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「スーパースター」(Superstar)は、デラニー&ボニー・アンド・フレンズが1969年に発表した楽曲。作詞・作曲はレオン・ラッセルとボニー・ブラムレットで、オリジナル・ヴァージョンの正式タイトルは"Groupie (Superstar)"。ラッセルが1970年に参加したジョー・コッカーのアメリカ・ツアーで取り上げられ、ライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』(1970年)に収録された際に"Superstar"と改名された。
1971年にはカーペンターズによるカヴァー・ヴァージョンが世界的にヒットした。その後もルーサー・ヴァンドロス等、多くのアーティストに歌い継がれている。
本曲は1969年にデラニー&ボニー・アンド・フレンズ・フィーチャーリング・エリック・クラプトン名義のシングル『カミン・ホーム』のB面曲として発表された[1]。ロック・ギタリストへの恋心を募らせるグルーピーを歌った歌詞で、ボニー・ブラムレットがリード・ボーカル、当時デラニー&ボニー・アンド・フレンズのメンバーだったエリック・クラプトンがギターを担当[2]した。サビの部分ではゴスペルのコール・アンド・レスポンスが取り入れられている。
シングル発表後、デラニー&ボニー・アンド・フレンズのアルバムにはしばらく収録されなかった。1971年にカーペンターズのヴァージョンが"Superstar"の曲名でヒットした(下記参照)後、最後のアルバム『D&Bトゥゲザー』(1972年)にシングルと同様に"Groupie (Superstar)"の曲名で、A面曲だった「カミン・ホーム」と共に収録された。ソニー・ミュージックエンタテインメントからリリースされた日本盤CDでは「スーパースター」とされている。
デラニー&ボニー・アンド・フレンズのメンバーだったリタ・クーリッジは、同曲の作者の一人ラッセルと共に1970年にジョー・コッカーのアメリカ・ツアーに参加。彼女はバック・コーラスを担当したほか、ソロで同曲を歌った。
同年3月末にニューヨークのフィルモア・イーストで収録された音源がコッカー初のライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』(1970年)で発表され、彼女のソロも"Superstar"の曲名で収録された。
彼女のベスト・アルバム『The Best of Rita Coolidge: The Millennium Collection』(2000年)にも収録されている。
「スーパースター/待ちこがれて」 | |||||||
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ルーサー・ヴァンドロス の シングル | |||||||
初出アルバム『ビジー・ボディ』 | |||||||
B面 | ユア・ラヴ | ||||||
リリース | |||||||
録音 | 1983年 | ||||||
ジャンル | R&B | ||||||
時間 | |||||||
レーベル | エピック・レコード | ||||||
作詞・作曲 | レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット、モリス・ブロードナックス、クラレンス・ポール、スティーヴィー・ワンダー | ||||||
プロデュース | ルーサー・ヴァンドロス | ||||||
チャート最高順位 | |||||||
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ルーサー・ヴァンドロス シングル 年表 | |||||||
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「スーパースター」 | |||||||
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ソニック・ユース の シングル | |||||||
初出アルバム『イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ』 | |||||||
リリース | |||||||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック | ||||||
レーベル | A&Mレコード | ||||||
作詞・作曲 | レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット | ||||||
プロデュース | ソニック・ユース | ||||||
ソニック・ユース シングル 年表 | |||||||
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カーペンターズのリチャード・カーペンターはテレビ番組『トゥナイト・ショウ』でベット・ミドラーが同曲を歌うのを見て、妹のカレンにぴったりの曲だと思って取り上げることにした[6]。ただし歌詞の一部は変更されている。仮歌での彼女の歌唱は完璧だったので、そのテイクがそのままレコード化され[4]、"Superstar"の曲名でサード・アルバム『カーペンターズ』(1971年)に収録された。
シングル・カットされて本国アメリカでは2位に達し、カーペンターズにとって5曲目の全米トップ10シングルとなった。日本のオリコンでは7位となり、初めて日本でもトップ10入りを果たした[4]。2007年には、映画『ゴーストライダー』のサウンドトラックで使用された[7]。
ソロ・アルバムとしては3作目の『ビジー・ボディ』(1983年)に、アレサ・フランクリンが1973年に大ヒットさせた「待ちこがれて(Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do))」のカヴァーとのメドレーとして収録された。翌年にシングル・カットされ、全米87位、R&Bチャートでは5位に達した。
ソニック・ユースによるカヴァーは、1994年に発売されたトリビュート・アルバム『イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ』に提供された。ノイズ・ミュージック的なアレンジがなされている。同ヴァージョンは、ベティー・サーヴァートによる「ふたりの誓い」のカヴァーをカップリング曲としたプロモーション用シングルも制作され[8]、『ビルボード』誌のモダン・ロック・チャート(後のオルタナティヴ・チャート)で26位に達した[9]。ドイツ盤CDシングルには、カーペンターズ・ヴァージョンの「スーパースター」と、マシュー・スウィートによる「あなたの影になりたい」をカップリング曲として収録[10]。
2007年には、映画『JUNO/ジュノ』のサウンドトラックで使用された。
同ヴァージョンについて、リチャード・カーペンターは2009年に「僕には良いか悪いかは言えない。ただ好きじゃないんだ」と語っている[11]。
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