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ロンドンの区 ウィキペディアから
ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区(ケンジントン・アンド・チェルシーおうしつとくべつく、英: Royal Borough of Kensington and Chelsea、しばしばRBKCと略称する)は、イングランドのロンドン中心部の西寄りに位置する、王室特別区 (Royal borough) の地位を有するロンドン特別区の一つである。区の面積がロンドン自治区の中で最も小さく、人口密度はイズリントン区に次いでロンドンで2番目に高い。
ケンジントン&チェルシー王室特別区 Royal Borough of Kensington and Chelsea | |
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ロンドン自治区および王室特別区 | |
標語:Quam Bonum in Unum Habitare | |
グレーター・ロンドン内における区の位置 | |
地位 | ロンドン自治区および王室特別区 |
主権国家 | イギリス |
構成国 | イングランド |
リージョン | ロンドン |
典礼カウンティ | グレーター・ロンドン |
設置 | 1965年4月1日 |
区役所所在地 | ケンジントン |
行政 | |
• 種別 | ロンドン区 |
• 議会 | ケンジントン・アンド・チェルシー・ロンドン区議会 |
• 統治体制 | リーダーと内閣制 (保守党) |
• 首長 | Cllr James Husband |
• ロンドン議会議員 | Tony Devenish (West Central区選出) |
• 英国議会下院議員 | Greg Hands (Con), Lady Victoria Borwick (Con) |
• 欧州議会 | ロンドン選挙区 |
面積 | |
• 計 | 12.13 km2 |
域内順位 | 316位(全317地域中) |
人口(2018年中期推計値) | |
• 計 | 156,197人 |
• 順位 | 127位(全317地域中) |
• 密度 | 13,000人/km2 |
• 民族構成[1]人口密度 | 39.3% イギリス系白人 2.3% アイルランド系白人 0.1% ジプシー系白人又はアイリッシュ・トラベラー 28.9% その他の白人 1.1% 白人とカリブ系黒人の混血 0.7% 白人とアフリカ系黒人の混血 1.9% 白人とアジア系の混血 2% その他の混血 1.6% インド系 0.6% パキスタン系 0.5% バングラデシュ系 2.5% 中国系 4.8% その他のアジア系 3.5% アフリカ系黒人 2.1% カリブ系黒人 1% その他の黒人 4.1% アラブ系 3.1% その他の民族 |
等時帯 | GMT(UTC+0) |
• 夏時間(DST) | BST(UTC+1) |
郵便コード | NW, SW, W |
市外局番 | 020 |
ONSコード | 00AW |
GSSコード | E09000020 |
警察機関 | ロンドン警視庁 |
消防機関 | ロンドン消防局 |
ウェブサイト | www |
ロンドンの中心部であるシティ・オブ・ウェストミンスターとは東側で隣接しており、西側ではハマースミス・アンド・フラム区、北側ではブレント区、テムズ川を挟み南側ではワンズワース区と境界を接する。通称アルバートポリスにはヴィクトリア&アルバート博物館などの大型博物館の他、劇場や大学等があるほか、ナイツブリッジにはハロッズやハーヴェイ・ニコルズなどのデパートが旗艦店を構え、ナイツブリッジとベルグレイヴィア、ケンジントン・ガーデンズの各地区周辺には多くの大使館が立ち並んでいる。ノッティング・ヒル地区で開催されるノッティング・ヒル・カーニバルは欧州最大のカーニバルである。
中心部はロンドンの高級住宅地としても知られる。一方で、イングランドで最も貧しい10%にあたる地域と最も豊かな10%にあたる地域が混在しており、貧富の差が非常に大きい地区でもある[2]。
区の自治主体はケンジントン・アンド・チェルシー・ロンドン自治区議会で、区のモットーはラテン語でQuam Bonum in Unum Habitareであり、大まかに訳すと「仲良く暮らすことは良いことだ」である。
また、サウス・ケンジントンには在英フランス人のコミュニティがあり、界隈は「リトル・パリ」 (Little Paris) と呼ばれている[3]。フランス政府認可の幼〜高のリセも置かれている。フランス政府の統計によると1991年以来増加基調にあり[4]、2006年には8716人余りに跳ね上がった。ちなみに、ケンジントンから東側にあるナイツブリッジには在英フランス大使館がある立地になる。
1965年に1963年ロンドン政府法の規定に基づき、旧ケンジントン区と旧チェルシー区が合併して誕生した。ケンジントン区は、現存する4つの王室特別区の中の一つになり[5]、王室特別区の地位は新しい区により引き継がれた。新しい区は当初はただ「ケンジントン」と呼ばれていたが、地元の支持により「チェルシー」も含められるようになった[6]。
区内にはロンドン地下鉄の全12路線のうち計6路線が通っており、地下鉄駅が12駅ある:
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2011年の国勢調査によると、区の人口は158,649人で、そのうち71%が白人、10%がアジア系人、5%が多様な民族グループ、3.4%がアフリカ系黒人、2%がカリブ系黒人だった。上述のようにフランス人の人口が多いことから、ケンジントン・アンド・チェルシー区はパリの21区という、非公認の称号を長い間保持している[7]。
2004年10月時点で英国国家統計局より発表された統計によると、女性の平均寿命は2001年から2003年の間で84.8歳で、イギリス全国で最も高かった。男性の同時期の平均寿命は79.8歳で、イギリス全国で3番目に高かった。1991年から1993年の時期には、男性が73.0歳(全国順位にして301位)、女性が80.0歳(全国順位129位)と、著しく低かった。
2006年12月、スポーツ・イングランドはケンジントン・アンド・チェルシー区の住民がスポーツと他のフィットネス活動において、イングランドで4番目に活発だという調査を発表した。この調査によれば、区人口の27.9%が少なくとも週に3回は30分の運動をしている。
ケンジントン&チェルシー区には以下のキリスト教会がある:
ベルグレイヴィアからナイツブリッジを中心にケンジントン界隈にかけて、ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス、カルティエ、グッチなど世界的ハイブランドが集中している。
イギリスで最も古いタブロイド紙デイリー・メールグループ (Daily Mail and General Trust) が、ケンジントン デリー・ストリート (2 Derry Street) のNorthcliffe House内にある。元々は100年来、シティの国内新聞の代名詞"フリート・ストリート (Fleet Street)"界隈にあったが、1988年現在地に移転。
Daily Mail and General Trustの中間持株会社・DMG Mediaの子会社各紙各媒体には、i、inews.co.uk、デイリー・メール (Daily Mail)、Mail on Sunday、Evening Standard、フリーペーパーのメトロ (Metro)、Metro.co.uk などがあり、また子会社ではない独立系のインデペンデント (The Independent) も含め、それぞれ同Northcliffe Houseに入居している。
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