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日本の福島県いわき市にあるアニメ制作会社 ウィキペディアから
有限会社スタジオダブは、日本のアニメ制作会社。バンダイナムコピクチャーズ傘下で『BNPいわきスタジオ』(ビーエヌピーいわきスタジオ)として運営されており、作画作業の請負を主な事業内容としている。
代表の八幡正は、手塚治虫に憧れて電機メーカー勤務からアニメーターへと転職し、虫プロダクションへ入社した。1972年に同社が倒産した際、OBが新たに設立したサンライズスタジオ(現:バンダイナムコフィルムワークス・サンライズ)へと参加した。
その後、八幡は多忙な日々を送る中で体調を崩し、福島県のいわき市にて静養生活を送ることとなった。その静養生活の中でも八幡の元には仕事が舞い込み、その手伝いの為に仕事仲間も周辺に集まってきた。そこで1983年、「スタジオダブ」を設立。以降スタジオダブは長らく作画部門が存在しなかったサンライズ制作作品における作画拠点の一翼を担うようになった。現在でもサンライズやその分社であるバンダイナムコピクチャーズとは関わりが深く、サンライズ以外では東映アニメーションや過去にはXEBECへの参加が多かった。
東京スタジオの他、大韓民国(ソウルダブ)、中国(上海ダブ)、ベトナム(スタジオダブサイゴン)に拠点を築き、海外での人材の育成は日本からスタッフを派遣して行っているという。1999年、「有限会社アーク・クリエイション」を設立し、デジタル仕上げ(彩色)業務へ進出。仕上作業のデジタル化を足掛かりにペンタブレットによるデジタル作画を導入して作画作業を行っている。
2019年3月1日、有限会社スタジオダブを「有限会社ダブ」に、有限会社アーク・クリエイションを「有限会社スタジオダブ」にそれぞれ商号変更した[1]。
同年10月、長年の最大の取引先だったサンライズの子会社、バンダイナムコピクチャーズに経営権を譲渡。同社の傘下になり、ブランド名をBNPいわきスタジオに変更[2][3]。しかし、吸収合併などはされず、法人名や海外のスタジオは引き継ぎ「ダブ」のブランドを使用している。また、東映アニメーション作品にも引き続き関与している。
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