ジョー・アデル
アメリカ合衆国の野球選手 ウィキペディアから
ジョーダン・スコット・アデル(Jordon Scott Adell, 英語発音: /ˈd͡ʒɔ˞dən skɑt əˈdɛl/[2]; 1999年4月8日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。
経歴
2017年のMLBドラフト1巡目(全体10位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、プロ入り[3][4][5][6]。
2018年はA級バーリントン・ビーズとA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズでプレーし[7]オールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜として出場した[8]。

2019年はA+級インランド・エンパイア、AA級モービル・ベイベアーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、3球団合計で76試合に出場して打率.289、10本塁打、36打点、7盗塁を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカンリーグ選抜に選出された[9]。オフには11月に開催の第2回WBSCプレミア12・アメリカ合衆国代表に選出された[10]。
2020年8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のシアトル・マリナーズ戦に「7番・右翼手」で先発出場してメジャーデビューを果たし、初回の第一打席でジャスティン・ダンからメジャー初安打となる内野安打を記録した。また、29日のシアトル・マリナーズ戦で2回にジャスティス・シェフィールドからメジャー初本塁打を記録した。この年は打率.161、3本塁打と成績が低迷し、守備でも未熟なプレーが散見された[11]。
2021年は傘下AAA級ソルトレイク・ビーズで開幕を迎え、8月2日にメジャー再昇格を果たした。怪我で離脱したジャスティン・アップトンに代わり主に左翼手を務め、打率.246、4本塁打、26打点を記録した。
2022年は開幕40人枠入りし、開幕前にDFAとなったジャスティン・アプトンに代わり主に左翼手を務めることになった[12]。しかし守備に課題があることや、同じ外野手であるテイラー・ウォードやブランドン・マーシュの成長が著しく、彼らを先発出場させるとアデルの出場機会が限られることから、守備力の向上と出場機会の確保を図るため、5月3日に傘下AAA級ソルトレイク・ビーズに降格した[13]。その後はメジャーへの昇格とマイナーへの降格を繰り返していたが、ブランドン・マーシュがフィラデルフィア・フィリーズにトレードされた夏以降は再びメジャーに定着し、この年新加入のミッキー・モニアックとともに左翼手として出場を続けた。
エピソード
2021年8月25日の対ボルチモア・オリオールズ戦(オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ)では、ファンサービスで左翼席にボールを投げ込むも、そのボールがオリオールズファンの子どもが持っていた飲み物に直撃し、こぼれてしまう。すると、アデルは次の回の攻守交代時に、自らのサインバットを持って守備位置まで走って行き、飲み物がこぼれた子どもにそのバットをプレゼントした。更にその子どもから写真撮影を求められて一緒に写真に納まった。アデルの紳士的な振る舞いに感激したその子どもは、自身のTwitterで「ジョー・アデル選手、バットをありがとう!新しいお気に入り選手」とつぶやいた[14]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020 | LAA | 38 | 132 | 124 | 9 | 20 | 4 | 0 | 3 | 33 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 0 | 1 | 55 | 3 | .161 | .212 | .266 | .478 |
2021 | 35 | 140 | 130 | 17 | 32 | 5 | 2 | 4 | 53 | 26 | 2 | 1 | 1 | 0 | 8 | 0 | 1 | 32 | 3 | .246 | .295 | .408 | .703 | |
2022 | 88 | 285 | 268 | 22 | 60 | 12 | 2 | 8 | 53 | 27 | 4 | 2 | 0 | 1 | 11 | 0 | 2 | 107 | 3 | .224 | .264 | .373 | .637 | |
2023 | 17 | 62 | 58 | 7 | 12 | 3 | 1 | 3 | 26 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 25 | 1 | .207 | .258 | .448 | .706 | |
2024 | 130 | 451 | 405 | 54 | 84 | 15 | 2 | 20 | 163 | 62 | 15 | 10 | 0 | 3 | 35 | 1 | 7 | 126 | 9 | .207 | .280 | .402 | .682 | |
MLB:5年 | 308 | 1070 | 985 | 109 | 208 | 39 | 7 | 38 | 375 | 128 | 22 | 14 | 1 | 4 | 65 | 1 | 13 | 345 | 22 | .211 | .268 | .381 | .649 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:2回(2018年 - 2019年)
背番号
- 59(2020年)
- 7(2021年 - )
代表歴
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.