ディズニーのアニメ ウィキペディアから
『ファイアボール』は、2008年4月より放送されたウォルト・ディズニー・ジャパン制作による3DCGテレビアニメ作品。
ファイアボール | |
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ジャンル | コメディ |
アニメ | |
監督 | 荒川航 |
脚本 | 荒川航 |
キャラクターデザイン | 福地仁 |
音楽 | 薄井由行 |
アニメーション制作 | ジーニーズアニメーションスタジオ |
製作 | ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン |
放送局 | TOKYO MX ディズニー・チャンネル |
放送期間 | 2008年4月7日 - 2008年6月30日 |
話数 | 全13話 |
アニメ:ファイアボール チャーミング | |
監督 | 荒川航 |
脚本 | 荒川航 |
キャラクターデザイン | 柳瀬敬之 |
音楽 | 薄井由行 |
アニメーション制作 | ジーニーズ |
製作 | ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパン |
放送局 | TOKYO MX ディズニー・チャンネル |
放送期間 | 2011年4月4日 - 2011年6月27日 |
話数 | 全13話 |
アニメ:ファイアボール ユーモラス | |
監督 | 荒川航 |
脚本 | 荒川航 |
キャラクターデザイン | 柳瀬敬之 |
音楽 | 薄井由行 |
アニメーション制作 | トムス・ジーニーズ |
製作 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
放送局 | Dlife ディズニー・チャンネル |
放送期間 | 2017年10月6日 - 2017年12月8日 |
話数 | 全3話 |
アニメ:ゲボイデ=ボイデ | |
監督 | 荒川航 |
脚本 | 荒川航 |
キャラクターデザイン | 柳瀬敬之 |
音楽 | 薄井由行 |
アニメーション制作 | トムス・ジーニーズ |
製作 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
放送局 | ディズニー・チャンネル Disney+ |
放送期間 | 2020年11月8日 - 2020年12月10日 |
話数 | 全10話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ・ディズニー |
2011年4月に第2期『ファイアボール チャーミング』、2017年10月に第3期『ファイアボール ユーモラス』が放送された。
その後、2020年にシリーズ最終章としてファイアーボールシリーズの前日譚にあたる『ゲボイデ=ボイデ』が発表された。
外界から隔絶された屋敷の中で、先代が残した書物で外界の事を学んでいるドロッセルとその執事ゲデヒトニスの日常を描いたコメディ作品。
ディズニー初の日本国内で日本人スタッフにより製作されたテレビアニメ作品。テレビ放送の他にも公式サイトやYouTube等を利用しインターネットにて無料配信された、ディズニーとしては前例のない実験的な作品である。
フル3Dアニメであり、1話が約2分の短編である。2006年春の段階で声優のアフレコが既に行われ、同年秋には放送できる状態で完成していた。
作中には幅広いジャンルからのパロディが多く見られる。聖書や荘子、銀河ヒッチハイク・ガイド、鉄人28号、オズの魔法使い、クラリネットをこわしちゃった、競馬、山口さんちのツトム君、ハエ男の恐怖、スパイダーマン、スター・ウォーズ、マイケル・ジャクソンなど、古典からSFまでその出典は多岐にわたる。パロディ要素を二人の会話中に多数織り込みながら、無表情な二人のロボットが繰り広げる、どこか噛み合わない会話と3DCGの滑らかな動きが中心の作品である。1話の短さに加え、数少ない登場人物であるドロッセルとゲデヒトニスは顔に目以外のパーツが存在せず表情がない事などもあり、他のディズニー作品の多くに見られる大げさな表情や身振りで感情を表現するといった演出はない。舞台は屋敷の広間に限定されていて、OPとEDで “テンペストの塔” の外観が映る以外は他の場所が画面に現れることはほぼない。したがって視聴者は登場する二人の会話から外の世界を想像するしかない。それはお屋敷から外に出たことがない主人公ドロッセルの視点でもある。最終回はディズニーチャンネルではTOKYO MXより長いディレクターカット版が放送されている。
ドロッセルはfigma、ねんどろいど、SR、超合金シリーズで商品化された。
なお、公式ブログ(略称「イボログ」)のロゴやイラストのデザインは、横内なおきが担当している。
2011年4月から6月にかけて『ファイアボール チャーミング』のタイトルで放送された。監督・脚本は前シリーズに引き続き荒川航が続投した。フルHD制作であり、画面の情報量を増やすためキャラクターデザインも変更されている。各話冒頭の年代表示や最終回の展開から前シリーズの前日談である事が示されている。
