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『New Story of Aura Battler DUNBINE』(ニュー ストーリー オブ オーラ バトラー ダンバイン)は、1988年に発表されたサンライズ製作の全3話のOVAシリーズ。
全3巻で発売されたテレビアニメ『聖戦士ダンバイン』の総集編に収録された、同作の後日談に当たる作品である。しかしながら、作中の雰囲気は『聖戦士ダンバイン』とは異なり、より幻想的な雰囲気を全面に押し出した作風となっている。これは本作のメカニックデザインを担当し、模型雑誌『B-CLUB』誌上で連載された『AURA FHANTASM』で独自のダンバイン像を構築していた出渕裕の個性によるところが大きく、実質的に本作はそのアニメ化[1]というべきものであった。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
バイストン・ウェル全土を巻き込んだオーラマシンによる未曾有の大戦乱から、700年が経過した。「黒騎士」と呼ばれ、バイストン・ウェル征服に燃えるラバーン・ザラマンドは、オーラバトラー「ズワウス」を駆り、配下の者と共に伝説の「バランバランの秘宝」を守護する一族を襲撃する。一族は敗れ、さらにその姫である少女レムル・ジルフィードと狩人の少年シオン・ザバがラバーンに捕われてしまう。レムルとシオンは、ミ・フェラリオのシルキー・マウに導かれてラバーンの城から脱出すると、「バランバランの秘宝」と呼ばれるオーラバトラー「サーバイン」のもとへ向かう。そして、ズワウスで追撃してきたラバーンを迎え撃つべく、シオンはサーバインを覚醒させる。
劇中に登場するオーラ・バトラーは出渕の描くイラストの様な重厚感・存在感を表現するため、ほとんどがハーモニー処理を使った止め絵で描かれている。ごくわずかに通常のセル画の動くシーンも存在するが、ロングアングルによる非常に小さいものである。
2020年に大張正己が自身のTwitterで明かしたところによれば、当時は大貫健一と共に作画監督(大張がメカ、大貫がキャラ)としての参加を依頼されていたが、タイミングが合わず実現しなかったという[3]。
ゲーム作品では、「スーパーロボット大戦シリーズ」や『サンライズ英雄譚』などに登場。
『スーパーロボット大戦T』以前の作品では、主に『聖戦士ダンバイン』のキャラクター用の乗り換え機体として本作の機体が登場していた。『スーパーロボット大戦COMPACT3』や、『スーパーロボット大戦T』以降の作品ではキャラクターやストーリーも取り扱われている。
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