに持っている能力」を強化することができる。「ぎんのおうかん」を渡すと、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」のうち、どれかを「さいこう」にすることができる。「きんのおうかん」を渡すと、先述の6つの能力をすべて「さいこう」にすることができる。
マーマネがオーナーを務める施設で、『ブラック2・ホワイト2』に登場した「ジョインアベニュー」に相当する。一定条件を満たすと手に入るフェスコイン (FC) を貯めることでフェスサークルのランクを上げられる。FCはお店の建築や、店の商品の購入などに利用することができる。
モーンが管理しているボックスに預けられたポケモンのための楽園。5つの島からなっており、最初は「のびのびリゾート」しかないが、前述のポケマメを消費することで新たなリゾートを開発することが出来る。
リゾートの種類・機能は以下の通り。
シリーズ恒例のポニ島にあるバトル施設。本作ではトリプルバトルおよびローテーションバトルが廃止されたため、施設内で挑戦できるのはシングル・ダブル・マルチバトルの3種類のみである。施設のボス「バトルレジェンド」はレッドとグリーンが任命されており、連勝を重ねていくと戦闘となる。他にもスーパーバトルでは10戦ごとに特定のトレーナーが8人からランダムで現れる。一度シングルかダブルで倒したトレーナーはBPでマルチのパートナーとしてスカウトできる仕組み。
過去作に登場した全国図鑑がポケモンバンクへ移行したことに伴い、本作ではアローラ図鑑および各島(メレメレ・アーカラ・ウラウラ・ポニ)の図鑑が登場する。アローラ図鑑以外のポケモンは、前述のQRスキャン(しまスキャン含む)やイベント配信以外では、ポケモンバンクやタマゴ・通信交換でしか入手することができない。
担当声優はメディアミックス作品での配役。テレビアニメシリーズでの配役はアニメ版ポケットモンスターの登場人物を参照。言語によって登場人物の名前は異なっているが、()内は英語版の名前を元に記載している。
アローラ地方のそれぞれの島を取り仕切る実力者達。その島での全ての試練を終えた者に「大試練」としてポケモン勝負を挑む役割を与えられている。彼らに勝つことで試練達成のスタンプが与えられ、次の島に進めるようになったり、他トレーナーからもらったポケモンが言う事を聞くようになる。従来までのジムリーダーにあたる存在。
しまキング・しまクイーンは各島の守り神によって選ばれるため時期によっては不在になってしまうこともある。全員がエースポケモンにZクリスタルを持たせ、Zワザを使用する他、大試練を達成することで自身のタイプのZクリスタルをくれる。
本作ではポケモンジムがなく、それにあたるのが島めぐりの試練(キャプテンや島キング・クイーンから課される試練や大試練)であり、キャプテンは試練の案内役としてトレーナーに課題を与える。最後にキャプテンの育てた「ぬしポケモン」を倒すことで、Zパワーが使用できるようになる。
本作のポケモンリーグはできたばかりであり、初めて訪れた段階ではまだチャンピオンがいない。そのため、四天王を倒した段階で主人公が初代チャンピオンになるため、従来までのチャンピオン戦は「チャンピオン防衛戦」となる。これに勝利することで殿堂入りとなり、その後のカプ・コケコ戦で倒すか捕まえるとエンディングを迎える[注 6]。
『サン・ムーン』では1周目はククイ博士、2周目はハウで固定されているが、3周目以降はランダムになる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では1周目と2周目はハウになる。
ポケモンリーグ創設に当たり、ククイ博士は各島の実力者をスカウトして四天王に任命している。
アローラ地方で悪事を働いているならず者組織。他人のポケモンを奪ったり試練の場を荒らすなど迷惑行為をしている。骸骨を象ったエンブレムを首飾りとして下げているのが特徴。また団員たちにはラッパーのような言動が多々見られる。ウラウラ島のポータウンを拠点にしている。
過去の作品と比べるとあまり脅威として世間に見られておらず、彼らを蔑む声がトレーナーや住民から聞ける。実際にはエーテル財団と裏で繋がっており、資金を提供する代わりにエーテル財団の手駒として影で活動していた。ルザミーネの一件が終息した後、グズマによって解散される。ウラウラ島の住人によるとかつてはしまキングを中心とした集団だったらしい。
傷ついたポケモンを保護するとともに、野生ポケモンの生態調査やウルトラビーストの研究など、様々な研究活動を行っている団体。スカル団とは対立関係にあるが、その実態はスカル団のスポンサーであり、コスモッグの能力を利用してウルトラホールを開きウルトラビーストを捕まえることを目的とした組織であった。しかし、多くの職員はこのような暗黒面を知らずに本来のポケモンの保護を目的として働いていた。
本編で戦闘中に襲いかかってくる職員は全てルザミーネの暗黒面とコスモッグの実験を知ってのことで悪事に加担した者達である。人工島エーテルパラダイスを本拠地にしており、各地に拠点を設置している。ルザミーネの一件の終息後はグラジオが代表代理となり、元の善良な組織に戻った。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では終盤以降の展開が変わり、ルザミーネとザオボーの立場が変化している。
バトルツリーに参戦するバトルレジェンドやゲストキャラクターの使用ポケモンはバトルルールに応じて手持ちから2~4匹を使用。手持ちの中にメガシンカができるポケモンがいる場合、メガシンカをすることがある。