2018年2月21日に行われた『D23 Expo Japan 2018記念オークション』では、ドロッセルのマケット(商品化参考用大型模型、無可動)が出品された[1]。
Dlife開局5周年を記念して『ファイアボール ユーモラス』のタイトルで、2017年10月より3ヶ月連続毎月1話ずつ放送。前作で故人だったドロッセルの父フリューゲル公爵が存命である事から更なる前日談である事が示唆されている。
オーディオドラマ『ファイアボール外伝 ワンダーの方へ』が、2019年1月23日に発売されたファイアボールシリーズ10周年記念CD+BDセット「ファイアボール オーディオ・オモシロニクス」に収録された。計約20分。[2]
ゲデヒトニスに似た赤いペイントの「ゲボイデ=ボイデ」が初登場し、第1期、第2期、第3期のドロッセルとゲデヒトニスのもとへタイムトラベルするストーリーとなっている。[3]
2020年11月から、『ゲボイデ=ボイデ』のタイトルで、ディズニー・チャンネルとDisney+にて、放送・配信する事を同年10月に発表した[4]。
オーディオドラマに登場したゲボイデ=ボイデがアニメ本編に初登場する。
メルクール暦48650年。地球ともそうでないとも明言されない惑星において、4万8千年以上前にイルカや猿、鳥といった野生動物とそれを含む自然環境は壊滅し、人類は自らの統治をロボットに委ねていた。しかしロボットはやがて貴族化し人類はそれに抵抗を見せ始め、人類の軍隊とロボット貴族との戦争はすでに2万年に及んでいた。
ドロッセルの父である故フリューゲル公爵は人類との共存を望みながら道半ばにして没する。残された一人娘ドロッセルはお屋敷のデータベースと執事ゲデヒトニスから、「人類とは、生命とは、そして貴族としての矜持と使命とはなにか」を学びつつある。しかしお屋敷の外に一歩も出たことのないドロッセルはそのどれにもはっきりとした答えを見つけることができない。
話数 | 年代 | サブタイトル |
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第1期 | ||
第1話 | メルクール暦48650年 | その水棲動物を見よ |
第2話 | メルクール暦48666年 | 9:25 |
第3話 | メルクール暦48682年 | イルカが飛んだ日 |
第4話 | メルクール暦48690年 | セントエルモの火 |
第5話 | メルクール暦48698年 | 前頭葉の惡魔 |
第6話 | メルクール暦48714年 | ゆるぎないこころ |
第7話 | メルクール暦48730年 | プロフェシー |
第8話 | メルクール暦48746年 | 座面の猿 |
第9話 | メルクール暦48754年 | バタフライ |
第10話 | メルクール暦48762年 | 終着駅 |
第11話 | メルクール暦48778年 | 侵入者たち |
第12話 | メルクール暦48786年 | 虚像の眼 |
第13話 | メルクール暦48794年 | 夢の生まれる場所 |
特別映像 | - | メイキング・オブ・ファイアボール |
第2期 | ||
第1話 | メルクール暦48234年 | ブートストラップ連続体 |
第2話 | メルクール暦48250年 | トロイに木馬 |
第3話 | メルクール暦48266年 | クラインの壷直し |
第4話 | メルクール暦48282年 | うつろな宇宙 |
第5話 | メルクール暦48298年 | チャンピオンたちの食卓 |
第6話 | メルクール暦48314年 | 恐怖の頭脳会議 |
第7話 | メルクール暦48330年 | 嵐が丘 |
第8話 | メルクール暦48346年 | ガントレット |
第9話 | メルクール暦48362年 | ゲームの規則 |
第10話 | メルクール暦48378年 | 去年を待ちながら |
第11話 | メルクール暦48394年 | リンボ |
第12話 | メルクール暦48410年 | 重力の糸車 |
第13話 | メルクール暦48426年 | アイなき世界 |
第3期 | ||
PV | [注 1] | 「ココで見ル、タダで見ル。」篇 |
第1話 | きたるべき世界 EPISODE IV: THE WORLD TO COME | |
第2話 | 黄金のこころ EPISODE VII: HEART OF GOLD | |
第3話 | ハイペリオン交点 EPISODE XI: THE HYPERION INTERSECTION | |
第4期 | ||
第1話 | 辰砂暦39298年 | まぼろしの国境線 |
第2話 | 辰砂暦39314年 | テセウスから遠く圏外 |
第3話 | 辰砂暦39330年 | しばらくお待ちください |
第4話 | 辰砂暦39346年 | 事象の地平面 |
第5話 | 辰砂暦39362年 | フギン・ムニン |
第6話 | 辰砂暦39378年 | おおむね無害 |
