Loading AI tools
1994年公開の日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』(ドラゴンボールゼット きけんなふたり スーパーせんしはねむれない)は、1994年3月12日に公開された「ドラゴンボール」シリーズの劇場公開作第13弾である。監督は山内重保。
キャッチコピーは「史上最強の超戦士出現!!悟飯、悟天とトランクスのピンチを救え!」。
春休みの東映アニメフェアの1作品として上映された。同時上映作は『Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!!助けたサメに連れられて…』、『SLAM DUNK』。
邦画配給収入14億5000万円。
伝説の超サイヤ人「ブロリー」を主題とした劇場版の2作目となる。次回作『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』で、ブロリーの血液から造られた「バイオブロリー」が登場するが、ブロリー本人とは本作で決着が付く。『ドラゴンボールZ』の劇場版で過去作と直接ストーリーがつながっている続編は『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』以来となる。なお、タイトルの「危険なふたり」とは孫悟天とトランクス、「超戦士」はブロリーのことを指すという[2]。
主題歌が「WE GOTTA POWER」へと変わった初の劇場版作品であり、本作で高校生に成長した孫悟飯、孫悟天、少年に成長した現代のトランクス、ビーデルが初登場。時系列的には、「劇中では悟空が死んでいること、ビーデルの髪型などから第25回天下一武道会開催の直前と推測できる」と『ドラゴンボール大全集』で解説されている[3]。この時期の孫悟飯は、自身の強さや超サイヤ人のことはビーデルには秘密にしているため、超サイヤ人への変身はビーデルが居合わせていないか気絶している時であり、彼女にブロリーを倒したことを問い詰められた時も「僕じゃない」と否定していた。
なお、ストーリーの前半部分は悟天とトランクスの少年2人を主点に置いているために、子供らしい演出やギャグなどが多用されている。後半は、悟飯が父の悟空に代わってブロリーとの決着を付けようと、前作同様の激しい戦いを繰り広げる。また、本作では孫悟空が、セルとの戦いで死亡していた時期のため、回想シーンとドラゴンボールが願いを叶えた幻(?)という形でしか登場しない。本作は劇場版における新生ドラゴンボールをアピールする意味もあり[要出典]、新たなレギュラーキャラクター以外で登場するのは高校生に成長した孫悟飯とクリリン、幻(?)として登場した悟空とピッコロだけである。
脚本を担当した小山高生は本作について「悟天とトランクスは、もちろんブロリーと互角に闘えない。今までとちがうアクションの展開になっちゃうね。子供ふたりは、この超強大な敵からひたすら逃げる。逃げて逃げまくって活路を見いだしていく。ぼくのイメージはジェットコースター・ムービー」と評している[4]。
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で新惑星ベジータが崩壊した瞬間、一つの宇宙ポッドが惑星から脱出していた。そこに乗っていたのは伝説の超サイヤ人ブロリー。惑星崩壊の直前まで対決し、自らを打ち破った悟空を追い、地球に漂着したブロリーであったが、悟空から受けたダメージは想像以上に大きく、そのまま極寒地帯の氷の下に閉じ込められてしまう。
7年後、悟天とトランクス、そしてミスター・サタンの娘で悟飯のクラスメイトであるビーデルはドラゴンボール探しをしていた。それぞれ子供ながらのかわいらしい願い事や単に神龍を見たいというだけといういたって遊び心にあふれた冒険であったが、その途中、謎の異常気象と、巨大な恐竜に苦しむナタデ村に辿り着き、その解決策として生け贄問題に悩む人々と出会う。村の問題は簡単に解決したものの、ビーデルに叱られた悟天の泣き声に感応し、氷壁の中に眠っていたブロリーが覚醒してしまう。
彼が7年前、兄や父たちを苦しめた伝説の超サイヤ人などということは知らない悟天やトランクス、ビーデルが闘いを挑む。悟天の顔が悟空にそっくりであったために、ブロリーの怒りと憎しみはさらに暴走。戦いの中、7つ目のドラゴンボールも発見。神龍に願いブロリーを倒してもらおうとするが、ブロリー相手ではそんな隙もなく、大ピンチに陥る。同じ頃、修行中の孫悟飯もただならぬ気を感じ、悟天たちのもとへ向かう。トドメを刺される寸前の悟天らを救い、7年ぶりにブロリーと邂逅。父、孫悟空への復讐を遂げに来たのだと理解した悟飯は、父が亡き今、自分が代わってブロリーとの完全なる決着をつけることを決意し一騎討ちを挑むが、以前よりパワーアップしたブロリーに窮地に追い込まれる。だがその時、7つ揃ったドラゴンボールが光を帯びる。
いずれも東映ビデオより発売。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.