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デヴィッド・ボウイのアルバム ウィキペディアから
『ジギー・スターダスト』(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)は、イギリスのミュージシャンのデヴィッド・ボウイの5作目のアルバム。
『ジギー・スターダスト』 | ||||
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デヴィッド・ボウイ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1971年9月9日 - 1972年2月 Trident Studios, Soho, London | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | RCAレコード | |||
プロデュース |
デヴィッド・ボウイ ケン・スコット | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
デヴィッド・ボウイ アルバム 年表 | ||||
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『ジギー・スターダスト』収録のシングル | ||||
その後、1990年にEMI(米国ではRYKO)よりCD化され再発売されており、その際ボーナストラックとして未発表テイクが5曲追加収録されている。また、2002年にもEMIより再発売されており、その際は2枚組で12曲がボーナストラックとして追加収録されている。このアルバムタイトルは、後述の解説にあるとおり「ジギー・スターダスト&ザ・スパイダーズ・フロム・マーズの栄枯盛衰」とでも訳すべきものであるが、日本盤では当時の担当ディレクター・高橋明子が発案した話題性確保の一環として、『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』と、固有名詞を直訳する珍妙な邦題を付して発売された(現行版は簡潔に『ジギー・スターダスト』となっている)。
このアルバムは、『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』(2020年版)に於いて、40位にランクイン[1]。アルバム収録曲「ジギー・スターダスト」(屈折する星くず)は、ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500や、ロックの殿堂の「The Songs That Shaped Rock and Roll」(ロックン・ロールを形成した500曲)に選出された。
デヴィッド・ボウイの代表作の一つ。5年後に迫る資源枯渇を原因とする人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」の物語からなる。その名“ジギー”はイギー・ポップから、“スターダスト”は、テキサスのミュージシャン、レジェンダリー・スターダスト・カウボーイが由来となっている。自らが異星からやってきた架空のスーパースター「ジギー」となり、ロック・スターとしての成功からその没落までを描く物語を、アルバムに収録された曲で構成している作品である。それまでにボウイ自身が体験してきた音楽、俳優、絵画やパントマイム、また日本の歌舞伎といった大衆芸能を網羅し、自らの作品へと結実している。聴衆は「デヴィッド・ボウイ」ではなく、「ジギー」として彼を讃え、「ジギー」は虚像のスターとしてロック界の頂点に立った。妖艶さと狂気を兼ね備えた「ジギー」のキャラクターは、ボウイ自身の「バイセクシャル」であるという公言や、ステージでの宇宙人を思わせる奇抜な衣装やメイク、パフォーマンスによって神格化されていく。その頂点に達した時、突如ボウイは「ジギー」を否定し引退宣言をしてステージから姿を消すことになる。「ジギー」としてのパフォーマンスは、1973年7月3日のハマースミス・オデオンが名目上最後とされているが、その後にもう一度だけ行われている。
ボウイがモット・ザ・フープルに提供した楽曲「すべての若き野郎ども」は、『ジギー・スターダスト』の物語とつながりがある[2]。
英音楽誌NMEは、本作から「月世界の白昼夢」(11位)、「5年間」(12位)、「ロックンロールの自殺者」(13位)「サフラジェット・シティ」(14位)、「スターマン」(15位)、「屈折する星くず」(20位)の6曲を「NMEが選ぶデヴィッド・ボウイの究極の名曲1〜40位」に選んでおり、シングルとしてリリースされ本作には収録されなかった「ジョン、アイム・オンリー・ダンシング」も30位にランクインしている。[3]
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「5年間」(Five Years) | ||
2. | 「魂の愛」(Soul Love) | ||
3. | 「月世界の白昼夢」(Moonage Daydream) | ||
4. | 「スターマン」(Starman) | ||
5. | 「イット・エイント・イージー」(It Ain't Easy) | ロン・デイヴィス |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
6. | 「レディ・スターダスト」(Lady Stardust) | ||
7. | 「スター」(Star) | ||
8. | 「君の意志のままに」(Hang Onto Yourself) | ||
9. | 「屈折する星くず」(Ziggy Stardust) | ||
10. | 「サフラジェット・シティ」(Suffragette City) | ||
11. | 「ロックン・ロールの自殺者」(Rock'N'Roll Suicide) |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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12. | 「ジョン、アイム・オンリー・ダンシング」(John,I'm Only Dancing (Single B-side)) | ||
13. | 「ヴェルヴェット・ゴールドマイン」(Velvet Goldmine (Single B-side)) | ||
14. | 「スイート・ヘッド」(Sweet Head (Previously unreleased track)) | ||
15. | 「屈折する星くず(デモ・ヴァージョン)」(Ziggy Stardust (Previously unreleased original demo)) | ||
16. | 「レディ・スターダスト(デモ・ヴァージョン)」(Lady Stardust (Previously unreleased original demo)) |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「月世界の白昼夢(アーノルド・コーンズ・ヴァージョン)」(Moonage Daydream (Arnold Corns Version)) | ||
2. | 「君の意志のままに(アーノルド・コーンズ・ヴァージョン)」(Hang On To Yourself (Arnold Corns Version)) | ||
3. | 「レディ・スターダスト(デモ)」(Lady Stardust (Original Demo)) | ||
4. | 「屈折する星くず(デモ)」(Ziggy Stardust (Original Demo)) | ||
5. | 「ジョン・アイム・オンリー・ダンシング」(John, I'm Only Dancing (Original Single)) | ||
6. | 「ヴェルヴェット・ゴールドマイン」(Velvet Goldmine (Single B Side)) | ||
7. | 「ホリー・ホリー」(Holy Holy (Studio Version, 1971)) | ||
8. | 「アムステルダム」(Amsterdam (1973 B Side Of Sorrow)) | ジャック・ブレル、モート・シューマン | |
9. | 「スーパーメン」(The Supermen (Alternative Version)) | ||
10. | 「ラウンド・アンド・ラウンド」(Round And Round (Single B Side, 1973)) | チャック・ベリー | |
11. | 「スウィート・ヘッド(テイク4)」(Sweet Head (Studio Version, 1971)) | ||
12. | 「月世界の白昼夢(ニュー・ミックス)」(Moonage Daydream) |
2003年 5.1chサラウンドミックスが制作され、SACD(2003年発売)・DVD(2012年発売:40周年記念盤[LP&DVDセット])に収録されている[4]。
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