第7話 | 辰砂暦39394年 | ユグドラシルの長い午後 |
第8話 | 辰砂暦39410年 | ワルキューレ |
第9話 | 辰砂暦39426年 | ラグランジュの暗点 |
第10話 | 辰砂暦39426年 | バンジージャンプ・メソッド(アリアドネの糸) |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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第1期 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2008年4月7日 - 6月30日 | 月曜 18:25 - 18:30 | 独立UHF局 | |
日本全域 | ディズニー・チャンネル | 2008年4月11日 - 7月4日 | 金曜 17:25 - 18:30 | CS放送 | リピート放送あり |
第2期 | |||||
東京都 | TOKYO MX | 2011年4月4日 - 4月25日 | 月曜 19:28 - 19:30 | 独立UHF局 | 放送時間変更 |
2011年5月2日 - 6月27日 | 月曜 22:55 - 22:58 | ||||
兵庫県 | サンテレビ | 2011年4月6日 - 6月29日 | 水曜 15:55 - 16:00 | ||
日本全域 | BSジャパン | 2011年4月7日 - 6月30日 | 木曜 19:55 - 20:00 | テレビ東京系列 BS放送 | |
ディズニー・チャンネル | 2011年4月8日 - 7月1日 | 金曜 18:25 - 18:30 | CS放送 | リピート放送あり | |
Dlife | 2014年7月12日 - 10月4日 | 土曜 02:30 - 02:33(金曜深夜) | BS放送 | ブルーレイ用マスタでの放送[10] | |
第3期 | |||||
日本全域 | Dlife | 2017年10月6日 - 12月8日 | 金曜 21:55 - 22:00 | BS放送[注 2] | 新作エピソードは月1回の放送 |
ディズニー・チャンネル | 2018年4月10日 | 火曜 21:50 - 22:00 | 3話連続放送[注 3] | ||
第4期 | |||||
日本全域 | ディズニー・チャンネル | 2020年11月8日 - 11月12日 2020年12月6日 - 12月10日 | 日曜 - 木曜 21:57 - | BS放送 | 再放送あり |
Dlife見逃し配信、Disney+は日本国内向けのみ配信。なお、Disney+はフルサービス移行に伴い、2021年10月26日に配信を一時停止していたが[12]、2022年4月6日から配信を再開した[13]。
配信期間 | 配信サイト | 備考 |
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第1期 | ||
2017年8月21日 - 2017年10月6日 | Dlife見逃し配信 | HD変換を行った映像を配信[14] |
2017年8月21日 - 2017年12月31日 | YouTube | |
2019年3月26日 - | Disney+[注 4] | |
第2期 | ||
2017年8月21日 - 2017年10月6日 | Dlife見逃し配信 | 第13話の後に第3期の告知映像が挿入されている |
2017年8月21日 - 2017年12月31日 | YouTube | |
2019年5月24日 - | Disney+[注 4] | |
第3期 | ||
2017年10月16日 - 2018年1月31日 | Dlife見逃し配信 | 第1話 |
2017年11月20日 - 2018年1月31日 | 第2話 | |
2017年12月18日 - 2018年1月31日 | 第3話 | |
2019年6月14日 - | Disney+[注 4] | |
第4期 | ||
2020年11月13日 - | Disney+ | 第1話 - 第5話 |
2020年12月11日 - | 第6話 - 第10話 | |
全国無料のBSテレビ局Dlifeの五周年を記念しての特別企画。企画第一弾は完全新作映像「Dlife開局5周年ステーションID」2種(各10秒)を、Dlifeの放送上のみで限定公開。キャラクターのデザインを一新し、Dlifeだけでしか見ることができない特別映像などを企画中。初放送は6月17日(土)10:00PMスタートの『X-ファイル 2016』第1話の番組中にて放送された。第二弾は7月8日(土)22時『X-ファイル2016』第4話の番組中にて放送(こちらは放送時間45秒)[15][16]
また第1期、第2期のDlife全話配信版ではラストに第3期放送告知として『栄光のテンペスト領ニュース』が挿入されている。
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