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『ザ・ローリング・ウエスタン』(英題:Dillon's Rolling Western)は、任天堂より2012年2月22日に配信開始されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。
本稿では2013年4月10日に配信開始された続編『ザ・ローリング・ウエスタン 最後の用心棒』(ザ・ローリング・ウエスタン さいごのようじんぼう、英題:Dillon's Rolling Western: The Last Ranger)及び2018年4月26日に発売のキャラクターや世界観、ゲームシステムを引き継いだ第3作『ザ・デッドヒートブレイカーズ』(英題:Dillon's Dead-Heat Breakers)についても記載している。
西部劇のような舞台で、アルマジロの主人公であるジローを操作し、村を襲ってくるモンスターから家畜を守るタワーディフェンス系アクションゲーム。続編である「最後の用心棒」はすれちがい通信に対応し、仲間になる3人の用心棒やモンスターから列車を守る要素が追加されている。
ゲームは準備パートと襲撃パートに分かれており、準備パートではフィールドを転がって駆け巡りアイテムを集める。集めたマンジュー草でマンジューを増やしたり、鉱石で村の扉や線路を修理したり、宝石を売って得た資金で各地のガンタワーの建設や武器の設置をしたりして敵の襲撃に備える。
襲撃パートでは村や列車に向けて進撃する敵に接触し、アクションバトルを展開する。バトル中でも他の敵の進撃は続き、一人では捌き切れない数量のため、迅速な勝利と移動、設置したガンタワーや用心棒との連携が重要となる非常に戦略性とアクション性の高いゲームである。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
舞台は灼熱の太陽と吹き荒れる砂塵の西部、時代は開拓民達の血と汗で綴られた開拓時代。
開拓民はマンジュー草と呼ばれる草によって簡単に増殖できる「マンジュー」と呼ばれる家畜を名産物としてつましくも逞しく生活していた。平和だった村の生活は突如、姿を現した謎の岩石生命体によって失われることとなる。岩石生命体は防御手段を持たないマンジューを丸呑みにし、村は糧を失い存亡の危機を迎えた。
開拓の長は最後の望みである用心棒に連絡をとった。裏町と呼ばれるアウトロー集団のたまり場で「赤い閃光」の二つ名で呼ばれる無口な用心棒の青年・ジロー。そしてその相棒・リッス。岩石生命体との戦いは東へと続いていく。
東の果てでの最後の戦いから一年。報酬を故郷の村に届け、しばらく平穏の時を過ごしていたジロー達であったが、馴染まぬ生活に見切りをつけ再び裏町へ姿を消していた。
その頃、滅ぼしたはずの岩石生命体が再び現れ今度はマンジューだけでなく村をつなぐ大陸横断鉄道までもが標的にされ、物資が届かなくなった開拓駅は壊滅の危機に瀕していた。開拓の長は再びジロー達を呼び寄せ、西へ向かう列車と各開拓駅の防衛を依頼する。
元々バンプールは物語やキャラクターに重きを置いた作品を得意としていたが、今度は3Dで手触り重視のアクションゲームを作ることを思いついた [2]。 彼らは『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』のボス戦をヒントに、パチンコの要領で自機を転がして相手を倒すというアイデアに発展させた[2]。最初の企画では『ゼルダの伝説』に登場するゴロン族を主人公にする予定だったが却下されてしまう[2]。開発チームは任天堂側のプロデューサーの田邊賢輔の提案を受け、主人公をアルマジロに変更する[3]。また、アルマジロ以外にもヒーローや戦車といった案も存在していた[3]。 その後、アクションの構築を通じて「かっこいい」(勇ましい)キャラクターがふさわしいということで主人公のデザインもこれに沿ったものとなった[3]。また、西部劇という世界観は担当スタッフ全員が関わっていたテキサス州にあるレトロスタジオからもヒントを得ている[3]。なお、キリンやライオンなどは動物園を想起させるため、登場が見送られた[4]。 さらにその後、タワーディフェンスの要素が加わり、主人公が守るべき存在について設定する必要が出てきた[3]。当初、田邊は「食べられるサボテン人間」を提案したが、人身御供を想起させるということで、中国の逸話をヒントにしたマンジューという架空の生き物に変更された[3]。 敵キャラクターは撃破時の爽快感と立体視との相性から、岩をモチーフとすることが最初の段階から決まっていた[4]。 また、開発途中のバージョンでは、敵キャラクターがマンジューを食べた後巣穴に戻る動作が存在するものもあり、できるだけ早く倒すことでマンジューが解放される仕組みになる予定だった[4]。
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