『ウルトラサン・ウルトラムーン』に登場する集団[16][17]。ウルトラメガロポリスの住人からなる4人組の調査隊で、暴走したネクロズマを鎮めるために行動している。『ウルトラサン』ではダルスとアマモ、『ウルトラムーン』ではミリンとシオニラを中心として異なった視点でストーリー展開される[18]。登場しない2人はウルトラメガロポリスで登場する。
『ウルトラサン・ウルトラムーン』の殿堂入り後に発生するエピソードRRで登場する歴代最大となる悪の組織。かつてロケット団を率いていたサカキを首領に、『サン・ムーン』のスカル団のグズマを除く歴代シリーズの悪の組織のボスを再結集させている[19]。ウルトラホールから突如現れ、エーテルパラダイスを占領してその技術を悪事に利用しようとする。
他の組織のボス達はそれぞれ異世界から集められたことが示唆されており、当然ながらそれぞれ思惑の強すぎる面子が揃っているため他人に忠誠を誓うはずもなく、あくまで利害の一致から手を組んでいるだけに過ぎない模様である。またその全てが野望を達成、もしくは達成寸前の状態で呼び寄せられているため各シリーズの伝説ポケモンを手持ちに入れている。
編集注意点:著作権法に違反する恐れがあるので、ゲーム内でのまちの紹介文は記載しないで下さい。 |
本作の舞台はハワイをモチーフとしたアローラ地方[20]である。自然豊かな4つの自然島と1つの人工島から構成されている。海底火山の活動によってできた島々で、周りが海に囲まれて他の地方と隔離されているために独自の生態系が発達した。各島にはカプと呼ばれる守り神がおり、カプに選ばれた島の首長しまキング・しまクイーンがいる。この地方では11歳になった子供が各島をめぐって試練をする「島めぐり」の儀式が行われており、主人公やハウもこれに身を投じることになる。
主人公やハウが住む島。守り神はカプ・コケコでしまキングはハラ。
2番目に訪れる島。火山がある。守り神はカプ・テテフでしまクイーンはライチ。
3番目に訪れる島。アローラ最高峰のラナキラマウンテンを含めて3つの山があり、廃墟も多い。守り神はカプ・ブルルでしまキングはクチナシ。
4番目に訪れる島。日輪/月輪の祭壇がある。他の島に比べてほとんど住人はおらず、手つかずの自然が広範囲に残っている。守り神はカプ・レヒレでしまクイーンはハプウ。
エーテル財団の拠点となっている人工島。ここでのイベントの最中は屋外に出ることができず、逃げ出そうとしても引きとめられてやり直しになってしまう。また、一部の場所は条件を満たさないと入ることができない。
本作の開発は2013年頃に始まった[21]。
本作はニンテンドー3DSの表現力で自然の豊かさを出すというテーマがたてられ、環境音としてのポケモンの鳴き声も用意された[22]。『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』と同等の環境音を入れようとしたものの、不規則な地形に手作業で情報を配置したため、マップ変更の影響も大きく、コストが高騰してしまったとゲームフリークの一之瀬剛は「CEDEC2023」のセッションの中で振り返っている[23]
本作のバトルディレクターは、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』以降の『ポケットモンスター』シリーズの開発にプランナーとして携わってきた岩尾和昌が務めた[24]。
『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』は、『サン・ムーン』の新バージョン。『サン・ムーン』の世界を舞台にした、もうひとつの物語『伝説のポケモン「ネクロズマ」をめぐる光と闇の物語』が描かれている[8][33]。
『サン・ムーン』と同様に、日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)の9つの言語に対応している[34]。
新バージョンが発売されるのはニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター プラチナ』以来で、欧州でも同時発売されるのは『ポケットモンスター X・Y』以来となった。
本編では、次作『ポケットモンスター ソード・シールド』がNintendo Switchで開発・発売されたため、2023年現在ニンテンドーDS→ニンテンドー3DSで発売された最後のソフトとなった。また、同じく追加バージョンの発売も本作が最後となっており、次作以降は有料ダウンロードコンテンツが導入されている。
大森滋が増田順一から引き継ぐ形でプロデューサに就任し、増田は全体を監修する立場に立った[24]。また、『サン・ムーン』のバトルディレクターである岩尾和昌が本作のディレクターを務めた[24]。大森はこの人選について、岩尾がZワザやウルトラビーストなどの新要素をまとめてくれたので、その信頼感からディレクターを依頼したとファミ通とのインタビューの中で振り返っている[24]。
大森は『ウルトラサン・ウルトラムーン』の開発に当たり、可能な限り視野を広げてゲーム全体のことを考えたり、チームスタッフと話し合いをするようになったとファミ通とのインタビューの中で語っており、一生懸命作った要素の一つ一つがプレイヤーにとって親しみを持てるかといったことにも気を遣うようになったと話しており、これらのこだわりは増田から叩き込まれたことだと話している[24]。
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